matoilが【2022年度グッドデザイン賞】を受賞しました!
こんにちは!マトイルの谷です。この度、matoil(マトイル)は、2022年度のグッドデザイン賞を受賞することができました。昨年2021年10月にサービスを開始して、もう少しで1年が経とうとしているこの時期に、良いニュースをご報告できることが嬉しいです。
マトイルには様々な専門家のみなさんに関わっていただいています。その誰もが、自分事としてマトイルに向き合ってくださっていることに深く感謝するとともに、このような賞を一緒に受賞できることを誇らしく思います。このnoteでは、受賞メンバーをご紹介しながら、私たちがここまで大切にしてきたマトイルらしさについてもお伝えできたらと思います。
食物アレルギー対応の理想の姿を描く
マトイルは、【一般向けの取り組み・活動】という部門で、食物アレルギー対応のサービスそのものを審査していただきました。マトイルのメンバーには、食物アレルギー対応の専門家が揃っています。だからこそできる、今までにない「提案型のアプローチ」でお料理をおつくりし、アレルギーっ子達のもとへ届けています。
いただいた審査員の方からの評価コメントをご紹介します。マトイルが、食体験や食の時間のデザインに力を注いでいることを評価いただくことができました。
これまで、私たちにとってのアレルギー対応はこれだ、というものを積み上げてきました。リスクと正面から向き合った上で、安心して食べられるというだけでなく、おいしくて楽しくて、豊かな食体験を創りだす、ということ。そしてそれを創っている、当事者でもある私たちが、心から「これは世の中にあるべきサービス」だと思えることが大切だと思っています。
ブランドをつくり、デザインしていく
マトイルという名前をつけることから始まり、ロゴデザインやWEBデザイン、マトイルファクトリーの空間デザイン、イベント運営、広報など、あらゆるクリエイティブをスマイルズさんに支援いただいています。スマイルズさんは、Soup Stock TokyoやPASS THE BATONなど、私が1人のファンとしてよく通っているお店を運営されている会社さんです。
スマイルズさんのおかげで、マトイルのクリエイティブはとっても素敵で魅力的です。食物アレルギーという、ともすれば深刻に語りすぎてしまう、でも軽々しくは扱えない、という難しい事象に対して、とても的確に解釈して、軽快に表現してくれます。
WEBサイトはオープンした日から多くのご感想を頂きました。アレルギーっ子の親御さんからは長文の共感メールを、アレルギーとは無縁な方からも「感動しました」と連絡をいただきびっくりしました。
デザイン面だけでなく、事業全体の方向性についても多くのアドバイスをいただいています。マトイルの製造拠点を設けたときも、内装のデザインや家具の選定だけでなく、マトイルファクトリーという名称やその場所の定義についてもたくさん議論させていただきました。
2021年12月17日・18日に開催したイベント、「マトイル はじめてのクリスマス」では、イベント自体の企画・演出から、メディア取材対応や情報発信のサポートまでしていただいています。
スマイルズさんと一緒にお仕事をしていて一番すごいと思うのは、マトイルのことを自分事だと思って関わってくれるところです。違うと思ったら「違うと思います」と言ってくれるありがたみ。「もっとこうやったらお子たちが喜んでくれるはず!」と盛り上がる打合せ。「今度あれ食べたいので作ってください!」とシェフに突然飛んでくるリクエスト(笑)
マトイルという、まだ何者でもない、でも何者にでもなれるプロジェクトにピッタリな楽しみ上手なみなさんです。
マトイルのイベントに参加いただいたことのある方は、きっとスマイルズさんの面々を目撃したことがあると思います。今回の受賞で、いろんな形でご支援いただいたみなさんと一緒に名前を並べられたことが本当に嬉しいです。改めて、ここまで本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
「この事業はうまくいく、なぜなら」
マトイルは、京セラ株式会社の社内プロジェクトとして運営していますが、いつかは事業として成立するようにしなければなりません。ここまで何も言わずに進めさせてくれた会社の懐の深さには脱帽です。でもそれ以上に、私やマトイルがここまで進むためには、新規事業のプロ・守屋実さんの存在なしでは難しかったと思います。
