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写真の話。白飛びとその理由(後編)

写真で白がのぺっとしてしまう質問に対して、その解決策を前編で書かせていただきました。

解決策はわかりましたが、では、なぜこういった白飛びが起きてしまうのでしょうか。今回はその理由を書いていきたいと思います。


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今回もツッコミの人、つ。つまるさんに入っていただきます。つ。さんは文章印象崩すために生まれた人です。

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(つ。:今回は数字やめてや)
(ま。:え!…。)
(つ。:スウジ キライ)



カメラには適正露出と言って、明るすぎず暗すぎずちょうどいい明るさを決めるメータのようなものが存在します。

露出補正のメーター


上記写真の-3~+3がそれです。

この中心にある矢印は0を意味しますが、この0は何を持って0とするのかご存知ですか?

(つ。:スウジー ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル )



答えは18%グレーです。
これは白と黒のちょうど中間となるミドルグレーなんですね。

(つ。:スウジー アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワワワ )



え!50%が半分じゃないの?と疑問に思うかもしれませんが、そうではありません。

明度について分かりやすいものはないか探していたら、すごく分かりやすい解説をされていた方がいらっしゃったので、勝手ながらリンク貼らせていただきました。YoshiColorさんありがとうございます。


例え話にあった白髪もそうだよなと納得しました。18%白髪が増えたらあっという間に明るく見えちゃうんですね。

(つ。:ワ、タ、シ、ノ、カ、ミ、ノ、ケ、、モ、、マ、シ、ロ、ニ、ナ、リ、マ…マ…マママ.…)
(ま。:うわぁぁぁ、つ。さぁっぁぁぁん!!)


話を戻します。


絞り優先モードやシャッター優先モード、プログラムオートなどで、露出補正を0の位置にすると、カメラは18%グレーの明るさとなるよう自動で調整を行います。


では、この状態で白いものを写すとどうなるでしょうか?


こうなります。

露出補正:0

暗くなるんですね。


こうなった理由はわかりますか?

(つ。:わかるかぁぁぁぁ!)
(ま。:よかった!帰ってきた!!)


写っているものが18%グレーだと認識するよう設定されているわけですから、白いものは暗く写そうとしてしまいます。

(つ。: アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ )


これを防ぐためには露出をプラス補正する必要があります。

露出補正:+2


では黒いものを写したら?


露出補正:0

この写真だと明るさがちょうどよくも見えますが、実物より明るく写っています。


ファインダーに映るものを18%グレーだと認識させるわけですから、黒いものは明るく写そうとするんですね。


それでは、この黒が多い中に白が入っていたらどうなるでしょうか?


こうなります。

露出補正:0

ブロックが白く飛んでいます。
そう、これが白飛びを起こす原因の一つとなるんです。

(つ。:明るくなったり暗くなったりって、浮き沈み激しいな!)



つまり、白飛びが起こる原因は、黒が多めの中に白っぽいものが含まれていたり、露出補正がプラス補正されすぎている、といったことが挙げられます。

露出補正:+3


カメラはファインダーの中に
明るめの色が多く写れば暗く写そうとし、
暗めの色が多く写れば明るく写そうとする

これを覚えておくとよいでしょう。

(つ。:ス ウ ジ ハ キ ラ イ を 覚えておきな!)
(ま。:え!?そうなんですか?)
(つ。:おぉぉぉぉい!!)


ということで、白飛びが起こる原因はこの露出補正の基準値にあったわけです。


スマホでは白飛びを防ぐよう画像補正や合成処理などで、白飛び抑制の内部処理が施されます。今ではスマホの方がカメラよりも失敗しにくい写真が撮れるようになってきているので、スマホも侮れなくなってきました。


(つ。:ま。お前の言動が侮れんわ)


そのうち、iPhoneで撮影の仕事も完結。なんて時代がやってくるかもしれません。

(つ。:ま。お前が終われや)
(ま。: アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ )


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Top画像:まと。
本文画像:まと。


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