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EndlessSHOCK×ショウリ 2023感想

2023EndlessSHOCK・EndlessSHOCK etarnalを観劇してきました!

昨年の新幹線乗り込んで中止から約1年。
無事に訪れることばかりを祈り、再度向かった初めての帝国劇場。とにかく素晴らしかった!昨年も本編の配信は見ていましたが衝撃を受けたままで終わってしまったので、今年は真剣に感想を書こうと決めました。

※1万字以上あるためかなり長いです
※他の方の感想・解釈を見ていないため間違えている部分もあるかもしれませんが、私はこう感じたという観点で書いています
※ネタバレに全く配慮していません

ライバル役であるショウリを中心に物語の解釈と感想が混ざります。また、シンプルに佐藤勝利が大好きなので急に褒め始めます。自分用に感想を整理しているまでなので、歌詞等間違いもあると思いますが雰囲気で!


◎EndlessSHOCK

まずは本編の感想から。

・一幕
オーナーの劇場Off Broadwayでの千秋楽が閉幕し、バックヤードで盛り上がるキャスト達。配信の時と同様にショウリの歌声で新鮮に驚いてしまう。うわ!好きな声だ!(今更!?)いくら聞きなれてても良い。しかも「俺が踊ればパーフェクト!」「俺は最高!」この歌詞の時点でショウリの性格が紹介されてて、自信に満ち溢れた表情も髪形も完璧すぎん!?

メインキャスト達は幼い頃から同じ屋上の景色を見てる関係。
回想からしてコウイチとライバル役の本来の年齢差想定は2・3個だと思ってるけど、リアル年齢が離れすぎてて役は何歳設定なんだ?

20代後半~30代前半とは思うから、ライバル役の実年齢に合わせて多少前後するイメージでいる。パンフレットでも勝利の役作りを宏光がやればすごく問題のある大人だよと話していた。ただそうなるとショウリとヒロミツで大きな差があるんだよね。26歳の孤独と37歳の孤独は絶対に違うじゃん!?ものすごく面白いしヒロミツVer.も気になっちゃうよ~!

ただショウリさあ、機嫌良い時はリカちゃん♡なくせに、機嫌悪い時はお前呼びで当たってくんの最悪だからな!!?!?

既に人間性の難を感じつつ、ブロードウェイにあるインペリアルガーデン・シアターからの誘いを受けて新しいショーが上演される。
ショウリメインの♬MOVE ON
「命賭けたこの夢にあいつの背中が遠く見える」「俺とお前だけ誰もいない それでも俺は走りたいんだ 1人でな!」
この歌詞の時点でライバルというより追いかけてる。コウイチの凄さは俺が誰より分かってる、って台詞が後にあるけど、ずっとずっとコウイチの背中は遠くて。手を伸ばしても走り続けても届かない。

忖度なくNo.2にいる実力はあっても、誰か1人を崇拝する場合ショウリは選ばれないんだよな。だって圧倒的なコウイチがいるから。北山くんが「努力で補えない1%」と表現していたけど、実際同じもしくはそれ以上の努力をしても超えられない人はいる。誰もがコウイチについてきた感覚、追いかけるだけの自分。ちょっ……とずつ苦しくなるんだ……。

カンパニーが嫌いなわけではないんだよ~!でも野心があるほど、夢が好きであるほど、崇めたてるカンパニーごとむかつくよな。そういう思考になってしまってる時は良くないと思っても止まらないものだしさ。

しかしショウリ、常に煽るような表情してて最高。
勝利では見ないギラついた自信と笑い方とんでもなく良すぎる。

今回座席が全部微妙で表情が見辛く、双眼鏡使ってたけど、メイン曲ほど肉眼で見るか悩んでた。目の前の舞台にいることを感じたいじゃん!?あと双眼鏡で見てると歌声にも集中出来なくて勿体ない。表情以上に踊りも歌声も余すところなく全部浴びたい。歌声の伸びも抜群ですね超好き。

