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冬は丹沢!雪と絶景と焼肉〜丹沢山〜

12月中旬、ようやく寒い冬がやってきた。
雪山にのぼらない私にとって、冬は低山が基本だ。
虫もいない、熊さんとの出逢い確率も低い、混雑もない冬の山のぼりは他の季節には味わえない魅力が詰まっている。

今回選んだ山は神奈川県にある丹沢山。
標高1,567mの丹沢山は、ほぼ全域が神奈川県に属しているという東西約50km、南北約30kmに広がる丹沢山塊の中心部に位置している。
丹沢山塊の最高峰は標高1,673mの蛭ヶ岳であるが、一等三角点はこの丹沢山に置かれている。
シロヤシオという真っ白なツツジが咲く5月が大人気の丹沢山だが、丹沢の山々には4月〜11月(主に6〜8月)ごろ山ビルがいるので、私にとって冬こそが丹沢祭りなのである。

初めて丹沢の地に足を踏み入れたのが2年前のGW、ソロで山のぼりを始めて半年たった頃だった。
大倉尾根からのぼり塔ノ岳の尊仏山荘で一泊し、翌日表尾根からヤビツ峠先の蓑毛へくだる山行だった。

2年前は塔ノ岳へのぼるだけでもヘロヘロだったが、今回はさらにその先の丹沢山まで歩を進める山行だ。2年間で積み上げてきた自分の体力はいかに!?
懐かしい想いと挑む気持ちでいざ!!


ー ルート

丹沢山塊の主なルートの看板があった。
思った以上にいろいろあり、丹沢への興味は募るばかり。

丹沢山塊主要ルート

この中で近々のぼりたいと思っているルートをまとめると、、、

のぼってみたい丹沢ルート

いっぱいある。
塔ノ岳と鍋割山はすでにのぼっているが、ルートを変えてまたのぼりたい。
今回のぼったのは黒のルート。
詳しくしたものがこちら。

今回の登山ルート
*通ったのは黒のルート

行きは大倉登山口から大倉尾根を通り塔ノ岳経由で丹沢山へ。
帰りは塔ノ岳から三ノ塔を通る表尾根からくだり、大倉へ下山する周回ルートだ。
一般的に表尾根は三ノ塔を経由しヤビツ峠へくだる。
車の場合、大倉かヤビツ峠のどちらかの駐車場にとめピストンが楽な選択なのだが、今回はできれば行きと帰りを別の周回ルートにしたかった。
するとたまたま他の人の山行記録をみていたら、三ノ塔から大倉へくだるコースを発見!!
少し距離と累積標高は増えるのだが、これなら大倉に車をとめかつ周回ができる!
というわけで今回はこのルートに決定した。

ー アクセス

<大倉登山口>
電車の場合:小田急線「渋沢駅」 → 神奈川中央交通「渋沢駅北口バス停」
大倉行きのバスで「大倉バス停」まで15分。
バスは平日でも1時間に1〜2本あり公共交通機関でも便利だ。
渋沢駅北口から大倉行きバスの時刻表はこちら。

車の場合:登山口に近い大倉駐車場は2箇所あった。いずれもバス停に近く、トイレはバス停にある。
①秦野戸川公園大倉駐車場(有料)
・収容台数 150台
・開場時間 8時〜21時
②24時間営業の大倉駐車場(有料)
・収容台数 40台
・開場時間 24時間

Googleマップ参照
大倉駐車場マップ
②の24時間出し入れ可能な駐車場
右奥に大倉バス停がみえる
大倉バス停、レストハウス、トイレ
トイレはとても綺麗
トイレの反対側に①の秦野戸川公園大倉駐車場がある
秦野戸川公園大倉駐車場の料金は細かく分かれている

最初は150台あるから安心と思っていたが、①は8時からの開場のためスタートが遅れてしまう。なので私が今回利用したのは②の24時間出し入れ可能な駐車場だ。

ちなみに今回は利用してないが、参考までにヤビツ峠のアクセス情報はこちら。
<ヤビツ峠>
電車の場合:小田急線「秦野駅」 → 神奈川中央交通「秦野駅バス停」
ヤビツ峠行きのバスで「ヤビツ峠バス停」まで約50分。
バスは平日だと一日に2本しかないので、冬場は特に時間的になかなかハードな山行になる。
秦野駅からヤビツ峠行きバスの時刻表はこちら。

