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47.薔薇と桃

ここ最近眠りが浅くて日中眠気とだるさに苦しめられていたんですが、今日やっと原因がわかって深く眠る事ができまして。久しぶりに頭のすっきりした休日を過ごせて幸せを噛みしめています。痛みや苦しみがあるとどんなに自由な時間があっても全然楽しめないので、好きな事を楽しいと感じるにはやっぱり健康あってのものなんだなぁ……とつくづく思います。

そんな訳で活力が今日はいっぱいありまして、午後も紅茶を飲みたいな!となったのでこれを淹れてみました。


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薔薇と桃ムレスナティーのフレーバードティーです。ムレスナティーの中でも特にお気に入りな茶葉ですね……。種類の多いムレスナティーは飲んだことない茶葉がたくさんあるので新しいものを色々買って試したい気持ちが強いのですが、複数買うとなると薔薇と桃はついマストで籠に入れてしまう。そのぐらい大好きな茶葉です。

袋を開けるとふわあっと薔薇の良い香りがします……。生花というよりはどことなくフルーティーで美味しそうな感じに整えられた薔薇の香りで、一緒に桃が入ってるからかもしれませんね。淹れると香りは大分落ち着きます。でもカップを口元に持っていくとちゃんとあまーい香りがして、良い香り……。では一口……。

……ほあー……いややっぱうまぁあー……。フルーティーとフローラルを見事に併せ持った甘くて可愛い香りと一緒に、軽やかなお茶の渋みがやってくるのがたまりません……。味自体は甘い訳じゃない、むしろすっきりと落ち着いた味なのにどうしてこんなに香りと合うのか。舌にひっかかる事のない渋みが、丁度いい強さと柔らかさに調節されていて、それが花弁を食べた時の軽い渋みを思わせてこの香りとめちゃくちゃ合うんですよねぇ……。後味では渋みがさっぱり消えている代わりに、すっきりとした爽やかな甘みがほんのりと感じられます。これが桃なのかな。その甘みが全然もったりしてなくて、ぱしゃっという水音が感じられそうなぐらい軽やかで、また良いんですよね……すき……。冷めると渋みが強まりますが、温かいうちに飲むと甘みがより感じられるのも推しポイント。この甘みはさっきの桃っぽい甘みではなくて、紅茶の甘みですね。茶葉の甘みと旨味。丸くてまろやかでつるつるした、舌を包み込むような茶葉の甘み……美味しいです。華やかなのにクラシカル。紅茶の美味しさも薔薇の美味しさも桃の美味しさも余すことなく味わえる茶葉なんですよ……。

今日は作ってないんですけど、ロイヤルミルクティーにしても超美味しいんですよねこれ。以前教えてもらって作ってみたらドハマりしました。香りがしっかりあるから牛乳に負けずに薔薇の甘みと桃の甘みがあって、砂糖を入れなくても甘くておいしいロイヤルミルクティーになります……超絶おすすめです。手鍋で作った方がより丁寧なのでしょうけど、鍋から零しがちな自分は大概レンジで作ります。お手軽簡単。


紅茶の美味しさに浸れる休日が一番幸せかもしれないなぁって思います。紅茶はいつでも美味しいんですけど、受け手の自分が体調悪いと美味しく感じられないし、調子が悪いと焦ってしまって紅茶を飲んでる時間を勿体なく感じてしまう。なんにも焦ることなく、美味しい紅茶を美味しいなぁって味わえてる時が、他のものも捗ったり楽しめたりする時なのかもしれないですね。明日は仕事ですが、まだいくらか休日は余ってますので、この後何しようかな。紅茶を飲みながらのんびり考えるのもまた楽しいですね。

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