77.ザッハブレンド
めりーくりすまーす。昨日は友人とオンラインクリパをしてました。
気付けば2回か3回目の開催になるこのオンラインクリパ。モスチキンを買ってみたりオードブルを予約してみたりとごちそうの用意を毎年試行錯誤してるのですが、今年はいい感じの総菜屋さんを先月見つけて目星つけておりまして、そこで買ってみました。折角なのでパーティ感がほしいけど、オードブルを買ってしまうと持て余す。まぁ持て余しても冷蔵庫入れて翌日食べたりすればいいんですけど、今年は食べきれそうな量を買う事ができたので去年よりもなんだか楽でした。ケーキはAtelier Anniversaryに予約もせずぱっと飛び込んで買ったのですが、まさに欲しかった小さいホールケーキが買えて満足。なんとなく試行錯誤が続いてたごちそう準備、この方法が一番しっくりと用意できるかも。丁度いい労力コストで丁度いい美味しいものが買えて、そういう意味でも嬉しいクリスマスパーティーでした。
すっかりクリスマス終わった気分でいるんですけど、暦の上では今日こそクリスマス本番。クリスマスな事は何もしませんが、クリスマス市で買ったもう一つの茶葉を開封しちゃいましょう。
ザッハブレンド。デンメアティーハウスのフレーバードティーです。
おや、ティーカップが二つ……?一人で飲むのに?
実はこれ、紅茶缶なんです!ティーカップ型の紅茶缶。可愛すぎませんかこれ。ちゃんとソーサーもついていて、カップとソーサーは別々に分かれているんですよ。本格的にティーカップ。お値段はなかなか張りましたが、これはもう惚れ込んでしまって買うしかない。先日のおうち型の缶に入ったイングリッシュブレックファーストと一緒に買ってしまいました。やーでも買ってよかった。あまりにもかわいい……。
袋を開けると……開けた時点ではほぼ香りなし。嗅ぎに行くとふわっと良い香りがします。あっこれなんの香りだっけ、すごく華やかな良い香り……そうだベルガモットだ。香り高いアールグレイの香りがしますね。淹れると香りがかなり落ち着いて、ほんのりとお茶らしい甘い香りがするのみになります。本当にほんのり。すごく控えめ。あのふわっとはっきり香っていたベルガモットがほとんど鳴りを潜めてる。ビフォーアフターが劇的で面白いな……では一口。
……あっうま、うま……。アールグレイだこれぇー……。華やかで甘酸っぱいベルガモットの香りが口いっぱいに咲き誇ります。美味しい!香りが良い!でも他のアールグレイとちょっと一味違ってるのは、旨味がぐっと濃いんですよね。紅茶というよりは、煎茶を思わせるざらついた質感の濃い旨味。これがあるので香りの良さだけじゃなく味の旨さでもぐいぐい飲めてしまいます。ちょっと青みもあるな。ダージリンのセカンドあたりを思わせる、苦味の混じった青みがします。この青みは結構好き嫌い分かれそうだな。でもこの青み、通り過ぎた後にすーっと清涼感のある後味を残していって、それがなにやら透明感のあるお花の香りに繋がっているんですよね。この香りベルガモットじゃないな。多分ジャスミンだ。青みがある事でこの香りの華やかさと透明感がぐっと引き立って、香りの良さにどっぷり浸る事ができます。美味しい……。シティな紅茶だなぁ、という謎の感想が出てきました。街で服にコスメに香水にと買い物した後スタイリッシュなカフェで楽しむ紅茶みたいな、そんなきらきらした気分に浸れる味わい。
食事にもティータイムにも合わせやすいよとウェブサイトには書いてあるのですが、かなり華のある風味なので合わせる食べ物は選びそうだなぁという印象。食べ物を引き立てる脇役感がないんですよねこの茶葉。圧倒的主役。むしろこのすっきりした華やかさは、仕事のおともにすると捗りそうだなぁと思いました。エネルギーに満ちた味と香りなので、元気を貰えそう。
美味しかったー……。想像以上に軽やかな味わいで美味しかったです。実はこの茶葉の名前、『ザッハトルテ』だと勘違いしたまま買ってたんですよね。だからザッハトルテらしい重たいミルクティー向きの味わいなのかなと思ってたら、全然違った。よく見たら名前は『ザッハブレンド』でした。茶葉の名前はよく見ましょう。
なんでもドイツのウィーンにホテルザッハーというホテルがあるらしく、そこで出されるチョコケーキがザッハトルテと呼ばれ、この茶葉はそこのオリジナルブレンドだからザッハブレンドらしいですね。すごいな。ケーキにも茶葉にも名前を冠するのすごいな。しかもザッハトルテって最早すごく広く馴染まれてる名前になってるし。こういう話聞くと一回行ってみたくなりますね、ホテルザッハー。旅行したいなぁ~。
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