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裁量トレードを自動化するMT4向け裁量補助EA「AutoScalper」
AutoScalperの特徴
「AutoScalper」は、裁量トレードを自動化するMetaTrader 4(MT4)向けの裁量補助EAです。「AutoScalper」を使用することで、運用者が裁量でエントリーしたポジションを自動的に管理するだけでなく、一定のルールに基づいて自動的にエントリーすることもできます。
基本的には、上げ局面か下げ局面かの判断は運用者が行い、上げ局面のときは買いで自動運用(TradeType 1、Auto true)、下げ局面のときは買いで自動運用(TradeType 2、Auto true)、という使い方になります。
しかし、相場は一方的に上がったり下がったりするわけではありません。上げが止まったり下げが止まったら、「調整」で一時的に反転する可能性が高いので、一旦決済(利確または損切り)して運用を停止、調整が終わるのを待ちます。「調整」が終わったら運用を再開します。
デフォルトでは、近年の日米金利差によるドル高円安傾向を踏まえて、ドル円(USDJPY)ロングでの運用を前提にした設定になっています。
ただし、日銀とFRBの金融政策の違いから、ドル円は基本的に上昇傾向にありますが、上げる一方ではなくときには大きく下げたりもします。 相場状況に応じて設定を変更したり、運用停止などをご自身で判断してご使用ください。
ドル円が上がるタイミングと下がるタイミング
ドル円が上がるタイミングとして広く知られているのは、日本時間9:55の仲値に向けての上げです。 また、仲値後は下がる傾向がありますが、他の材料によっては、仲値前に下がったり、仲値後に上がったりもします。
仲値前後の時間帯以外にも、欧州タイム序盤、NYタイム開始前、米指標発表前後にも大きく値が動きます。
インストール方法
MetaTrader 4(MT4)にエキスパートアドバイザ(以下EA)をインストールするには、まず、MT4のメニュー「ファイル」から「データフォルダを開く」をクリックし、開いたフォルダの配下にある「MQL4」-「Experts」にファイル「AutoScalper.ex4」をコピーします。
MT4の「ナビゲーター」ウィンドウのエキスパートアドバイザを選択し、右クリックで表示されるメニューで「更新」を選択すると、エキスパートアドバイザにコピーしたEAが表示されます。
次に、EAを適用させたいチャートを開き、「ナビゲーター」ウィンドウにあるEAをチャートにドラッグ&ドロップすると、EA設定の画面がポップアップ表示されますので、設定を行いOKボタンをクリックします。
パラメーター説明
TradeType
トレード種別を指定します。0(デフォルト)の場合はロング(買い)もショート(売り)どちらも行われます。1の場合はロング(買い)のみ、2の場合はショート(売り)のみとなります。
Auto
falseの場合は自動エントリーは行いません、すでにポジションが存在するときにのみ追加エントリーします。trueの場合は一つ目のポジションも追加のポジションもすべて自動的にエントリーします。
Lots
ポジションのロット数を指定します。
EntryStep
ポジションを追加する値幅の基準値をポイントで指定します。
Ratio
マーチン倍率を指定します。デフォルトは1.0。
TakeProfit
決済指値(T/P)の値幅をポイント数で指定します。0の場合や既にポジションの決済指値(T/P)が0以外の場合はポジションへの反映は行われません。
StopLoss
決済逆指値(S/L)の値幅をポイント数で指定します。0の場合や既にポジションの決済逆指値(S/L)が0以外の場合はポジションへの反映は行われません。
Slippage
新規ポジションを注文する際に注文価格と約定価格の差(スリッページ)をどの程度許容するかを設定します。許容範囲を超えた場合、注文は約定されません。
Spreads
新規ポジションを注文する際に売り価格(BID)と買い価格(ASK)の差(スプレッド)をどの程度許容するかを設定します。許容範囲を超えた場合、注文は行われません。
Depth
保有するポジションの最大数を指定します。
ServerTime
エントリーの開始時間、終了時間にシステムタイムを使用するか、サーバータイムを使用するかを指定します。 false(デフォルト)の場合はシステムタイム、trueの場合はサーバータイムを使用します。
StartHour
エントリー開始時間の時間(Hour)を整数値で指定します。
StartMinute
