ブラブラ執筆「まっすぐ散歩。銀座の街を歩く。」
都内でも有数のショッピング街である銀座。
銀座のメインストリートである中央通りは土日祝日の午後から夕方まで歩行者天国となります。
非常事態宣言が解除され再び歩行者天国が戻ってきました。
近くで仕事だったので、終わった後にこの中央通りを南から北へ向かって、ただただまっすぐ散歩をしてみました。
道中、様々な人々や物を目にします。
子供は白線大好きですね。
やっぱり白線の上を歩きたくなる。
僕も白線の上を歩きます。
気になった建物、ニコラス・G・ハイエックセンター
銀座は建物外観やショウーウィンドウを見るだけでも楽しめる街です。他にも気になる建物は沢山ありますが、壁の植物や建物の線形美が印象に残って思わずiPhoneでパシャリ。
調べてみたら、デザインしたのは坂茂建築設計で『第19回JSCA賞』作品賞を受賞している建物だったんですね。
坂茂さんは建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞、フランス芸術文化勲章コマンドゥールも受章、他様々な賞でも輝かしい結果を残している、世界でも名の通った建築家です。
銀座はこういった優れたデザインの建物がひしめき合っています。
商業施設GINZA SIX(写真左の建物)
太陽のハイライトが建物を照らします。空のグラデーションがいいなと、建物をシルエットにしてパシャリ。
建物が並ぶ景色は都会であれば至る所でみられますが、銀座のメイン通りは他の街と違った感覚を覚えます。
その違いを今はまだうまく言語化できていませんが、おそらく先ほど語った優れたデザインの集まりという意識がそう思わせているのだと思います。
交差点の上空
この交差点で中判フィルムカメラに出会いました。
フィルムって、35mmフィルム、中判、4x5、8x10とサイズがいくつか分かれているんですね。
8x10まで行くとA4サイズくらいあるフィルムになります。めちゃデカい。カメラも巨大になります。三脚必須。
店頭で見かけるのは35mmフィルムと中判フィルムになっちゃいましたね。中判フィルムは1本のフィルムで10数枚しか撮れません。
フィルムの需要が減ったために値段も随分と上がってしまい、ここ最近はほとんど撮っている人を見かけなくなっていました。
中判カメラの種類の中にファインダーを上から覗くタイプがあります。この時見かけた人たちも上から覗くタイプのカメラを使っていました。
これファインダーに映る絵が上下左右逆転して映るので、構図を合わせるのが慣れないとほんと訳わからなくなります。笑
iPhoneを使っている僕は当然、上下左右を合わせるのに苦労することはありません。
でも、あの上から覗く感じが良いんだよな~と感覚的に知っている僕は、せめて撮るのに苦しい態勢になる真上にカメラを向けてみるのでした。
なんだかこうやって切り取ってみると海外みたいな場所。
ラジコンで遊んでいる子供もいました。
中央通りを南から北まで歩くこと約900m。時間にして訳30分程度でしたが、様々なものを見てきた中で、僕は「雑踏」という言葉が頭の中に浮かんできました。
歩行者天国が戻ってきた銀座は言葉通り「雑踏」と化したのですが、人々が混雑するという以外に、
家族連れで遊びにきている人たち、ショッピングを楽しむ人たち、ランニングしている人、ペットと共に闊歩する人たち、でっかいトランクから踏み台を2台出し始めた人、モデルらしき人と写真を撮っている2人組み、白の衣装でコーデした数人のグループ、団体観光客、入場制限のためか行列で入店を待っている人たち、この風景を写真に収めている人たち、そして散歩する人。
そんな、それぞれの時間がひしめき合っている感覚を覚えます。
優れたデザインで囲まれる街、それぞれの時間がひしめき合う空間、今回はメインストリートだけでしたが、裏路地にも気になるが詰まっている場所。
そんな街の中をただただ真っ直ぐ歩いていった中で出会った数々のもの。
僕の頭の中もそれこそ、そんなものたちで雑踏と化していたことに気がつき、もうちょっと詰め込まずに緩めに歩くのが、散歩の魅力だなと改めて気がつくのでした。
そういえば、ネクタイがキュッと締まったままだった。
ついさっきまで、仕事で撮影していたのですが、散歩が終わってもネクタイが締まったままでしたので
スルッと緩めて、僕は地下鉄の駅へと向かうのでした。
あぁ、散歩楽しかった。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
他にも書き方改善を進めながら、こんな記事を書いたりしています。
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