出トチリ後の幕間。
コウイチとショウリの決定的な対立。当たり前だけど当時のコウイチとショウリの苦しみは違うし、互いの悩みは分からないんだよね。
そして始まる♬Missing Heart
「お前はどうして全てをかき乱す 俺達を置いてただ1人だけで」
「お前だけがいつも正しいわけじゃない お前が全てを奪ってる」
「焦る自分に苛立つ 俺の前から消えてくれ」
ここの掛け合いと曲の盛り上がり好きすぎる。
本当はコウイチのことを知りたかったのかなと思わされるショウリ視点。同時に、焦ってる自覚があるんだよ。歌い方的にも苛立ちが止まらない・コントロール出来ないのが怖そうでもあるし……。ただコウイチ視点はステージを続けることへの苦悩があって、「あの日の夢」は同じで……。

ショウリはコウイチと遊びたくて、その延長でダンス教えてよ!になったのが始まりだよね?コウイチが見てた夢が、ショウリにとっても悔しくて苦しくてたまらないくらい自分の夢になったわけで。熱すぎる。上手くやればコウイチの孤独もショウリの孤独も分かち合えたはずなんだよ。

Japanesque
このショーにおける悪役ショウリも表情良すぎ!!?!?!略奪が楽しくて仕方ない顔してる。刺した刀動かす時とか、相手がいちばん痛いであろう時に笑うの最高!元の顔が幼いせいで余計に邪悪!!殺せぇ゛!も咆哮も殺陣も良すぎて大興奮が止まらないんだな~~~!

衣装的に二の腕が見えるのすごく良い。bisの連載でノースリーブ着てて、枝みたいだった腕が人間になったな~!て思ってたけど(どっちも好き)生で見るとより良かった。去年ムキムキでワンピ着てたのも最高に笑った。

そして運命のシーン。
決闘の前にわざと刀を落として、予定通り差し出された予備の刀はあらかじめ入れ替えた本物。これでショーはストップ!そう本気で喜んでたショウリだけど、あの場が止まったら本当に嬉しかったんだろうか?

そこには夢もなく"コウイチのshow must go onを止めさせる"ことだけが目的になってしまっていて。コウイチもカンパニーも全部壊してやりたかった。そんな発言が後にあるんだよね。勿論盲目になってるし、「お前はもう舞台に立つな」という強い言葉がきっかけでもある。

だけど本物の刀はショウリに渡されて。
「続けろよ!」と言われて途端に怯えだすショウリ。真剣でも刺すフリで展開を進めることは出来た。それでも、あの状況で鬼気迫るコウイチに気圧されて、刺す以外選択肢はないと思い込むのも仕方ない気はする。ショウリの衝動性の高さとコウイチの頑なさ、そして舞台中である思考猶予の短さが、彼らの一生を分かつ行動に繋がってしまった。

大前提としてショウリが悪いんだけど、危険が伴う状況でショーを続けることは正しいのか?続けたと言えるのか?とも思う。この時コウイチにも余裕がなくて、立ち止まれないプレッシャー、最前線に立つ孤独に、ショウリの煽りとブロードウェイを去った者達の重荷が全部重なった最悪のタイミングだから起きた事態なんだろうな。絶対にショウリが悪いのを前提として、コウイチの行動もこの事故を回避するものではなかった。

階段落ちの後、頬に浴びた返り血に触れて震えてるショウリ。


・二幕
あれから1年、コウイチは病院で寝たきり……ヒエエ……。

いつか雨の降る屋上で踊るコウイチを見て、もうついていけないと思ったショウリ。コウイチは雨なんか降ってないように踊ってたんだろうよ。ショウリからすればぬかるんだ足元は踊りにくいし、まとわりつく雨は邪魔で仕方ないのに。自分はああはなれない。天才を追う秀才のクソデカ感情辛い。

