うつ病、糖尿病、癌経験者が同じ悩みをお持ちの方を救う為、床に汗が2cm溜まるほど永井荷風ばりの万年筆で描きますよ。

私がラブホテルの面接に赴いた時のことをお話します。
某有名ラブホ外にあるそのホテルはヴェルサイユ宮殿張りの少々ゴージャスな作りでした。
ゴージャスといえば、若かりし日の杉本彩が黒のハイレグでゴージャスという隠れた名曲を熱唱していたことを昨日のことのように思い出します。
話は脱線ゲームしましたが、要はラブホの面接です。
面接官は私より15歳ほど年上の細身で少々気の強そうな三原じゅん子ばりの美人でした。
履歴書には(正社員の仕事が決まるまでやらせていただきます。)と書きましたが、そこを突っ込まれました。
ペレストロイカ以前のロシア人ばりの冷酷な目で、正社員が決まったらやめるんですか?と詰問されました。
私は焦り、とっさに正社員が決まるのは後のことになると思います。
すぐに決まるというわけではないので。
と返しました。
すると、なんなく5分くらいで面接は終わりました。
好印象なのかそうでないのかも分からないような内容です。
話は変わりますが、控室が面接の場所で、そこには60代70代と思われる女性がたくさんおられて、棚にはVHS のAVがびっしり、ライブラリーとして置かれていました。
後日、電話がかかってきまして、見事採用になりました。
さて、初出勤ですが、やはりどの仕事も緊張はするものです。
私は鬱病にかかっているので、普通の方の49.195倍は緊張したと思います。
掃除と言うと楽なイメージがありますが、全く違いました。
10歳上のバイトリーダー的な男性がいてスパルタ教育、戸塚ヨットばりのスパルタ教育でご指導をいただきました。
とにかくお客さんが部屋から出ましたらすぐに清掃。
その内容もまず散らかったタオルやティッシュ、中には排泄物もありました。
世の中は広く、そういう趣味の人もいると確信しました。
その次はシャワーで壁や浴槽、床を濡らし、洗剤で隅から隅まで洗い、尚且つなおかつ水1滴も残らないように拭き取らないといけません。
それも時間制限付きで。
若かりし日のアントニオ猪木対ドリーファンクジュニアばりのスタミナの消耗する業務内容でした。
明日は将来性がある職業ナンバーワンの当たり屋のパートがありますので、続きは次回の講釈で。

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