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自然の驚異、雷。その写真を撮ったのでコツと一緒に紹介します。

この記事はハウツーというよりエッセイや日記に近いものです。
撮るコツは実際書いていますが、細かくは書いていません。ご理解いただいた上でお読みください。

辺り一帯が突然暗闇に覆われ、やばいやばいと思っていたら、ドシャ―っと雨が降って来て…。


そんな時に限っていつも持ち歩いている折り畳み傘がないものだから、近くにある軒先で雨宿り。


しかし、約束の時間が迫ってる…。


ほんと焦ります。ゲリラ豪雨。傘を持っていたとしても足がずぶぬれは確実。それならいっそのこと…。


走れ~!!


ってな具合で焦って走って、ずぶぬれ…。分かっていても、泣。
タオルを借りてフキフキ…。泣。


ほんと困っちゃうゲリラ豪雨ですが、私、実はそんなに嫌いではありません。


何を隠そう、雷写真が好きだから…。
ゲリラ豪雨に雷はつきものですよね。


先日出会えた雷。

雷の動きってほんと一瞬。まさに閃光。

ほかにもいくつか。

犬?
横顔?
よ、こ、が、、、お?

自然の驚異ではありますが、私はこの自然現象に魅了されてしまいました。


そんな雷写真、難しそうに思われますが以外にも撮ること自体は簡単です。問題なのは道具構図


使うもの

一眼カメラ
三脚
レリーズ(カメラによっては必要ない)
NDフィルター(夜は要らない)

レリーズとは
カメラ本体から離れてシャッターを切れる道具。有線と無線がある。出来れば有線が望ましい。

NDフィルターとは
レンズに入る光を減らすフィルター。付けると暗くなる。

撮るコツ

  1. 三脚にカメラをセット

  2. シャッタースピードをスローシャッターにする
    (時間はその時々により調整。今回は1秒で撮影)

  3. シャッタースピードに合わせて絞りを決める
    (明るすぎる場合はNDフィルターも使う)

  4. 雷が現れる方向にカメラを向けてとにかくシャッターを切りまくる

シャッタースピードとは
カメラ内部にあるシャッターの開いている時間。早くしたり遅くしたりすることで光を取り込む量を調整できる。ブレの調整にも使う。

絞りとは
レンズ内部にある絞り羽根の閉じる大きさのこと。この羽根が閉じたり開いたりすることで光を取り込む量を調整できる。ボケ感の調整にも使う。

スローシャッターですから手持ちではほぼ撮れません。手振れします。そのために三脚とレリーズが必要です。


「ぬおー、自分は三脚などいらーん!!微動だにせず撮れるんだ!!」
と言っても、写真を拡大すると手振れしています。諦めて三脚を使ってください。


なお、カメラの機能によっては一定間隔でシャッターを切ってくれるものがあり、その場合レリーズは必要ありません。基本ほったらかしです。時々カメラを向ける方向をチェックするのみ。


人間ほっとかれたら悲しくもなりますが、カメラはほっといても悲しむことはありません。暖かく見守りましょう。


スマホでは撮れないの?


上記の道具とコツで同じことが出来ればスマホでも撮れます。それが出来ればいいのですが、iPhoneなんかでは煩わしすぎて、撮る前にやる気が失せます。笑。

それと、スマホでは空の面積が大きくなりすぎるので、ある程度ズームした上で撮る必要はあります。


構図について

雷を入れようと引きで撮ると雷が小さくなり、逆に雷を大きく撮ろうと寄って撮るとフレームに入りにくくなります。
(この塩梅が難しい…。)


そのため、雷の出る範囲を予測し、ある程度寄ったうえでシャッターを切ることになりますが、もしもフレーム一杯に写せたらこれはもう幸運としか言いようがありません。
(そこで運使って良い!?別の意味で落としてない!?)


予測も必要ですが、後処理も考えておくと撮りやすさは上がります。私が撮った写真もやや引き目で撮った後、必要な所をトリミングしました。

今回の写真は日中に撮ったため、雷の線が細く光も弱くなってしまいました。これが夕方以降だと迫力が違ってきます。
(迫力の違いは雷そのものではなくカメラ設定の影響。)


こんな感じ。

2008年に撮影
光だけの雷、雲放電
降臨?
雲の中でピカピカと
毛細血管…、と言いたくなる…

以上、雷写真を撮ったのでコツと一緒に紹介してみました。


出会ったら確実に写し取りたいのに、出会うのは外ばかり。たまには夜の室内であっても良いじゃないか…。

そんな願望を持ちつつ
皆さんも出会いがありましたら、安全第一で。


***
Top画像:まと。
本文画像:まと。


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まと。《まとまる》
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