MATOI'sCAFE〜興味のない話をされた時どうしている?〜
MATOI'sCAFEとは、2023年3月からはじめた無料のオンラインルームです。
毎月1回、zoomでひとつのテーマについて、現在はインタビュー形式でお一人おひとりのお話をうかがいながら行っている少人数制の座談会です。
会によりますが、内容を一部抜粋しご紹介致しております。
7月のテーマは
『興味のない話をされた時どうしている?』
でした。
コミュニケーションあるあるの代表的なお悩みではないでしょうか。
皆さまが気をつけていること、対処法などなどお伺いしました。
内容の一部を抜粋してご紹介します。
*ー の後は主催者からのコメントです
Mさんの場合
興味のない話をされた時の対処法、私は二つありまして、まずは
「その人に関心を持てる質問をいかにできるか」です。
相手のおもしろさを引き出すには自分の質問力次第で、質問の内容によって相手を知ることができるというのがひとつです。
もうひとつは、単調に話をされる人の場合ですね。
話が興味のないことに加えて単調だと、聞いていてもおもしろくないと思うのですが、自分が相手の話のどのタイミングでツッコミを入れるかというのがポイントになると思います。まあ、自分にとっても修行というか(笑)。
ツッコミを入れると相手にも刺激となり、話に波ができるというか抑揚がつくのですよね。
ツッコミのタイミングを逃すと永遠に単調な会話となってしまうので、ボケとツッコミを意識して聴くというのを心がけています。
ー 質問力だと気づいたきっかけは?
自分が営業をしていた頃は聴き役に徹していたのですが、仕事が変わり質問力が大事だということを知りました。
的確な質問をしていくと、こちらがアドバイスをしなくてもお相手は頭と心の整理をし自分で答えを出すので、本当に魔法のような力を持っているなと感じました。
ー 質問力で大切なことって何だと思いますか?
営業のときは成約に結びつくための誘導の質問が多かったように思います。
でもその人の本当の心の声を聴くのって誘導ではできないのですよね。
その方の発言や行動にこちらが興味を持って質問をすると、ふとしたところから違う答えが返ってきて、私もお相手も予期せぬ答えが生まれたりします。
ー 相手に興味を持つのは決して簡単ではないと思いますが、何かコツなどありますか?
多分、少し話してみると苦手だなと思うケースってあると思います。
でも同じ人間だから必ずおもしろいところを持っていると思うんですね。
なので、好き嫌い、いい悪い、ではなく、
「こんな一面あったんだ」
「こんなこと考えていらしたんだ」
といった『気づきを得る』というのにフォーカスをすれば、好き嫌いを超えた次元でお話ができるんじゃないかなと思います。
あと、自分と正反対の人と出逢うってそれこそ奇跡で、一期一会の出逢いと思えば永遠におもしろさを見出せるのではないかと思います。
ー 逆にしないように気をつけている質問などありますか?
しないようにと言いますか、使い方なのかなと思います。
例えば、昔はネガティブな発言や言葉は使わないようにしていたのですが、人によってはネガティブな言葉で質問した方が逆に本音を話してくれるというケースがあります。
なので人に合わせるセンスってすごく大事だなと感じます。
人ってそれぞれなので、どのスイッチを入れればその方の本音が聞けるか、毎回試しながら学ばせていただいてますね。
ー なるほど、上級者のテクニックですね~。ありがとうございます。
Tさんの場合
私の場合ビジネスなのか、友人なのかなど相手との関係性の中で対応は変えています。また、1対1か大勢相手か、あるいはオンラインかオフラインかでも対応を変えています。
まず、大勢の中にいて興味がないときは内職をしています(笑)
人間観察をして分析したりしていますね。
1対1のときは、以前私自身教わったことですが
「相手の関心に関心を持つ」
というのがあります。
興味ではなく関心を持ちましょうということです。まあ、それすら難しいときもありますけれどね。
では、相手の関心に関心が持てないときどうするかというと、とにかく喋ってもらいます。
人は聴いてもらえると何分でも話し続けるのですよね。
話を聴きながら切り込む話を探したり、中にはただ話したいだけというケースもあるのでその場合はおしゃべりタイムですね。
ー Tさんには話の苦手な相手いなさそうですよね(笑)
そんなことないですよ!