自分より凄い人が傍にいるほど、何をしても否定されるような気がして、無駄な気がして。それでも抱いた夢を捨てられない。

全く関係ないけど好きな夢追い曲
♬ナイトダンサー/秋山黄色
「才能」なんて言葉を口にしそうな時は 決まって諦める支度をしている
天才の内訳は99%努力と多分残りの1%も努力だ
♬夢の奴隷/CIVILIAN
報われたという実感は上位入賞者特典で
貰えず終わった誰かから1人1人とリタイアして
命を賭けるとそう誓ったのならその日から君は夢の殉教者
きっと掴めるとそう信じながら死ぬ気で夢を見る

どっちも今聞くとショウリ~~~~!!!!になってしまう……。

シェイクスピア・シアター
コウイチが次のショーに考案していたシェイクスピアの夢を見るショウリ。「お前のせいで」と仲間達に言われ、亡霊達に身体を掴まれては、コウイチがショウリを恨む。裏切り者に死を!絶望して死ね!この序盤でボーン!と鳴る音も、後ろの十字架を飛び渡る演出もめちゃくちゃ好き。けど序盤のシェイクスピア発言がこんな地獄展開になるとは誰が思うかよ~!

コウイチに怯え、違うんだと必死に言い訳し、引き剝がされては気付けば自分がリチャード三世になるショウリ。殺戮で王位につく話なので重なる台詞が多々ある。夢の中でその役柄である時とショウリ自身である時があるの、ほんっと地獄!(大好き!)馬だ!馬をよこせ!と叫ぶシーン。足が悪いから馬がないと動けなくて、でももう彼を助けてくれる人はいない。

そして現実とリンクするように差し出される刀。
ここでショウリは嫌がるけど、身体を掴む亡霊達によって握らされてしまい、最後はまたコウイチを刺してしまう。

何度でも言う。地獄~~~~~!!!!!!!
大階段とフライングしか前情報を知らずに観たオタク、生きてる?私は昨年配信で衝撃を受けた記憶がある。後悔と不安で苦しい夢を繰り返しながら、毎日病室を眺め、インペリアルシアターを守り続けてたショウリ。

♬Don't Look Back
あのか細い歌声の前が見えなくて弱々しい感じ、ぐっとくるし抑えて歌うの難しそうすぎて凄い。コウイチとオーナーと三人でのハモリ。

話は違うが2020年に「NINE」というミュージカルを見てから美波里さんが大好きで、力強い歌声を聴くたびになんだか痺れてしまう。最前列で観たアクロバットが忘れられない。あのご年齢で長尺のアクロバットと歌があまりにも格好良くて、泣くようなシーンじゃないのに感動して涙堪えてた。だから今年もショウリで続投されて本当に嬉しかった……!

コウイチの背中を思い出しながら雨の中踊るショウリ。その動きは少し大きくて、普段通りには踊れてなくて。
戻りたい 戻れるさ 夢の続きへ…………ウウッ……。

♬Higher
目覚めを待つ毎日は後悔と祈りの日々だっただろうに、いざコウイチが戻ってきて全てをかっさらうこの展開。マツザキはずっと気にかけてくれてたけど、厚い信頼がある親友が復帰したとなればそりゃ一緒に踊りたいよ。それでもショウリからすれば、振り返って誰もいない、ステージは自分以外で大盛り上がり。そんなの一瞬で全部奪われた気にもなるよなあ……。

コウイチがいないから傍にいただけ。コウイチがいれば自分はいらない。そんな思考になるのも仕方ないような光と影の対比的な演出で、どれだけ頑張って努力しても自分はひとり。コウイチの帰りを待ってたはずなのに、謝るはずだったのに、帰ってこなければよかったと思ってしまう。それが馬鹿げた思考だと分かってても止められない!

