分割キーボードを左右同一基板で制作するためのアイデア
はじめに
分割キーボードを作成する際、当初は1種類の基板で左右同一対応としようかと考えていたためそのときのアイデアメモです。
実際に作成したものは左右同一の基板としなかったため、この記事の内容は構想だけです。
そのため実際に作る場合に何かしらの問題が発生する可能性が大いにあります。
前提条件
実装する部品はMCU、キースイッチ、TRRSジャックのみです。
ダイオードやLEDなどを載せる場合は別途考慮が必要です。
各部品を左右同一基板に乗せる方法
キースイッチ
これは既に両面対応のフットプリントがライブラリとして配布されており、作例も多くあるため特筆することはありません。
MCU
分割キーボードにおいては、5V・GND・TX・RXの各端子を基板間で接続する必要があり、ピンの位置を変更できないため左右で同じ向きにMCUを取り付ける必要があります。
下の画像のように基板を切り欠いた上で、左右の基板で表裏逆にMCUを取り付ける形になります。
TRRSジャック
全二重方式で基板間を接続する場合、左右の基板間でTXとRXをクロスして接続させる必要があります。
ピン配置のうち2ピンが左右対称になっており、かつ残りの2ピンが中心軸上にあるTRRSジャックを選定する必要があります。
マル信無線電機のMJ-2135が条件を満たしそうです。
(aliexpressで見つかるPJ-322も似たような配置していて使えそうな感じ)
下図のように配置することで、基板の裏表をひっくり返すだけでTXとRXが入れ替わってくれるはずです。
ただし私が調べた限りではMJ-2135のフットプリントが見つけられなかったため、フットプリントから作成する必要があります。
最後に
特に書くことが思いつかないので宣伝。
自作の20%キーボード用の論理配列です。
この記事の内容で左右同一の基板を作った際には追記をしようと思います。
(キーボード作りたい欲が数か月~半年くらい毎に来る感じなのでしばらく先になると思います。)
その他質問などありましたら、私のtwitter(@mato_kb)までお声掛けください。