日本では間もなく参議院選挙が開催されます。
6年前の2016年に開催された選挙で当選された方が
任期を終えて、当選を目指すことにあります。
れいわ新選組・山本太郎代表は
5月に衆議院を辞職し、東京選挙区にて議席獲得を目指します。
参議院では
・都道府県別の選挙区(但し徳島&高知、鳥取&島根は"合区"として2県で1選挙区)
・全国単位での比例代表
の2つの制度を組み合わせた方式であることはご存じかとは思いますが(詳細はここでは省略します)
今回は、全国の比例代表についてです。
れいわの戦略
れいわ新選組は、
9名の候補者を擁立しての戦いです。
このうち1名は特定枠です。
特定枠の候補者は選挙活動はできません。
もともとは徳島&高知、鳥取&島根が"合区"となったことによる
「補充」的な意味で自民党が作り上げたもの(2エリアなので特定枠に指定できるのも最大2名)ですが、
その枠をれいわは活用して、
前回の参議院選挙では舩後靖彦・木村英子の両議員を誕生させました。
今回の参議院では、れいわは1名活用することが発表されています。
他の8名は非拘束名簿式になります。
特定枠の候補者は単独1位での当選となり、
また2位以下は個人票の優劣で当落が決まります。
従って、ある意味「個人戦」という位置づけも持ちます。
より上位に入る事で当選を狙うことになります。
過去の2回の選挙(2019参議院選挙、2021衆議院選挙)での獲得総票数を踏まえると、
今回も2議席以上を見込めます。
候補者
各人数は、2022/6/18 午前4時~24時頃の情報です
発表された順番に紹介します
1人目:つじ恵[2022年4月7日]
前回の衆議院選挙からの継続メンバーです
前回の衆議院選挙では、
兵庫8区&比例近畿ブロックから重複立候補し、
24,880票でした(得票率:14.58%、惜敗率:24.80%)。
2人目:大島九州男[2022年4月8日]
前回の衆議院選挙からの継続メンバーです
前回の衆議院選挙では、
福岡8区&比例九州ブロックから重複立候補し、
32,964票でした(得票率:18.73%、惜敗率:31.42%)。
3人目:キムテヨン[2022年4月12日]
今回の参議院選挙からの初登場メンバーです
4人目:高井たかし[2022年4月14日]
前回の衆議院選挙からの継続メンバーです
前回の衆議院選挙では、
滋賀3区&比例近畿ブロックから重複立候補し、
11,227票でした(得票率:7.24%、惜敗率:13.71%)。
供託金没収点(得票率10%)には届きませんでしたが、
近畿比例ブロックの得票底上げに繋がり、
大石あきこ衆院議員の誕生に貢献しました。
現在は議員の立場ではありませんが、幹事長を務めています。
ちなみにこの翌日、山本太郎代表は衆議院議員を辞職します。
5人目:長谷川ういこ[2022年4月30日]
今回の参議院選挙からの初登場メンバーです
山本太郎代表とは10年以上の関係性です
永田町の議員会館ではなく、
GW中に横浜で行われた街宣にて、予定候補者として発表されました。
「山本太郎代表が神奈川で出るの?」と駆けつけたマスメディアは肩透かしを食らいました。
記者には「選挙区の発表は5月中旬に発表する」と回答し、結果的にはその通り(5/20に表明)となりました。
また結果的に神奈川でのれいわ新選組の候補者擁立は見送りとなりました。
6人目:よだかれん[2022年5月20日]
今回の参議院選挙からの初登場メンバーですが、
昨年の衆議院選挙前の総決起集会にはMCとして登壇するなど、
れいわと関係は深い人物でした。
当初(4/11時点)は東京選挙区で立候補予定とされていましたが、
山本太郎代表が東京選挙区での立候補となったため、
入れ替わる形で、よださんは全国比例での立候補予定となりました。
新宿区議でしたが、当日付で辞職しました。
7人目:水道橋博士[2022年5月26日]
11日前(5/15)、川崎市の溝の口駅にて行われた街宣にて
「ジャーナリスト」という立場で質問を投げかけたところ、
「議員になってみませんか」という山本太郎からの直接のオファーが。
その後約2週間足らずで、正式に立候補予定者となった。
Twitterのフォロワー数では、山本太郎代表(約46.5万)を上回り、れいわ関係者のトップです。
6/20現在、土日の街宣は山本代表と帯同しています。
8人目:はすいけ透[2022年6月10日]
前回の参議院選挙、2019年からの古参メンバーです
北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫(2002年帰国)氏は実弟です
9人目(特定枠):天畠大輔[2022年6月17日]
今回の参議院選挙からの初登場メンバーです
公示日の5日前という直前の候補者発表となりましたが、
山本太郎代表は「前回の参議院選挙終了後から天畠氏に立候補のオファーを行っていた」と会見で述べています
特定枠は、参議院選挙独自の概念です。
「合区によって溢れる2名の候補者への救済措置」を主目的とした自民党の戦略を逆手にとって、
前回の参議院選挙でも舩後靖彦・木村英子の両議員が行使したものです。
前回は2枠使用して、今回は1枠のみ使用することになりそうです。
天畠氏は優先的に当選することが出来ます。
一方で選挙活動をすることはできません。