32.エテュード2022
ついについについに開封できましたこちら。
フィーユブルーの!!!!新作!!!!
これいつ届いたんだっけ。そこそこ前だった気がする。ここ最近ばったばたしてて段ボールのまま部屋の隅に転がされていたんですけど、ようやく!!!開封できました!!!嬉しい!!!
2つ出た新作を両方飲みたかったので、迷わず買った2缶ボックス。缶が今までと色が違うし茶葉の名前も書かれているしで、フィーユブルーの缶が増えてきて見分けづらくなってきた身としては有難い……。今日どっち飲もうかな。迷ったんですけど今日こっちは雨降ってまして。パヴァーヌは晴れた日に飲みたいよね……と思った結果、選ばれたのはこちらでした。
エテュード2022。フィーユブルーのブレンドティーです。新作だ!というかリニューアル?エチュード自体は前からありますしね。と思っていたら『発売年のミレジメを冠することと致しました。』というむずかしい言葉が書いてありました。ミレジメってなぁに?と調べてみたところ、どうやらワインの用語らしく、良いぶどうができた年に、その年のぶどうだけを使って作られたシャンパンの事らしいですね。
ってことはこのエテュード2022は、2022年に採れた良い茶葉だけを使って作った紅茶、って事になるのかな?うわなんかそう聞くとめちゃくちゃ美味しそうで楽しみになりますね……!リーフレットを読んだ感じ、作り方も前エテュードとは少し変えているらしいので、それも含めて楽しみです。
袋を開けると、香りはほとんどしない。嗅ぎにいくと紅茶らしい香ばしい香りがほのかに香る、そのぐらいの控えめさ。いつもフレーバードに慣れすぎていて毎度驚くけど、紅茶って本来このぐらいなんだよな香り……って毎度思います。新エテュードの抽出時間を確認すると、なんと3~6分。えっそんなに幅あるの!?えっどうしよう!?と迷った結果、とりあえず前エテュードと同じ4分で淹れてみる事にしました。淹れるとむしろ香りが強まって、柔らかに澄んだ甘いお茶の香りがふわ……と香り立ちます。4分淹れた割には軽やかな香りだな……では一口。
……うま。うま……!!!えっなんかものすごい飲みやすくなってませんか!?前のエテュードってもっとがつっと渋みが来ていた気がするんですけど、これは渋みが全然来ない……柔らかなお茶の風味と旨味が真っ先にやってきて、とてもとっつきやすい……美味しい……。舌が慣れてくるとすっと渋みが現れてきます。舌の中央にだけすっと乗っかってくるような、どこかすっきりとした印象の渋み。べたりとした重たさがないんですよねこの渋み。前よりも一層、計算されて整えられている気がするな……渋み……。重すぎないしひっかかりすぎないからすごく飲みやすい。後味にも残るんだけどそれがまた丁度いい残り方で、心地いい余韻なんですよね……。美味しい……。
香りも甘くて風味も甘くて、美味しくて飲みやすいのにその甘みが広がりすぎないところが面白い。さっぱり、としているんですよね。なんか。とてもシンプルというか、多分多くの日本人がなんとなく思い描いているような紅茶らしい紅茶!って感じ。前エテュードはそれを本当にシックにクラシカルに貫いてて、どすっと重ためな懐かしの紅茶!って感じだったんですけど、新エテュードはそれがもう少し柔らかに繊細になった気がします。軽やかで、華があるのになんだかすっきりしててどこか懐かしい。エテュードはホテルで出される紅茶感があると前に書いた気がするんですが、前エテュードがほんとに老舗のホテル感で、新エテュードが最近のホテル、って感じがしますね。午後の日の差す綺麗で今時なラウンジで、友達と可愛い服着ておしゃれなフードと一緒に飲んでいるアフタヌーンティーの紅茶……そんな感じがします。
美味しかった……。なんかやっぱり自分の感覚としてはリニューアルって感じで、コンセプトは貫いたまま、印象や雰囲気を少しだけ変えてきてるところがすごく面白かった……。あとなんとなく新エテュードの方が飲みやすくて好きだなぁ。シックさを損なわないまま飲みやすくなってるってすごいですよね……面白……。飲んでるうちに雨降ってた外が気づいたら晴れていました。ああ晴れるんならパヴァーヌでもよかったかなと一瞬思いますが、新エテュードは晴れ空が似合うなぁと飲んでて思ったので、晴れた中でも飲めて得した気分です。
ちなみにこれが今回ついてきたリーフレット。おしゃれぇ……かわいい……。
この他にもティーカクテルレシピが載ったポストカードなんかもついてきてまして、どんどん付録が豪華になるなぁ……と慄きながらもテンション上がりました。
リーフレット読みながら飲むとまた一層美味しいんですよねー……。