63.キャラメル

カレーを食べると牛乳が飲みたくなります。最近お気に入りのカレー屋さんと出会ってしまったんですよね。お高いのでそんな頻繁には食べられませんが、どうしても食べたい気分の時は注文しちゃいます。今日がその日でした。辛いのが苦手なので甘口がぴったり。甘口を用意してくれてるというのも、お気に入りになった理由の一つかもしれません。

牛乳を飲むのもいいけれど、折角なら気温も涼しいしミルクティーを淹れるのはどうだろう。と思って今日はこの茶葉にしてみました。

キャラメル。フィーユブルーのフレーバードティーです。これは見るからにミルクティーが美味しそうな茶葉……！と思って、ミルクティーを飲みたくなる気分の日までとっておいてました。今日がまさにその日ですね。

袋を開けると濃いキャラメルの香りがぶわっとくる……！期待値を高めます。おいしそう……。淹れた後もしっかり香り立っていて、焦がしキャラメルのようなすっきりした香りがめちゃくちゃおいしそう。では一口……。

……うわうまっ。うまっ……。ぐっ……と強くやってくる旨味がもう初手でおいしいって思わせる。深くすっきりとした味わいの旨味に、焦がしたキャラメルの香りが溶け込んでるのがうまああああい！！苦味の効いた味わいなんですよね。渋みではなく、香ばしい苦味が全体的に効いたきりっとした味わい。コクがすごいあるからこれだけ苦味が効いていてもそれすら旨味になっている。これだけ深い味わいなのに、渋みは全然ないからひっかかりがなくてすっきりしていて飲みやすい。コーヒーに対するおいしいって感情と似ている気がするな……コーヒー程の重さの苦味ではないので、これははっきりと紅茶のおいしさなんですけど。ベクトルが似てる。飲み終えてふうと吐き出す息もキャラメルの香りで染まっていて、その香ばしくてビターでほの甘い余韻がまたおいしいですね……。

そして満を持してもミルクティー……！わくわく。

いやおいしい……。もう間違いのない味。柔らかいのにすごくすっきりとしたミルクティーになる……！ちょっとミルク多めの方がおいしい。さっきまで全体にかかっていた苦味がなくなって、旨味だけが溶け込んでいるような。その旨味もベタつかないからすごく軽やかな味わいになる。おいしい……。結構ミルク多めにしているのに後味まですっきり。

……でも、あれですね。ミルクティーにしちゃうと、焦がしたような苦味が消えてしまうのがちょっと惜しいというか、勿体ないというか。この苦味が一番好きなポイントだったのかも、自分。なので３杯目以降は牛乳を入れず、ストレートで頂きました。うん、これが一番満足感ある。ミルクティーの気分だったのに本末転倒な気はしますが、この茶葉における一番好きな飲み方を発見できたのは、私にとって嬉しいことです。

気が付けば４箱あったサンプリングセットのうち１箱が空になりました。なんてことだ。いっぱいありすぎて飲んでも飲んでも一生なくならないような気がしていたので。でもまぁ飲めばなくなりますからね……。サンプリングセットは色んな種類を本当にたっぷり味わえて、好きなのを見つける参考になりました。これを参考に単品買いしたいですねー。さしあたりセイロンと……あとどれかなー甲乙つけがたいなー。