クライアントでは特に男性に多いのですが、リアクションのあまりない方が苦手です。
会話も続かなかったり表情も変わらないとこちらが不安になることがあります。
ー 確かに話してくださらない方だと、何に興味があるのかを見つけられなくて困ることってありますよね。
ありがとうございました。
Yさんの場合
ー 今回のテーマはYさんからのリクエストでした。いいお題をありがとうございます。
このテーマをリクエストしたときに悩んでいたのが実は家族のことでして、、、
家族が興味のない話をいつもしてくるとき、「またこの話か」とちょっと苦痛になることもあって、みなさんどうしてるのか聴いてみたかったんです。
私も人と関わる仕事をしていて仕事の中でのコミュニケーションはそれほど困ってなく、相手がどんな方であれ興味を持つことはできるのですが、家族だとそうもいかなくて。
逆にいうと一番身近な人に対してできないのであれば根本ができてないのではないかと思ったわけです。
多分、家族の場合は何か質問してほしいわけではなくただ聴いて欲しい場合が多いと思うのですが、私がつまらなさそうにしているのがバレていて、「他のこと考えてるでしょ」と言われます。
ちゃんと目を見て話さなきゃと反省しながらみなさんのお話を聴いていました。
でも、他の人にはできるのになぜ家族だとできないのだろうと。
ー なるほど!一番身近な人ですね。みなさんいかがですか?
『身近な人に興味のない話をされ続けたときの対処法』
◉がんばって聴く。手を止めて顔を見て聴くようにしている。
◉同じ話をされたときは、「前に教えていただいた内容ですけど、そうですよね」と同調しながら釘を刺す。
◉顔はニコニコしながら聞き流す。
◉家族の場合、きっと聴いて欲しいだけだと思うから、ある程度は聞き流すでいいと思う。それでも止まらない場合は紙を渡して「目的と原因と解決策を書いて持ってきて」といってみる。
◉話聞き屋貯金箱を用意して「10分ワンコインね」といってみる。
◉逆に自分から話してみる。いつも話したがる相手に今度は聴く側に立つとどういうことを感じるのか知ってもらう。
ー みなさん、おもしろいですね〜!
『話聞き屋貯金箱』いいですね!貯金が貯まったらご飯食べに行こうっていったりね。時間の価値も学べるかもですね。
参考になりました。ありがとうございます。
Aさんの場合
こちらが興味のない趣味について永遠と話す方がいるのですが、そのときは完全にインタビュアーに徹し『深める質問』『広げる質問』をします。
趣味の話をまず深掘りし、そこから広げて別の話にスイッチします。
すると別の話に自然と変えることができたりするのですよね。
そうやっていくと結果、相手を知るきっかけにもなります。
仕事の顔だと見えないものが、趣味の話だと新しい発見に繋がったり、それはそれで得られるものもありますよね。
ー 『話を聴いてくれる=信頼関係の構築』という感覚もありますね。
では、全然話さない人についてはどうですか?
返事だけで話が続かない場合。
話を聴きながらその人のタイプを理解し、自分の許容範囲を広げるようにしますね。
相手を変えることはできないし、無理に変えようとするとコントロールになってしまうので、そうはせずその人の理解に努めます。
ー なるほど、相手を変えずに自分を広げる。それはプロの領域ですね。
ありがとうございます。
座談会を終えて
今回も今から実践できるような内容もあり、とても参考になりました。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。
人間なので、自分に何かしらの益を感じないと心が動かないのは、多かれ少なかれあると思います。
大切なのはその益というもののの捉え方。
自分にとってだけの益よりも、互いにとっての益こそが、最終的に自分に益をもたらすのだなと感じました。
興味がない=自分に益がない
そう思えばそれは何も生み出さないけれど、
『興味がない→興味を探す』と進化系にすれば、自分に益がないのではなく自分にも相手にも益が生まれるという図式が生まれる。
それでもダメならそこは受け流す。
まずは進化させる方法を考えたり試したりするというのが、人の成長につながるのだと思う。
とはいえ、くつろげる家庭においてまでそんなことをやっていたら疲れてしまうから、何事もほどほどにがちょうどいいのでしょう。
今回のお話で試してみたらうまくいった!などありましたらぜひ感想をお寄せください。
いかがでしたでしょうか?
座談会は1時間でありながらとても有益なお話を伺えていると感じています。
このまとめ記事は抜粋ではありますが、誰かの何かの気づきになれば主催者として光栄です。
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