5月29日
母方の実家は今後田んぼをJAに任せるとのことで、外孫の私はこれからはじめて米を買う生活に入ることになった。だれも継がなかった。
その最後の米とともに、父の長兄(90歳ヴァイオリニスト)の自叙伝が送られてきた。噂には聞いていたが父方かなりのファミリーヒストリー。父が大阪も、本家の姓も半分捨てた理由もわかる気がした。
私たちの親世代は、意図的に、どんなことも「継がせない」ように気を遣ってきたのではないかと思う。でもね、やっぱり何も知らないままって困るんです。最後らへんの孫である私だって40を過ぎたのだから。私だってそろそろ人生まとめに入らなきゃとわりと本気で思っている。