「コウイチの凄さは誰より俺が分かってる!」
この台詞がまた良すぎるんだ。誰より近くで見てきたんだよぉ!難しいダンスは軽やかで、素人には簡単そうに見えたりするよね。でも努力も心からショーを愛してることも全部知ってる。だから悔しかったんだよな。

わざと刀を入れ替えたことをバラすショウリ。
コウイチ以外の全員が驚いただろうけど、誰より衝撃を受けたのは刀を渡したハラだよね。渡したハラと刺したショウリ。事故であるなら、その後悔を分かち合いたかったはず。指輪のくだりの時はショウリ側にいたけどマツザキと入れ替わりで劇場を違えたから話せてないんだよね。仲間だと思ってるから、ショウリの心の傷も心配してたはず。なのに故意だったなんて知ればそりゃ胸倉掴んでぶん殴りたくもなるだろうよ!!止めてくれるな!!

普通に、納得できる話ではないよね。

ショウリの告白に「仲間じゃなかったのかよ」と声を震わすハラ。仲間だけど、コウイチの仲間だから。立ち止まった人達の末路が自分に見える。自分が抜けてもカンパニーは終わらない(=代わりがいる)と思えてしまうと、存在価値が薄れてしまう。焦れば焦るほど仲間は離れていき、誰もがコウイチを追いかける横で倒れてもきっと気付かれない。

ナイフ持ち出すショウリ、もう本当に可哀想で最高!(どんな感想?)でもリカに殺してくれって言い出すのは最悪!(誉め言葉)

好きな女に救われようとしてんじゃねーよ!!!!!
お前は!!!いつも!!!自分勝手!!!!!!!
なんでこの状況でリカに殺されるしかないとか思えるの??お前リカの気持ち考えろ??精神の限界は突然来るものだから、ここまでのショウリの情緒不安定さはそこまで気にならないのよ。でもここでリカに殺されようとする弱さはめっちゃむかつく~!!!なんじゃこいつ~!!!!

仲間やオーナーに縋るショウリ、背中が小さい。周りに当たり散らして嫌だ信じないと倒れ込む姿にリカの「逃げないで!」叱咤が飛ぶ。好き。

ただ、「あの状況でお前はショーを続けたんだよ!」と言われるのはなんだか解せない。上記したけどショウリが選択したとは思えないんだよな。目的は"ショーを止めること"で、"使用すること"ではなかった刀。だけど鬼気迫るコウイチに続けろ!と怒鳴られて、考える暇もないまま刺してしまった。その方がしっくりくる。ショウリを擁護するつもりは全くないんだけど、あの瞬間のコウイチは恐ろしかったよ。

それでももう1度コウイチのステージを望むショウリ。
インペリアルシアターを守ってた1年間、病院へ通った1年間、コウイチを待ち望んでたわけで。本当は、本当はコウイチと……。暴れまわったこともあって情緒追い付かんけど手の温度が最後のきっかけだよね。

ショーの途中で俺が消えても、分かってるよな。
ここまでのshow must go onの流れからあまりにも完璧な台詞すぎる。

最後のショー
順番が曖昧なので先にまとめて書くけど、コウイチのフライング、すごすぎ!!序盤でも優雅だ……立体感やば……になったけど、梯子のあと2階へ立つのがさ。2階で観てた時着地するの凄すぎて大興奮した。舞台上で傘持ってくるくる回りながら飛んでるのも好き。あそこのパチパチ音とキラキラしてるのが良い、ここだけ小学生が感想書いてる?

コウイチとショウリのダンスと太鼓
かっっっっっこいい。本当にこれに尽きる。配信では伝わりきらない熱気と技術があった。でも次第に表情が肩を並べることの楽しさへ変化して、成功した後は肩組むこの未来をなあ~~~~!!!うお~~~~!!!!!

からの全員でガッツリダンス。飛び跳ねるような激しめの振り付けが多くて圧巻。すごく好き!決めポーズでさすがにお腹上下してんのも生きてるなって思えて大好きだったね(どこで感じとんねん)。

てかフライング中も太鼓叩いててそりゃムキムキにもなるわ!今年去年より細いの逆に心配だわ!めちゃくちゃご飯食べてくれ!と思ったら雑誌の対談で聡ちゃんが言ってくれてた!食べてるよって!そりゃ何より!勝利のご飯ロケ30分番組いつになったら放送されますか?待ってます。

