なんとなくだけどそこに居る
考え尽くされて出来上がったものは
ため息が出るほど美しかったり
ずっとそこに居たくなるほど落ち着く空間であったり
わざわざでも見に行きたくなる。
でも、何気なく歩いている時に見つけた
ただそこに居る、なんとなくだけどそこに存在しているものに
心奪われることが多々ある。
お散歩からの帰り道、誰も居ない運動場の中で咲き誇る花(ナガミヒナゲシという名前のようです)
その中でフェンスから顔を出している子。
群れに属さず、自分の興味ある方に向かって伸びていく
植物も人間とおんなじなのかな
なんてほのぼのしたりする。
隅っことか、コンクリートの合間から出てくる草木は決まってか細い。
か細いから出てこれるのか、たまたまなのか、どちらにせよ
たくましさを感ぜずにはいられない。
一緒にいるのに目立ってしまう存在
オーラがあるというのだろうか
呼ばれるように切り取ってしまう。
ドラマというのは
どこかにあるものではなくて
その人が感じるもの。
日常にあるいろんなことやものは
気付こうとしなければ、ただ過ぎていくだけで
観ようとすること
聴こうとすること
感じようとすることが
ドラマを創っていく。
だから私の散歩はたとえ近所でも長い。
立ち止まって観察しているとあっという間に時間が過ぎ去る。
ふと見上げた初々しい葉をつけた枝が
空に向かって必死に栄養を取り込んでいる。
元気を得ようとすることは本能なんだ。
梅雨を迎える前の、今だけの太陽に感謝をして
今吸収できる限りのパワーを蓄えていこう。
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