アンサー記事と試み記事を両方兼ねてみました。
先日こんな記事を書きました。
量を撮ることで上達につながったよ。そんな話を1000文字程度で書いた話です。
この記事に対して、嬉しいことに
やってみた記事を書いてくださった、いっき82さん。
こういった反応をいただけると書いてよかったな〜と心底感じることができます。本気で嬉しいです。ありがとうございます。
この記事内でも語られていますがいっき82さんは、写真を撮らないことで記憶を留めるということをされていらっしゃった方で、そんな方がこう言った記事を書いてくださったことに感銘を受けるばかりです。
何より、実際にやってみようと思うこと、それを実際に行動に移したこと。それが素晴らしいなと。
やりたいとは思っても思うだけでは行動に移したとは言えませんからね。行動できる人、かっこいいです。
そこにグッときてしまいました。
そしてその思いをこう語ってくださっています。
さらに記事を読み進め、より感銘を受けたのはこのセリフでした。
ものすごい嬉しい言葉ですね。
さらに、この言葉からインスピレーションをいただきました。
僕が写真を仕事にしたいと夢見るようになったのは、物作りにおいて完成の実感を味わいたいという思いからでした。
元々IT企業の派遣社員として日々プログラムを組む毎日を送っていたのですが、アプリを使っているとバージョンアップってありますよね。ソフト開発の世界では常にバグと改修の連続なんです。バージョンアップしても次の日からは新バージョンとバグ対応に追われます。
全てのソフト開発がそのような物作りであるとは明言できないんですけども、僕が担っていたアプリケーションは病院の受付システムだったので病院ごとにカスタマイズを行う必要がありました。
常に開発と改修が同時多発的にグルグル回っている状況に、完成に対する味わいを感じられなくなっていたんですね。
そこで出会ったのが写真でした。枯渇していた僕の気持ちに潤いを与えてくれます。これは一回一回の仕事が完成される仕事だと。
写真と気づいてからの行動は瞬く間だったように思います。行動に移せたのは、父が写真好きで子供の頃から撮る姿を見ていたことも影響しているかもしれません。
その日のうちに家電量販店にカメラを買いに行き、その日から沢山写真を撮り始めました。オススメされたカメラがプロ向けではなかったために数年後に余計な出費につながってしまったことが、よく考えずに行動してしまった表れでもありますね。
それぐらいすぐにでもカメラが欲しかったんです。
そのカメラで撮った現存する最も古い写真。(初めて撮った写真、削除しなければよかったなー。)
こんなふざけた写真撮っていました。そう言えば、バイクの免許とってツーリングなんてしてたっけ。(写真に写っているバイクは他の団体さん)
あまりにも写真のことに無知すぎるが故に、仕事しながらスクールに通って写真の勉強もしました。それでも飽き足らず、ますます写真熱が上がっていき、ついには脱サラするかを真剣に悩むようになっていきます。
周りの同僚や、会社の先輩、クライアント先の懇意にしてくださった方にまで相談して、背中を押してもらいます。
そうとは言っても、小さい時にはゲームを作りたいと夢見て、パソコンが触れる高校に入り、大学では情報を学び、社会に出てプログラマーやSEとなったのに、その経験を全部捨てて新境地に向かうというのはやはり大いに悩みました。
それでも、一歩を踏み出したのは、なりたい自分像がとても強かったこと、写真という世界に大きな魅力を感じていたこと、それが理由です。
その後、写真業界へ転職。しかし、この世界もそんなに甘いものではないことを痛感させられます。
その原因は自分自身にあった甘さが招いたもので、そのことを強烈に突きつけられた僕は、精神的に参ってしまい、数ヶ月の休養を取ることになりました。
下積み時代だった頃の話です。
その当時働いていた会社の社長からは
「お前はフォトグラファーに向いていない」
そんな言葉を言われましたが、結果的にその言葉が僕をフリーランスの道へ進めてくれた言葉になりました。
勤めていたアシスタント時代、さらにフリーのアシスタント時代と、その間約4年間、それを乗り越えて、初めて企業さんから依頼を受けて撮った写真を見たときは
「ようやくここまで来れたなぁ」
とそう思える瞬間になりました。
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Top画像:まと。
本文画像:まと。
今回の記事は4月29日発表の企画、ルーレット・ディーラー(タイトル仮)での公開前テスト記事も兼ねて書いてみました。
前々よりいっき82さんが書いていただいた記事にはアンサー記事を書きたいなと思っていたので、少し形は違いますが、こんな形で書けたことを嬉しく思います。
企画内容は記事の紹介内容から特定の言葉をピックアップしてその言葉から記事を書くという内容です。
もう少し、改修加えて発表までに完成に持っていきたいと思います。