和服に扇子で踊るとこ
美人が舞うとそりゃ綺麗だわ~!!!しか考えられん。花街に来たおっさんか?いやでも本当に所作が良いよね。あと青いヒモを両手で持ち上げるようなポーズの時、腰ほっそ!!とテンション上がった。え?矛盾してる?違うんだよ髪形何でもいいのと同じで、何であろうが素敵なんだけどより刺さるものはあって……勝利が華奢なのどうにも好きなんだよな……。

コウイチの後ろで横1列に立ってるとこ
ショウリの足幅の広さが性格を表してるなあと思う。マツザキとかも開いて立ってはいるけど、誰より広い。肩幅より広い。ショウリというライバルの存在感とか自信を反映してるように見えるから好きな役作り。

大団円
とんでもない壮大さと最後に全員の紹介で永遠に拍手できる。最高。BGMが各キャラのテーマ曲なのもめちゃくちゃ良かった。


◎Endless SHOCK etarnal

本編から3年後を描いたエターナル。

昨年中止になりこのエターナルを観れないまま、ネタバレの検索はしなかった。シンプルに悲しすぎて人のレポなんか読みたくなかったからだけど、あの後の彼らがどうなるのかは物凄く気になっていて。

本当にあれを事故に出来るのか?

いかなる理由があろうと、わざと予備の刀を本物に入れ替えたショウリを受け入れられるのか?

いや真面目に考えすぎ~!と言われたらそうなんだけど、物語ってエンタメと整合性をいかにうまく組み合わせられるかだと思うんだよ!その比率は完全に好みだし正しい必要もないけどね。でも3年後、当時の彼らの心境を取り扱ううえで、どう落ち着くのかが知りたい部分だった。

考えれば考えるほど、あのカンパニーの光はコウイチだから。構想を練り主役を務め仲間からの信頼も厚い絶対的スター。事実を知らない人達は事故だと思えても、ショウリがわざと刀を入れ替えたと知る人達は?それに対してショウリはどんなふうに自身の罪と向き合うんだ?


・一幕
コウイチが亡くなって3年。
ショウリもオーナーの劇場に戻り全員でショーを続けてる。

リカがあげたネックレスだけはずっと着けてくれてたコウイチ。会いたいよ……が切なくてウワー!!!!!しかもこれ2022年に光一くんのインスタで軽く触れてたよね。気付いたうえで着けてたみたいな……。

なんだろうな……コウイチだってリカが大切で、それをリカもなんとなく感じてて。ここは成立してたんだよなあ。夢を追いかけるコウイチを傍で追うのが幸せだった。全部に片想いしてたのショウリだけだよ(可哀想)。

幕間の喧嘩
コウイチを囲んで胸中を告白する人にスポットライトが当たる。この演出最高。てかSHOCKずっと演出が良すぎる。演出厨大歓喜。2019年にハムレットを観た時も、岡田将生くん主演と風磨くん主演で全く演出が違ってて面白かった。好きな演出ひたすら語る記事もいつか書きたい。

記憶曖昧だけど、「あの時俺だけはコウイチを分かってやれると思ってた」て子がいれば「怖かった」と話す子もいて。受け止め方が距離感や性格で違うのが良いよね。その全てがブザーとコウイチの言葉で区切りを迎える。

舞台特有の緊張と高揚感。コウイチもまたそれに呑まれていた。

オーナーが「ショウリの苦しみも分かってあげられなかった」と話す。あの時誰かと共有出来ていたなら……と思うけど、たられば論だよね。どうしたって当時のカンパニーはコウイチが絶対神だった。繰り返す当日変更にもついていける俺達!な部分があったはず。それはショウリも同じだっただろうけど、雨の中踊るコウイチを見て、ついていけない側を知る。「立ち止まった奴は?」と二番手のショウリが言えるのは強みのはずなんだけど、それを誰かに相談出来る精神でもなかったしなあ。気付けないよ。

後でマツザキが「ショウリの傍にいて、あいつの舞台にかける想いや情熱が伝わってきた」と話すけど、それまでは!?と思う。いや分かりにくかったんだろうけど!人前で見せないタイプだったんだろうけど!