車の場合:無料の駐車場がバス停近くにある
・収容台数 30台
・トイレあり

ー 大倉尾根〜塔ノ岳

5:30、24時間出入り可能の駐車場に到着。私の車を含めて3台しかとまっていなかった。
まだあたりは暗い。
駐車場は大倉バス停ロータリーのほぼ向いにあり、街灯もあり区画も綺麗に整備されていてわかりやすい。

今回の山行も二人。山で知り合った相方である。
ご一緒するのは今回で3度目。初めのころは山の話ばかりだったが最近はいろいろな話をするようになり、本当にご縁に感謝だ。
待ち合わせは7時なので朝食のパンをかじり、仮眠を取ることにした。
ようやく日がのぼりあたりが明るくなったころ相方と合流。
駐車場には10台くらいに車が増えていた。
この日は寒波が来ているとのことで防寒対策はバッチリ。
メリノウールのインナーの上に長袖シャツ、厚手のフリース、ダウン、シェルを着て、腰にホカロンを貼り、靴にはゲイターをつけて出発!

7:20 大倉バス停を出発。600mほど林道を歩くと分岐にあたる。
分岐を左に進んでいく。

大倉バス停から600mのところにある分岐

のぼり始めてすぐ配水場がある。
「大倉の清水」と名がついたそうで、水飲み場があった。

大倉の清水

のぼり始めて30分ほどで観音茶屋に到着。トイレあり。

観音茶屋
営業は土日祝のみのよう
茶屋の前に大きなベンチがある

観音茶屋からさらに20分ほどで見晴茶屋に到着。ここもトイレがある。
平日はやってないのかなあ。

見晴茶屋
見晴茶屋からの眺め

見晴茶屋まではまだゆるやかなのぼりだったが、体は温まったのでダウンとフリースを脱いだ。
道は整備されているのでのぼりやすい。
12月の下旬なのに紅葉にも出逢えた。癒される時間だ。

整備された木道と紅葉

見晴茶屋から40分ほどで駒止茶屋に到着。すると雪が少し降りはじめた。
気温は5度だったがのぼりなので寒くはなかった。
駒止茶屋は営業はしているのだろうか。

駒止茶屋

駒止茶屋から30分ほどで堀山の家に到着。営業は週末と年末年始のようだ。
粉のようだった雪が次第にふっくらし、空からどんどん降りてくる。

堀山の家

大倉尾根は通称バカ尾根と呼ばれている。眺望のない樹林帯、多くが階段状の道をひたすらのぼり続けるキツさは低山ながらも馬鹿にはできない、という意味があるとか。
整備してくださっている階段はのぼりやすい反面、岩よりむしろ疲れるようにも感じる。そのためトレーニングには最適で猛烈なスピードでのぼられる方をよくみかける。
とはいえ堀山の家までは、のぼりも比較的ゆるやかで休憩場所が多く疲れはさほどたまらない。

堀山の家を過ぎてから雪はさらに勢いを増して降っていた。
こんなに降るとは思っていなかったが、いつ雪が降ってもいい準備はしてあるので心配はなかった。
あっという間に降り積もる雪に心を奪われる。
東京に住んでいると雪が新鮮でちょっとした雪でも感動してしまう。

あっという間にあたりは雪景色
ススキが綿をかぶっているよう

堀山の家からは次第にのぼりもキツくなってくる。
階段だけではなく石の道もある。

石の道
険しい感じはない

次の休憩場所となる花立山荘へは堀山の家から1時間ほど。
気温がさがったため次第に寒くなり途中でフリースを着た。堀山の家できておくべきだった。ザックを開けた瞬間にどんどんザックの中に雪が入ってしまう。
しかし、この雪はそう長くは続かず花立山荘に着くころには止み青空もみられるようになった。
気温は堀山の家では5度くらいだったのが雪が強くなってきたあたりから-1度になり、花立山荘についたら1度になっていた。

花立山荘
すっかり青空
少し先にトイレがある

花立山荘を過ぎると塔ノ岳がみえてくる。
ゴールがみえるとテンションも上がる。
2年前は花立山荘から塔ノ岳がとても遠く感じた。しかし、今回は塔ノ岳がゴールではないせいか余力を残して進むことができた。

すっかり青空になっていた

花立山荘から約40分、塔ノ岳到着!

