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新しい1年の始まりと2022の振り返りについて

大阪市中央区の社会保険労務士⚖️マチネ社労士事務所の上田麻美です⚖️


新年が始まりすでに17日も過ぎていたことにびっくりしました。
昨年は大変お世話になりました。2022年は私にとってもとても学びが大きい一年でした。
そして、実は個人的な実験をしていました。その実験を振り返って、大事なお話をしようと思います。

昨年2022年のお正月に実はふと思ったことがありました。

「1年365日仕事してみたらどうなるんやろ?もしかしてめちゃくちゃ成長したりして・・?」

と思ったので、ではやってみよう!と実験的に始めました。

当然、毎日何時間も仕事することは想定せず、1日1時間程度でも必ず仕事をするというゆるい感じで始めました。

その結果は・・・

「メンタルがめちゃくちゃダメージを受けます」

メンタルヘルスマネジメントの教科書には必ず書いてあります。

①法定外残業時間の長さと比例してメンタル不全は増えます。
②所定休日日数が少ない方がメンタル不全は多い

この②について、
1日1時間労働を365日続けるのと、1日12時間で週5日働くのとどちらがメンタルに影響するんだろうなと思っていました。
なので実験的に、やってみました。

決めたことは、「365日毎日仕事する」それだけです。

当然ですが、働く時間は決めていないので、午前中だけ仕事をして午後から友人と遊びに行った日も、夜に飲みに行った日もあります。

3月くらいまではまだまだ余裕でしたが、夏くらいの私の日記には
「逃げたい」
とはっきり書いてありました。

何となく、今日が昨日の続きのような、今日が明日も続くような、連続した毎日を過ごしている感じがしていました。

仕事に「飽きてくる」と言う感覚でしょうか・・

12月頃にはすっかり、「事務所に行くのがちょっと嫌」な感覚になっていました・・。

事務所に行けば、仕事がたくさん待っている。
そういえば、昨日も頑張って片付けたのに、今日もあるのは何でだろう?
(仕事は一生懸命頑張りましたし、当然手は抜いていませんのでご安心ください)

何となく、モヤがずーっとかかったような、世界が灰色になったような感覚でした。


休日の概念は

「労働から完全に解放される日」です。

私にとっての2022年は休日が1日もなかったです。
そのことはとても辛くしんどかったです。
身体的に疲れた残った感覚はなかったですが、脳がとても疲れていたと思います。
半日のリフレッシュをしようとした日はたくさんありましたが、半日で疲れが取れることはありませんでした。


脳にはきっとモードがあると思います。
「仕事」モード
「休日」モード
ずーっと仕事モードだったんだと思います。


私の2022年〜2023年の年末年始休暇は 少し長めにいただきました。
12月29日から1月5日までのお休みとさせていただきました。
その間、29日から31日の3日間は、布団からほとんど出ずにひたすら寝ました。
家族に会うこともせず、テレビやスマホ、インターネットからの情報も全てを遮断して、ひたすら「睡眠」をとりました。
(本当は介護用のオムツをしてトイレにも行かずに寝ようと思っていたんですが、流石に無理でした。出来ることならそうしたかったです)

31日の夕方にそろそろ動こうと言う気持ちになって、暗い部屋でハンドドリップのコーヒーを淹れました。
コーヒーの香りとコポコポと言う音と、1滴1滴コーヒーが落ちているのを眺めながら、頭の中が空っぽになっているのを感じてすごく癒されました。

そこで1年間で初めて「自分が労働から完全に解放されている」ことを実感できま
した。

2022年の私は、1年、365日24時間、頭の中では仕事のことでいっぱいでした。
ずーっとフル回転でお客様のこと、事業のこと、お金のこと、今後のことを考え続けていました。
仕事としては充実していて、精力的でいれた反面、脳が限界だったんだと思います。

イライラしやすくなっていたし、自分に起こることを全部マイナスにしか捉えられずネガティブになっていたと思います。(家族に一番迷惑かけたと思います)
衝動的な不安や焦りが湧くこともありました。
寝れないし、朝早くに起きてしまうので、早朝からメールを読んで仕事をしていた日もありました。
とにかく不安と焦り、それから仕事をしている高揚感でとにかく「働いて」いないと怖いと思っていました。

3日間寝て、コーヒーを飲んで、シャワーを浴びてスッキリして新年を迎えた時に
今年は適度に休むぞ!と決めました。
休んだ後の自分の方が、お客様にも貢献できる!と

それくらい、12月28日の自分と1月1日の自分は別人でした。

と言うことで、2023年は

本当の意味での「休日」を適度な日数、最適なタイミングで取ること。

を実験しようと思います。
自分にとっての適度な「休日」と最適なタイミング
その日数とタイミングが労働法とどう馴染むのか、また1年かけて自分の体で実験してみます。

労働基準法で設定されている、休日は絶対です。
その休日が本当の意味で「労働から解放」されているのか、このブログを読んだ方は考えてみてください。

お仕事のことを考えていませんか?
ちょっとだけなら・・と仕事していませんか?
メール読んでない?
事業主の方は「休みにごめんね、仕事の件で3分だけ・・」なんて電話してませんか?

その少しだけで、脳は一気に「仕事モード」に切り替えわる。
そうなるとなかなか「休日モード」には戻らないのが人間です。

休日は「完全に労働から解放」される日です。
しっかり休むことも仕事の一つ。

お休みしてくださいね。

最適な年間休日数がわからないときは、マチネ社労士事務所にご連絡ください。


2023年もどうぞ弊所をよろしくお願いいたします。


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