でも誰かに相談出来なかったのはコウイチも同じ。
それを吐き出すことは、コウイチが神から人間になることだから。落胆されるわけではなくても弱音は吐きづらい。結局反発があろうが絶対的な存在がいる方が、人数の多い場所ではまとまりが生まれる。ただ、1人だけでも進もうという歌詞がある通り誰かと分かち合えてるわけではない。

前に進むコウイチと後ろを振り返れるショウリが手を取れてたら、共有できてたら、最強のカンパニーだったと思うよ…………泣

「俺の役もお前がやれ!と言われて、やってやるよ!と返してやりたかったけど、言えなくて、結局逃げたんだ」ウグオオオオオオオ……コウイチになれない自覚があるショウリ、萌え(どういう感情?)

Japanesque
当時を思い出す展開として殺陣してたのに、大階段が出てきたら意識が現代に戻り物語から離脱するショウリ。刺した瞬間を追体験する展開。どこに投げ銭したらいい?よくこんな地獄にしてくれたな。

この時のハラの胸中もいいんだ~!気付かなかったんだ、がさあ、ハラが誰より被害者だよね。

追体験するショウリがいくら震えようが展開は進んでいく。階段落ちするコウイチ、崩れ落ちて頭を抱えるショウリ。「罪を忘れることはありません」と話すのは分かるし自分のしたことを抱えて生きていく必要はあると思う。でも「まぶたの裏に焼き付いて離れない」もそうだし、本編ではコウイチを何度も刺す夢を見て、エターナルではコウイチが刺されて転がり落ちるのを傍で見るだけで助けられないショウリがいる。いやPTSD……。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
命にかかわるような事を経験したり、大きなショックをうけるような場面に遭遇したりすることで強く恐怖を感じ、そのことがトラウマとなって恐怖を感じた場面に戻ったような感覚を何度も体感する病気のことです。
症状―再体験:トラウマとなるつらい記憶を、思い出そうとしていないのに何度も思い出してしまったり、そのことに関する悪夢を見てしまう症状です。強い症状はフラッシュバックとも呼ばれ、まさに目の前で当時の状況が再現されているかのような感覚に陥ります。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?症状やきっかけ、原因について | ブレインクリニック (tokyo-brain.clinic)

ショウリ……病院行ったか……?


・二幕
マツザキ「コウイチに振り向いてほしかっただけなんだよな」
焦がれた相手に認められたかった。コウイチを消すために起こした行動ではないから、マツザキはショウリを知ろうとしている。

本編(亡くなる前)では差し出してくれた傘を素通りしてたけど、エターナルの雨はどのタイミングなんだろう?コウイチの名前を呼びながら弱さを見せたショウリに、そっと傘をさすマツザキ。あの頃より寄り添えてるというか、互いを認識してるような感覚が見えて好きだった。

命日のお墓参り
ショウリは3回忌でようやく来ることができた。

カンパニーに残ったショウリの苦悩を知りてえ~!ハラとショウリは正面から話し合った!?許されないのを前提とした謝罪は絶対あるけど、それに周りの人達がどう考えて胸に落としていくのかも気になる。3年後のお墓参りでショウリが仲間と上手くやれてるのは、それだけの時間と誠実な向き合い方があったんだろうね。苦悩しながら罪を抱き続けるショウリの姿は、許せなくても、見てる方の気持ちを変化させる。本気で悔やんでることも変わろうとする努力も傍にいたら分かるから。それでもこいつと続けていこうと周りに思わせられるだけの3年間があったのは間違いない。

あの日、コウイチはいたよね?いたよ…………。

♬New York Dream
当時は踊れなかったけど、回想の中では一緒に踊るリカ~~~!!!!なんなんだこの!!良すぎる!!うおああ~~~!!!!!!