塔ノ岳てっぺん

一度のぼった山はなんだか特別な想いがある。
たった一度だけなのに、思わず心の中で「ただいま」と微笑んでしまう。
タイムは2年前とあまり変わっていなかったが、疲労感はまったく異なった。前回は泊まりでないと無理だと思うほどしんどかったが、今回はこれなら日帰りできるなと感じた。
筋力の進歩だ!

塔ノ岳てっぺんは富士山がどんとみえるのだが、今回は雲の中でお休み中。
これから向かう先は晴れていた。

左に蛭ヶ岳、右の山がおそらく丹沢山かな

ー 塔ノ岳から丹沢山へ

お昼ごはんを食べ、ゴールの丹沢山へとGO!
塔ノ岳から丹沢山への道のりもやはり階段が多い。稜線ののんびり歩きかと思いきや、思ったよりアップダウンが多かった。

雪の分かれ道
急に雪のない道になる不思議
随分くだり塔ノ岳の尊仏山荘が小さくみえる
階段の稜線

階段のアップダウンで疲れも次第にたまってきたが、整備されているので気持ちよく歩けた。
丹沢山につくまでに「日高」と「竜ヶ馬場」という2つのピークがある。
「竜ヶ馬場」の少し手前に大山がのぞめる展望スポットがあった。
そこが塔ノ岳から丹沢山に向かう途中の唯一の休憩スポットだった。
広くて眺めがよくおすすめの場所だ。

「竜ヶ馬場」手前の展望スポット
正面にみえるのが大山

そして、塔ノ岳から休憩を挟み1時間15分、予定より10〜20分ほど早くゴールの丹沢山に到着!
丹沢山は木々に囲まれ眺望はあまり良くない。富士山も雲に隠れてしまっていたので景色を堪能する前にまずはチェックイン!

ー みやま山荘宿泊

そう、今回丹沢山を選んだ一番の目的はてっぺんにある山小屋「みやま山荘」での宿泊だ。綺麗でお食事がおいしいと評判の山小屋で一度泊まってみたいと思っていた。

みやま山荘
受付
休憩スペース

艶と温もりのある木の壁をやさしいランプが照らす。
ほっとする空間だ。
休憩室を温めてくれるストーブで心までとろけていく。

お部屋は2階にある。
2箇所だけ壁で遮られた半個室のようなスペースがあり、それ以外はずらりと布団が並んでいた。
私と相方は半個室に案内していただいた。

階段を上がると布団がずらり
私と相方は半個室スペース

写真をみて気づくだろうか。
布団がフッカフカなのだ。まるで乾燥機にかけたようにフカフカの布団にやわらかくて滑らかな毛布。これまでの山小屋も不快に思ったことはないが、みやま山荘のお布団には山小屋とは思えないクオリティを感じた。

フッカフカのお布団

これは寝るのが楽しみすぎる。

チェックインは私たちが一番だったようで、寝床にはまだ誰の荷物も置かれていなかった。
もしかして貸切?
なんて思ったが、その後6人チェックインされこの日の宿泊は全部で8人だった。

ようやく外に出て景色を眺めるも富士山は雲に覆われていた。

丹沢山てっぺんからみえる富士山
山荘前にもトイレがある

丹沢のトイレについて触れておきたい。
山では基本トイレにトイレットペーパーを流してはいけない。
私がのぼった山ではトイレットペーパーを捨てるボックスが別に用意されているのがほとんどであった。
しかし、丹沢では使用済みのトイレットペーパーは持ち帰るのが原則だ。
また協力金100円を払うようになっている。
初めて山にのぼったときはその常識を知らず戸惑った。
しかし、のぼればのぼるほどに意味を理解し、知れば知るほど誰かの苦労の上に自分の山のぼり時間があるのだと気付かされる。

ちなみに山荘内にもトイレはあり、そこには紙を捨てるボックスを用意してくださっていた。

夕飯は18時からなので、自炊室でお湯を沸かし珈琲タイムを愉しんだ。
山でのむ珈琲はやめられない。
その後サンセットまで休憩しようと横になったらあの布団である。
予想通り即寝落ちした。
日の入りは16:40ごろ。
夕景をみようと16時過ぎに起きて外に出たが雲に覆われてまったくみえず。
すると同じように夕景をみにいらしたおじさまに声をかけられた。
その方はなんと、その日丹沢山登頂が50回目というではないか!
さらに、塔ノ岳は100回目、百名山は3周目だという。
なんという記録だ。その中で熊しかもヒグマには何度か出逢ったとおっしゃるので、もはや夕景そっちのけで話に聞き入った。
山での出逢いは自分の経験にないことばかりでワクワクする。

