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『やっぱり映画館がいい』

まあ、当たり前なんですけどね。
邦画は内容重視なものが多いので、パソコンでも携帯でも楽しめているのだけど、
やっぱり映画館で観ると圧倒的にいい。
音、空間、間合い、空気、響き、迫力、何より心に響く力が違う。

久しぶりに映画館で見たのはほんの1ヶ月ちょっと前くらいかな。
まだ、座席が一つずつ空いてて、とても贅沢な鑑賞時間だった。
これは映画館でないと、と思って久しぶりに足を運んだのが

「TENET テネット」
監督:クリストファーノーラン
出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ケネス・ブラナー

クリストファーノーラン監督の作品は好き、というか、見ずにはいられなくなるものが多い。そして難しい、というのもよく聞かれるように同じく、大体混乱する。
インセプションもやはり何度も見返した。
テネットも噂通り、難しかった。
いや、流れはわかる。ついていけていないわけではない。
でも、終わってから、そもそもこれって、という基本的なところが理解できてなかったりする。
だったらあれって、
そういうこと?
でもそれって、
なんて、頭の中はグルグルグルグル。
もう1回観よう、ネタバレしっかり読んで。
というのが感想。
面白かったかどうか、といえば、面白かった。
引き込まれた。いや、目を凝らしてみてないとわからなくなるからガッツリ見てた。
何より、監督の脳味噌を拝見したい、そう思った。
映画の感想として、これまでで最もチープだなあ。
これを書いていたらやっぱりもう一度観たくなった。
もう一度観たいと思う映画は私にとっては面白い映画だ。

そしてもう一つ、割と最近見た映画。
この時は座席は一つ開けでなく、隣もガッツリ埋まっていた。
でも、座り心地はいいし、とても快適だった。

「罪の声」
監督:土井裕泰
出演:小栗旬、星野源

フィクションだったのか。
原作を知らなかったので、ずっとノンフィクションなのかと思って見ていた。
事件のモチーフとなったグリコ・森永事件は当然知っている。
そしてキツネ顔の似顔絵も頭に焼き付いている。
だけど、詳細はよくわかっていなかったから、そうだったのか、といろんな思いで見ていた。
涙が止まらなくなったり、ほとんどシリアスな中で一度だけ笑ってしまうシーンがあったりと感情が揺れ動く。
ハラハラするわけでもなく、と言って淡々と進むわけでもなく、ただただ引き込まれていった。
事件の真相と声を使われた人の心情が、波のように後から後から覆いかぶさってくる。
未解決事件に迫るミステリーな一面と、背負わされた自分の罪と向き合うヒューマンドラマな面がこの映画の深さを感じさせてくれる。

この映画はきっと自宅のパソコンで見ても面白かったと思うけど、
映画館で観る臨場感には変えられない。
月に1度は映画館で鑑賞したい。
今回の予告ではほとんどが邦画だった。
洋画はコロナの影響で少ないのかな?
予告で気になったのは2021年2月公開の山崎賢人さん主演の「夏への扉」
これはまたぜひとも映画館で観たいな。
あと、やはり気になるのがミニシアターの映画。
いくつか気になる映画があるので、それもこれからの楽しみにしよう。

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