♬Higher
本当は仲間に入りたかったHigher。ここの印象はリカを観たあとだから、ああショウリの理想だってこうだったよねと。コウイチがセンターでショウリが二番手。物凄くくるものがあるしなんか……勝利ダンス上手くね!?ここ特に良すぎ!!?!当時の願いが叶い生き生きしてるから余計そう感じるのかな。いつの間にかコウイチはいなくなり、ショウリがセンターで沸き立つ拍手と共に曲が終わる。これが現在のカンパニーなんだね。

1年目2年目ではこうはなれなくて。この曲を引き継いで、カンパニーの誰もが今、センターに立つべきはショウリだと思える。同時にショウリ自身も立つ覚悟を決められたからこそ、ようやくお墓参りに来れた3年目。

う~~~~~ん良すぎる!!!!!!!!

こうして感想を整理すると見えてくるものもあり、ようやく3年後の彼らが腑に落ちた気がした。いつかずっと先でまたコウイチと踊れたらいいね。その日が来るまでショーは続いていく……。



物語に関する感想は以上になります。
長く続く舞台なので解釈等沢山あると思うのですが、自分なりにショウリライバルを深く考えられて楽しかったです!文字数で狂い様がバレますね。この記事を投稿する時点では道半ばですが、まずはショウリの千秋楽、そしてヒロミツの大千秋楽まで無事に完走できることを祈っております!

以下は佐藤勝利個人に対する感想とか自語りとか好き~!!!!な内容になります。推しに狂うオタクetarnal。


◎勝利 is 最高感想

上記の感想の中でも勝利良すぎ!?を詰め込みまくりましたが、まだまだ書きたいことがあるんじゃよスペシャルです。

無性に良いなと思ったのが大人数で踊る時。勝利メイン曲とかでもなく、皆で踊ってる時も大好きでさ。楽しそうだな~!と思う部分が凄くあった。役柄としての表現の話ではなくて大人数で踊って揃う瞬間って楽しすぎるじゃん!なんか観てて羨ましいもん(?)。あと舞台における緊張や高揚感はリアルも同じで、こんなもん昼夜公演とか狂ってんだろ!?と思うけど、無事幕を閉じた時の達成感もすごいんだろうな。そしてそれが癖になる!

勝利が舞台好きなのが好きなんだよね。

どうしても舞台中は稽古+公演期間全部テレビでは見れなくなるじゃん?強欲オタクだから多少寂しいわけよ。冠番組がないのもあって、舞台ライブ舞台ライブだと今の勝利を残す映像が本当に少なくなるから。(いうて去年このスケジュールにドラマあったの凄すぎるけどね!?我儘な話だけど休んでもほしいんだ……何よりも元気に生きててほしいので…………)

けどそんなの些事だと思えるくらい
舞台に立つ勝利くん is 最高。
落ちたバチ袖へ投げてたのめちゃくちゃ良くて……十代から舞台にいた人なんだけどさ、改めて毎日変わるステージの上を生きてるんだなあと感じた。

私の推しかっこいい!!!!!わっしょい!!わっしょい!! わっしょい!!わっしょい!! 
♬推しのいる生活/キュウソネコカミ

性格が男前なところ好きなんだよね。リアコというより推しとして好き。推しとしてメロる。けどさ……CreamのMV公開されてさ……お前めちゃんこ可愛いやんけ~!!!!!!!勝利~!!!!!グループにいると途端に幼いというか年々幼くなってて可愛すぎるんだよ!!!!!!!!

君がかっこいいことは知っているので、これからも可愛い姿をオタクに見せてください。

かわいいかわいいMV
(18) Sexy Zone 「Cream」 (YouTube Ver.) - YouTube

ついに始まったtiktok
Sexy Zone / Top J Records (@sexyzone_topjrecords) | TikTok


二泊三日遠征が幕を閉じ、キャリーケースを劇場に預けられるなんて知らなかった私は新幹線間に合う気がせず夜行バスに揺られました。限界オタク極まれりって感じで楽しい旅でした!またな東京!

生きていてよかった!(♬推しのいる生活)