MATOI'sCAFE〜心に刺さった言葉、教えてください〜
MATOI’s CAFEは人と人が尊重しあい高めあう場所として2023年3月から始めた無料のオンラインルームです。
和気あいあいと、でもただ楽しいだけではない。
誰かの居場所づくりをめざし、実りのある場所であるように、月に一度参加者のみなさまにお届けできたらと考え開催しております。
noteでは伺った内容を抜粋してご紹介いたします。
*9月はお休みでしたので今回は10月の内容をお届けします。
10月のテーマは
『心に刺さった言葉、教えてください』
自分を強くしてくれた言葉
勇気をくれた言葉
価値観が変わった言葉
あなたの人生にエッセンスを届けてくれた言葉に
救われたことはないですか?
そんな言葉にまつわるエピソードと共にお話を伺いました。
今回はご参加いただけなかった方にもお話を伺いましたので、あわせてご紹介いたします。
ー 見ている人は見てるよ
会社で昇進を機に周りの態度が一変し、かなりショックを受けていたとき、信頼している上司からいわれたメッセージ。
「見ている人は見てるよ」
これは自分を信じろというメッセージなのかも知れません。
不本意な言葉ほど自分の中に残ってしまいがちだけれど、
それを払拭できるのはやはり自分自身。
その場限りの慰めではなく、長い時間見守り続けてくれる安心感は、
自分の中に湧き立つ力の源でしょう。
ー 人生は不公平で不平等だ
とある学びの場で、チャンスは誰しも平等にあるのだと信じていた自分に向けられた衝撃的なメッセージだったそう。
不公平だから、不平等だから仕方がない、のではなく、
「だからこそ一生懸命に生きるんだ」
「だからこそどう生きるか」
が大事だと。
不公平や不平等を”不満”のひと言で片付けてしまえば、そこには苦しさしか残らないけれど、その中でどう生きるのか。
それを考えて歩むのが人の為せる技なのでしょうか。
選択肢は実はたくさんあるのかも知れないですね。
ー 努力は運を支配する
本のタイトルにもなっている言葉。
努力とは泥臭くて格好悪いと思っていたから、あまり好きな言葉ではなかったそうです。
そんな印象が根付いてしまった理由は、「やらされ感」からではないか。
つまり、他人に押し付けられて仕方なくする努力と、自分が必要だと思って自発的にする努力ではまったく意味合いが異なりますよね。
努力とは、「未来を切り拓くために必要なもの」であり、運は与えられたものではなく、努力によって切り拓かれていくもの。
努力をすればなんでも叶うとは言わないけれど、人生はどれだけ自分と向き合えるかで変化の度合いも変わってくるのだなと、我に返った言葉だったそうです。
ー 準備のプロ
努力と同じくして地道なのがこの「準備」
用意周到にする自分を格好悪いと思っていた。
友人から「準備はアスリートだって最高のパフォーマンスをするためにするものでしょ」といわれたことで、自分を肯定できるようになったそう。
プロであるというのは必然の積み重ねだと思います。
必然は突如生まれるのではなく、日々の積み重ねのなせる技であり、
思いがけないアクシデントですら乗り切れるのは準備の賜物ではないでしょうか。
ー 他人事も自分事
子どものころのお話。
他人事と思っていた注意が実は自分に向けられているものだったと知らされたとき、恥ずかしく思った。
その日から「だれかの注意もわたしの注意」「だれかへの配慮もわたしへの配慮」と受け止めるようになったそうです。
他人事を自分事として受け止めるのは簡単ではない。けれど、意識していなければその瞬間すら流れていってしまう。
意識することの重要性を、改めて教えていただいたように思いました。
ー 人にどうみられているのかを認識する
学びのシェア。
とある講座を受けたとき、「君は自分さえ良ければいいと思ってるよね」とシェアを拒む自分にいわれた言葉で意識が変わったという。
例えばそこで得た資料をマルっとシェアするのは無意味ですよね。資料を読むだけでは本当の学びには辿り着かないから。
シェアをする意味とは、より良くしたいと思う心。
「人にどうみられているのか」認識することで自分の意識と行動が変わり、
自分の発するひと言で誰かに変化が生まれる。
人は他人を変えることはできない。
でも、他人が自分自身を変えるきっかけを渡すことならできるかも知れない。
シェアをするとは自分にとっての「良きもの」を手渡し、「良き価値」へと進化していくことなのかも知れないですね。
ー 学びに終わりはない
常に学びの姿勢を大切にしていて、自分にはまだ足りないまだ足りないと学びを深めていらしたそう。
そんな折、メンターにいわれた言葉。
「いつまで生徒でいるの?」
確かに、生徒でいるというのは安心だ。受け取る側にいれば怪我をするのは自分だけで済む。