守屋さんは言わずと知れた新規事業家です。初めて話したときに、あまりにすごすぎて「やばい、本物だ!」と思ったことを覚えています。毎回、自分の至らなさに吐きそうになりながら守屋さんとの打合せに向かっていたのがなつかしいです。(今では一緒にマトイルの試作をたべながら打合せしています♪)
ここまで2年4か月、事業を創っていく上で大切にしないといけないことを教えてもらいながら進んできました。いくつもの新規事業を創ってきた守屋さんだからこそ、マトイルを表現する言葉にも説得力があります。
グッドデザイン賞応募の項目にある「デザインの改良、競合・類似デザインとの差異」のところは、以下のように書きました。
うん。力強い。そして私には思いつかない表現です。
私達は、今ある何かや誰かにぶつかっていこうとは思っていません。いろんな人がいろんな商品を提供しているのに、それでもまだ困っていたり、寂しい思いをしている人がいる状況を変えていきたいと思っています。
だから、「何食べてみたい?」から始まる対話を大事にしていて、リクエストをいただいてから商品を開発することが多く、そんな様子を端的に表す文章だなぁと思いました。
事業やビジネスの相談というと、儲けるためには、みたいな話ばかりしてそうと思われるかもしれませんが、守屋さんはマトイルに来るアレルギーっ子達のエピソードを、驚きや共感を持って聞いてくれます。また、高い壁にぶつかった時ほど燃えているマトイルメンバーを「面白い人たちだねー」と言ってくれます。そして、「事業はめちゃくちゃ儲けないといけないから。儲かった分でいい商品やいいサービスをもっと開発してもっと喜んでもらわないといけないから。」と私にも理解できる言葉でアドバイスをくれます。
「この事業はうまくいく、なぜなら、」の後には、いつもものすごく力強い言葉が続くのですが、守屋さんから言われてハッとするばかりでまだ自分のものにできていないので、自分の言葉で語れるようになったらきちんと書きたいと思います。
まだ上手く説明はできないけれど、この事業はうまくいく。
そう信じています。
届けたいものを届けたい人たちに届ける
グッドデザイン賞に応募するにあたり、マトイルを説明する文章をたくさん書きました。今までの活動を振り返ったり、それを図式化したり。やってきたこともやりたいことも、伝えたいことも色々ありすぎて、まとめるのに本当に苦労しました。
よく聞かれる質問をまとめて、Q&A方式での紹介資料も作りました。
でも本当は、マトイルを楽しんでくださっているみなさんの様子を見てもらったら、資料なんかなくても伝わるものがあるんじゃないかなぁと思ったりします。
マトイルのイベントに来て、「むしろアレルギーがあってよかった」と言ってくれた子がいました。「マトイルさんを知ってから、アレルギーのマイナスイメージが覆りました。」と言ってくれた親御さんもいました。感動的で、忘れられない言葉です。
「楽しい」を作り出すためには、正しい知識と入念な準備、それと、楽しませたい、という心意気が必要です。いくつものハードルを乗り越えて、アレルギーがあってよかった、とまで言われる体験を作りだしているマトイルメンバーを誇りに思います。
これからも、届けたいものを届けたい人たちに届けられるよう、頑張っていきたいと思います(*^-^*)
最後に
冒頭にご紹介した写真に写っている受賞メンバー以外にも、いままでも、いまも支えてくれているメンバーがいます。伊藤ちゃん、藤田君、あやさん、ゆりちゃん、水野さん、池田さん、佐藤さん、かおんちゃん、ありがとうございます!
WEBサイトやSNSには、実際にマトイルを利用いただいているご家族や、京セラ社員&そのお子さん達にも出演いただきました。ご協力いただき、本当にありがとうございました!お子さん達の自然体の可愛さが受賞への後押しになったことは間違いないです!!
社内でひそかに応援して下さっているみなさまも、いつもありがとうございます。特に、迷惑をかけっぱなしの間接部門のみなさま、グッドデザイン賞受賞に免じて許してください…(笑)
沢山の方に感謝しつつ、本当はベスト100に入りたかったので、パワーアップした姿でまた懲りずに応募しようかなと思っています。
まだまだこれから。
頑張ってまいりますので、応援、よろしくお願いします!
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守屋さんとスマイルズさんのnoteはこちらです!