14.ナッツティー
洗い物をサボりがちです。食器の。食べ終わった後すぐ洗うのをめんどがってしまうので狭いキッチンに食器が溜まりがち。けどやかんを火にかけると不思議と楽に始められるんですよね洗い物。お湯が沸くまでの間ついでにこれやっておこう、って気力が湧いてくる。そのお湯はおいしい紅茶になるので、紅茶はズボラな一人暮らし女の家事も救うらしい。偉大なり。
ナッツティー。フィーユ・ブルーのフレーバードティー。こちらもオレンジミント同様ル・ブルーの茶葉ですね。カジュアル路線の子です。フィーユ・ブルーはティーバッグで買ってるんですけど、お湯に入れると蕩け落ちるように沈んでいく様が大好き……。うっとりしちゃう。
袋開けた瞬間からあまーいナッツの香りが漂う漂う……!もうこの時点で最高。テンションが爆上がる匂い。ナッツ大好き。淹れるとその香りが一層濃くなります。ナッツだけの香りじゃなくナッツのお菓子、って感じの香り。どっかのカフェで食べたパンケーキにかかっていたナッツのクリームは確かこんな香りがした。あとあれも近いな、久世福商店のナッツペースト。
一口飲むとその甘い香りがそのまま体内に注がれていく感じ。それでいて舌にくる味わいは……意外にも渋め。えっ結構渋いな?舌の中央をぴりっと刺してくるのは確かに渋み。あれー、抽出長すぎたかな……?オレンジミントが3分で丁度良かったから3分にしてみたんですけど。付属の説明書見るとル・ブルーは抽出しながら味見してお好みの味になったらティーバッグを取り出してくださいとか優雅な事が書いてあって、えーんめんどくさい……としょっぱい顔したズボラ女はとりあえず3分で淹れてみてます。そんなこんなでちょっと渋めの仕上がりでした。味は渋みを感じてるのに香りはとにかく甘くて香ばしいのすごいな……。飲み始めから飲み終わりまで、なんなら後味まで甘い香りがこっくり漂う。とはいえこの渋みは気になるなぁ。失敗かなぁこれは。
いや待て。
ここで私は気が付いた。
ウェブサイトのキャッチコピーを思い出せ。ナッツティーは、"ナッツの香りでミルクティーがとにかくおいしい紅茶"……!
さぁミルクティーのターンです。最初なので牛乳はちょっと控えめに(当社比)
一口飲むとお、美味しい……!!さっきまで気になっていた渋みが、ミルクを入れた途端奥ゆきのある香ばしさに化けている……!!これはちょっと大きめのナッツ齧った時のあの味!カシューナッツとかアーモンドとか。渋みと、あとさっきまでの甘い香りも牛乳淹れるとちょっと和らいだ。そのせいなのかわからないけどストレートの時よりお茶の旨味がぐっと引き出されている……旨い。すごく旨い。旨味が舌でも喉でも味わえている……これはごくごく飲むのがうんまいミルクティーだ……。
さっきまで濃厚なお菓子めいてた香りが和らいでるから、お菓子というよりはナッツそのものみたいな香りに近づいてて、それがまた香ばしくてうんまい……。オレンジミント同様、何も削がれてないまるままのローストナッツって感じの香りで、その雑味がまたお茶の旨味をブーストしてくれてる気がするよ……。これもやはりル・ブルーなんですね。気楽にぐいぐい飲めてしまうお茶だ。なんならミルクティーにする前提でもっと濃い目に出してもおいしいかもしれない。
香ばしさのあるミルクティー向きフレーバードが大好きなので(ルピシアのクッキーとかね)、ナッツティーは期待値盛り盛りで買ったんですけど、期待以上でしたね……。良い意味で上品すぎないざっくりとした味わいで、誰かと喋りながら飲むのに最適だなぁ。次の通話中に飲むのはこれかオレンジミントで決まりかも。いやほんとにフィーユ・ブルーの茶葉、どれも面白い。すごく面白い体験をさせてくれる。じっくり味わうフィーユ・ブルーの茶葉も、ざくざく飲みたいル・ブルーの茶葉も、もっと色々開拓してみたいですね。
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