しかし、教える側に立つと、自分の投げた球で誰かが怪我を負うことにもなりかねない。投げる球への責任という重圧が生徒で居続ける理由にもなっている。
「教えはじめてこそ学びが深まるし、そこからも学びの連続。どこかではじめてみないと生徒のままで一生を終えてしまうよ」
その言葉で一歩を踏み出すことができたそうです。
ー 自分の人生を生きる
子育て真っ最中、母として親として妻として一生懸命だった。
そんな折、子育てについての相談をする自分に対し「お母さん、ご自分の人生を生きていますか?」
と、問いかけられたそう。
直球の問いかけにはじめは怒り、どまどい、そして内省へと変化し、自分自身を大事にすることの大切さを知ったといいます。
生活が180度変わらなくても、意識の変化は日々を変えることにつながり、やがて生活のあり方に大きな変化が訪れるかも知れない。
それから自分に対しても、ご家族に対しても視点を変えて接することができるようになったそうです。
ー 自信とは、自分を信じること
自信という言葉は、読んで字のごとく「自分を信じる」
自分の能力や価値を信じることですが、どうも自信の後に続く言葉に引っ張られてしまうこともありますね。
自信を持つとは「偉そう」「見下す」等々、自信過剰な意味で捉えていて、必要以上に持ってはいけないものと思っている時期があった。
本来の意味を理解し、自信を失ったとき
「今、自分を信じていないの?」
と、問いかけることで答えを導き出すようになれた。
この問いかけの繰り返しが自分を強くしてくれているそうです。
自信という言葉のおかげで、自分と向き合う時間をちゃんと取れるようになったのかも知れないですね。
番外編 〜パートナーからの言葉〜
パートナーからの言葉に支えられたというお話もいくつかいただきましたので、ご紹介したいと思います。
ー ハブになっても大丈夫!
目立つ女性は応援する人も多い反面、攻撃を受けてしまうことも残念ながらありますよね。彼女もそういう状態になったとき、パートナーの彼が
「仲間外れになっても(僕がいるから)大丈夫だよ!」
と、ドラマのように慰めてくれたそう。
事情を知らないたくさんの野次馬より、一番よくわかってくれている人が一人いればいい。私もそう思います。
ー 決してがんばれとは言わない
旅先で体調を崩したときのこと。
「日本に帰るまであとちょっとだからがんばれ」
という応援ではなく、
「ここで治療しても、泊まっても、このまま帰っても、状況で自分で決めていいから」
といってくれた。
自分に判断を任せてくれたことで、立て直しができたと。
促されるのではなく、自分で選べば自分自身が納得も責任も持てるからとてもありがたかったそうです。
がんばっている人には決して「がんばれ」と、いってはいけないと聞きますね。アクシデントでも冷静に相手の立場に立てるとは!素晴らしいですよね。
ー オレが一番のファンだよ
起業をしてはじめの頃は売り上げもあまりなく、色々試してみてもうまくいかず。。。もう諦めてパートに出ようとパートナーに相談をしたら、
「オレは君の仕事の一番のファンだよ。自分を信じてもう少しやってみたら?」と、言われて勇気と元気をもらったそうです。
それから「この人のためもがんばろう」と、邁進する決意を固め18年続けていらっしゃいます。
新婚さんじゃないんですよ。どちらかというとベテラン夫婦の方々からのメッセージでした。
夫婦は長年連れ添うと、会話が少なくなったり、相手の嫌なところばかり目についたりというのも少なからずあると思うのですが、こうして最初にパートナーに感謝の言葉が出てくるというのは日頃から敬う、尊重する気持ちを持っていらっしゃるからなのだろうなと推測します。
一番身近な人にこそ、敬意を払う。
それが、心の余裕につながっていくのかも知れませんね。
あとがき 〜インタビューを終えて〜
誰かにとってはあたりまえの言葉も、人それぞれのタイミングにおいては重要なひと言になる。
私はこのテーマを考えたとき、有名な人の有名な言葉がたくさん出てくるかなと思っていました。
ところが、いただいた言葉のほとんどがいたって普通の言葉だったのです。
言葉の力とは誰にでも刺さる素敵な言葉でなくとも、その瞬間に一番ほしかった言葉がつまりは人を支える言葉になるのだと、お話を伺って感じました。
いかがでしたでしょうか?
座談会は1時間でありながらとても有益なお話を伺えていると感じています。
このまとめ記事は抜粋ではありますが、誰かの何かの気づきになれば主催者として光栄です。
*現在MATOI'sCAFEはご紹介制(女性限定)でご案内いたしております。
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