寒さに身ぶるいし部屋に入りしばしお部屋で相方とおしゃべりタイム。
「来年はどこにのぼりたいか」というテーマには終わりがない。
聞けば聞くほどのぼりたい山は増える一方だ。

18時、待ちに待った夕ごはんタイム。
山で焼肉である。

焼く前
焼き中
至福のとき

お肉がやわらかく、熱々のまま食べられるなんてありがたい。
まさにご馳走である。

おいしい夕ごはんにおなかも心も満たされる。
星がみたくて外へ出ると街灯りを近くに感じた。
星はみえていたので明日の天気は期待できそうだ。

布団にはシンナーシーツを引き、冷えるのでダウンも着、おなかにカイロを貼って寝た。
19時、布団に横になるとほどなく眠りに落ちた。
夜中少し暑くなり目が覚めたがダウンを脱いでまた眠りに落ちる。
心地よいお布団のおかげでぐっすり眠り3時に目覚めた。

ー 二日目は日の出と共に出発

明け方は少し寒い。
朝ごはんは6時なのでのんびり準備をし、一番乗りで食堂に向かう。

朝ごはん

朝ごはんは炊き込みごはん!これまた山で炊き込みご飯が食べられるなんて!幸せだ。

日の出は6時40分ごろ。
準備はできていたので朝ごはんを食べてすぐに出発した。
気温は-7℃。
着込んでいたおかげでそこまで寒くはなかった。

昨日雲に隠れていた富士山がくっきりと姿を現した。

これは日の出が期待できそう!
丹沢山てっぺんからみる富士山と月
ようやく記念写真

塔ノ岳までは同じ道を戻る。
光が違うとみえる景色もまったく違った印象になる。

塔ノ岳に向かう稜線上でみた日の出
葉のない木々の間からたっぷり陽が注がれる
富士山は次第に紅を纏う
赤茶色になった蛭ヶ岳の奥に南アルプスが顔をのぞかせる

実は急いでいた。
往路で休憩した展望スポットから日の出をみたかった。
きっと綺麗に違いない。
そして期待以上の光景が私たちを待っていた。

日の出と大山
後ろに広がるのは相模湾
塔ノ岳
塔ノ岳の後方にみえるのは大島かな?

日の出、日の入りは何度みても感極まる。
これだから山はやめられないのだ。

塔ノ岳には50分ほどで到着。
快晴の塔ノ岳は強風だった。
みやま山荘で購入した珈琲がどうしても飲みたくてお湯を沸かすも強風だし気温は低いしでなかなかお湯が沸かない。
それでも寒かったので温まった。

塔ノ岳で珈琲タイム

ー 塔ノ岳からは表尾根

塔ノ岳からの下山は三ノ塔まで表尾根を通る。
表尾根は階段がそこまで多くなく、鎖場もあり愉しいルートなのだ。
鎖場といってもそれほど難しいものではないので、気をつければ初心者でも通れると思う。

表尾根をくだり始める
鹿さんが木々と同化してる
2頭いるの、わかるかな〜

表尾根にも大倉尾根同様休憩スペースや小屋がいくつかありありがたい。
最初の小屋は木ノ又小屋。塔ノ岳から20分ほどでつく。
やはり営業は土日が基本のよう。トイレは小屋内のみ。

木ノ又小屋

木ノ又小屋から10〜15分ほどで新大日に到着。
広いスペースでベンチもある。茶屋の跡地なのかな。

新大日

新大日から15分ほどで政次郎ノ頭につく。
ここから行者ヶ岳まで10分ほどの間に鎖場がある。鎖は2〜3箇所あったかな。凍結はなかったが、稜線に出ると風が強かったので橋を渡るときは注意が必要だ。

ススキが美しい
足場の悪い道に突入
鎖場
ストックはしまうのをお勧めします
行者ヶ岳から鎖場ルートを振り返る

やはり鎖場は愉しい。整備されている道はありがたいのだけど、ガシガシ岩をのぼると山を実感する。

木の階段がない箇所はザレていて滑りやすいがフラットな道も多かった。
そして鎖場はあっという間に終わり行者ヶ岳から15分ほどで烏尾山に到着。
烏尾山荘という山小屋があるようだが、こちらも週末のみの営業なのかな。
休憩スペースは開けていて眺めがいい。

