![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100901864/rectangle_large_type_2_2d31f7674961ed713aa9e6ec258827ec.jpeg?width=1200)
全くウケなかったお笑いタレントに学ぶ、スピーチで大事なこと。
ステージに立ったら何をやるべきか。聴衆との対話…?
先日、仕事で企業イベントの記録撮影をしてきました。
グローバル展開する大企業です。
参加者は世界中から集まってきます。
当然、会話は全て英語。社長あいさつも、司会者も、講演もコーヒーブレイク中の会話もみんな英語。
こういう現場に入るとやっぱり英語できなきゃダメだな…。
何ても思いますが、今回は英語が出来なくてもある気付きがあったんです。
それが、スピーチで大事なこと
このイベントのあるタイミングで、余興の時間がありました。
そこに登場したのは某お笑いタレント。もちろん英語はペラペラです。
余興が終わった後の参加者は、
ようやく終わったか...。
ほっっっっんとに、驚くほどウケなかった…。
私は心の中で叫びまくってました。
ウォーイ!!マジか!!
誰でもいいから笑ってくれー!!
スマホいじらないでくれー!!
寝ないでくれー!!
私の仕事はステージの上の様子とみんなが笑ってる様子を撮ること...。
愕然…。
内心、お笑いのプロ相手にマジでツッコミ入れたくなりました...。
大丈夫!?
今日は調子悪いの!?
もっと頑張って!!
(途中から応援に…)
そんな心の声援を送る中で、私は体感していたのです。
出だしのつかみが大事。
って事を。
参加者は世界中から集まっています。みんながみんな日本について詳しいはずはありません。だから、ステージにいる人物を見ても
あなた誰?
なんですよね。
さらにそのネタ一体何!!?っていうのを、いきなりやっちゃうもんだから、会場内にヒューヒュー風が吹きつけます。
謎の人が謎の話をしている…。
スピーチは「つかみ」が大事とよく言いますが、それはお笑いも同じでしょう。この方は完全に「つかみ」に失敗していることが見て取れました。英語が理解出来なくても、雰囲気で十分理解できました。
聴衆の心を全く掴んでない…。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
劇的逆転サヨナラ勝ち…にもならなかった…。
掴み損なった聴衆の心は、最後まで掴みきれずにタイムオーバー。
私は仕事柄、結婚式の挨拶、友人等のスピーチを頻繁に聞いています。
話の旨い人はこの「つかみ」がめちゃくちゃ上手なんですね。
出だしでみんなの心を鷲掴み。
合間にも「つかみ」を入れて心を離さない。
参加者が理解できるストーリー。
わかりやすい言葉。
テンポがいい。
改めて思い返してみたら、そんな共通項が見えてきました。
鼻息荒らして笑いを取りに行こうとする人ほど一方的で、内輪ネタで終わってしまいます。そんなスピーチも沢山見てきました。
世界中から人々が集まる企業イベントも、結婚式と似たようなものでしょう。どちらも様々な方が参加します。
そう考えれば、
誰もが理解できる話をする。
のも重要なこと。
結婚式で友人がスピーチをする場合、置いてけぼりを食うのは大抵親戚の人たちです。今回の世界中から集まった人々も同様に考えてみたら、日本をほぼ知らないであろう人たちでした。
一部の人しか理解できない話をしても、会場全体がドッカーンとなるような状態は中々作れない…。これは想像に難くありません。
出だしのつかみ。
誰もが理解できる話。
私の心の声は「笑顔どこ~」からいつのまにか「なるほど〜」という学びの声へと変わっているのでした。
実際、人前でスピーチするなんてこと、まずないと思いますけど…。
そんな気付きにつながったので、お笑いタレントさんに感謝です。
覚えておいて損はないかな。笑。
***
Top画像:ストックフォト
いいなと思ったら応援しよう!
![まと。《まとまる》](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81119527/profile_f3e2687fce2d62b91ac9525e51a6c341.jpg?width=600&crop=1:1,smart)