エントリー開始時間の分(Minute)を整数値で指定します。
EndHour
エントリー終了時間の時間(Hour)を整数値で指定します。
EndMinute
エントリー終了時間の分(Minute)を整数値で指定します。
Pending
注文を成行注文、指値注文、逆指値注文で出すかを指定します。0の場合は成行注文、1(デフォルト)の場合は指値注文、2の場合は逆指値注文になります。
EntryOffset
指値注文、逆指値注文する際の値幅(現在値からのオフセット)を指定します。
Interval
追加ポジションを建てる間隔を分単位で指定します。120と設定した場合、120分経過するまで追加ポジションは建てられません。
Allways
自動エントリー(Auto true)の場合、常にエントリーするかどうかを指定します。true(デフォルト)の場合は常にエントリーします。falseの場合はボリンジャーバンドのエントリー条件に合致した場合にエントリーします。
TrendFollow
一つ目のポジションを順張りで建てるか逆張りで建てるかを指定します。trueの場合は順張り、falseの場合は逆張りで建てます。二つ目以降のポジションは常に逆張りで建てます。
Bands Time Frames
ボリンジャーバンドの時間足(タイムフレーム)を指定します。
Bands Period
ボリンジャーバンドの期間(時間足の本数)を設定します。
Bands Deviations
ボリンジャーバンドの偏差を設定します。
TrailPoint
トレールの値幅をポイント数で指定します。レートが建値から指定ポイント数×2を超えた場合に、決済逆指値が建値+(n-1)×指定ポイント数に変更されます。 TrailPointの値を小さくすると、相場展開によってはすぐに決済逆指値に達してしまいますので、相場のボラティリティが大きい状況では大きめの値を設定します。
TrailStart
トレールを開始する位置を整数値で指定します。0(デフォルト)の場合、位置指定でのトレール開始は行われません。1以上の値を指定した場合、ロングポジションでは建値+(TrailStart×TrailPoint)を超えた場合に、ショートポジションでは建値-(TrailStart×TrailPoint)を下回った場合にトレールが開始されます。
OneTime
トレール機能による決済逆指値(S/L)の移動を1回に制限するかどうかを指定します。trueを指定すると決済逆指値(S/L)の移動は1回だけになります。
CutTime
指定時間経過後に決済を行うかどうかを1時間単位で設定します。経過時間の開始点は保有するポジションの中で最も早く建てられたポジションのオープン時刻です。 0の場合は決済は行いません。決済を行う場合には1以上の整数値を設定します。
Profit
CutTimeを指定して決済を行う場合に判定条件となる損益額を設定します。保有するポジションの合計損益がこの値より低い場合は決済は行われません。
LossCut
マイナスの値(金額)を指定した場合、その金額に達したらロングまたショートの全ポジション決済(損切り)します。
BarEntry
エントリーを時間足(Bar)毎に制限するかどうかを設定します。
BarsTimeFrame
エントリーを時間足(Bar)毎に制限する場合に使用する時間足のタイムフレームを設定します。
Compound
複利機能を使用するかどうかを指定します。trueの場合は複利機能によって算出されたロット数が使用されます。falseの場合はLotsで指定した値がそのまま使用されます。
Leverage
複利機能でロットを算出する際に使用するレバレッジを指定します。
MaxLot
複利機能のロットの最大値を指定します。
DisplayButton
ボタンを表示するかどうかを指定します。trueの場合は表示、false(デフォルト)の場合は非表示になります。
Notify
ポジションのオープンとクローズの際に通知するか指定します。0の場合は通知されません。1の場合(デフォルト)はアラート画面が表示されます。2の場合はEメールが送信されます。
MagicNumber
マジックナンバーです。デフォルトでは0になっています。
Comments
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利用上の注意
このEAは必ずしも利益を保証するものではありません。損失が発生する可能性もあります。このEAを利用して損失が発生したとしても責任は一切負いません。利用する場合は自己責任でお願いします。
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