烏尾山荘
トイレ
烏尾山の休憩スペース
眺めもいい
みえている山が三ノ塔

烏尾山から三ノ塔までは急坂だ。
2年前、こののぼりがしんどくてたまらなかった。しかし今回は2年前の私とはちょっと違う。もちろん疲れはしたけれど、圧倒的に元気だった。
成長したなあ。

三ノ塔までの急坂

このお地蔵さまがみえたら急坂はおしまい。

お地蔵さま

烏尾山から30分ほどで三ノ塔に到着。

三ノ塔休憩所

休憩所の中は広くて綺麗だった。
外は寒いし強風なので休憩所内でお湯を沸かしたいと思ったが、直火厳禁とある。火気厳禁ではないからバーナーを使っても良いのかなと思ったが、密室だし外で風を凌げる場所をみつけたので外でお湯を沸かすことにした。

休憩スペースはとても広い
富士山と右手に塔ノ岳
白味噌おいしかった!

寒い日のカップラーメンはまた格別だ。
ズルズルと麺をすすりながら景色を眺める。
この瞬間の満足感を味わいたくて、重くてもバーナーを持ってきてしまう。

三ノ塔にもトイレはあったが12〜3月は使えないので、烏尾山のトイレを使うように案内があった。

丹沢山を出発して4時間。くだりだけではなくアップダウンが多い表尾根は体力を使うが、なんといっても富士山や丹沢の山々をみながら歩ける箇所が多いので気持ちがいい。
やはり私は表尾根が好きだなあ。鎖もあるし。

ー 三ノ塔から大倉へ

三ノ塔から先は初めてのルート。
大倉の駐車場まで2時間半の道のりだ。
整備されているところもあるけれど、他の丹沢のルートよりも自然のままのところが多くとても静かで奥深い。一人だとちょっと怖いかも?
かなり急な坂を一気にくだる。
途中の少し広めのコルはあったが、休憩場所は1箇所ベンチがあっただけだったと思う。

三ノ塔からヤビツ峠に向かう道に出るとすぐ分岐がある
この分岐を戸川の方におりていく
深い森を感じる

前半はずっと急な坂をおりていくが、後半は比較的なだらかだったかな。
牛首というスポットがあり、どんなところだろうとワクワクしていたら林道との分岐だった。
牛首までにも林道と交差する箇所がいくつかあり、思わずそちらに向かってしまいそうになるので注意が必要だ。

牛首
右の登山道からおりてきて左の車道に一旦出る
車道を進むと右手に登山道らしき道がある
そこを入っていくと
右手の登山道をのぼる

牛首から先は少しのぼりの箇所もあったがなだらかな道が多かったように記憶している。
最後は車道歩きがあり、橋を渡ったらゴールだ!

紅葉がまだ綺麗だった
ここも秦野戸川公園の敷地内なのかな
橋を渡ったらゴール!

ー 丹沢山行を終えて

初日は気温差が激しく、途中服の脱ぎ着に時間を取られることが多かった。雪は想定外ではあったが、何が起こるかわからないのが山なので荷物は多少重くなっても準備しておいてよかったと思った。
2年前に比べて圧倒的に体力もついたし、それなりに経験してきているので技術面でも多少はあがったと思う。
アルプスより標高が低いせいか息はあがったがペースはそこまで落ちず、標準タイムより少し早かった。
今回選んだルートは最後の三ノ塔からの道以外は整備されていてのぼりやすいので、冬のトレーニングには最適だ。
低山とはいえ景色も素晴らしく、何より休憩場所やトイレが多いのが安心できる。ご年配の方も多く人気あるのはよくわかる山塊だ。

2024年の締めくくりに素晴らしい山行となり大満足だった。
2025年は更なる挑戦をする予定!!
冬は低山を愉しみながら体を鍛えていくぞ!


<二日間>
距離:20.9km
累積標高(のぼり/くだり):2001m/2006m
<一日目>
距離:9.2km
累積標高(のぼり/くだり):1493m/217m
タイム:6時間21分(休憩1時間41分含む)
<一日目>
距離:11.6km
累積標高(のぼり/くだり):507m/1788m
タイム:7時間21分(休憩1時間38分含む)



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