こんな時だからこそ、学校で働いている私達教師について考えてもらいたい
連日、コロナウイルスの報道があっております。いつになったら収束するのか、先が見えず不安ばかりが募ります。学校も3月2日(月)からの休校要請に従い、休校となっております。私達教員はというと、卒業式はどうするか?休校明けの授業をどうするか?等、対応に追われております。
生徒が来ないから、暇だというわけではありません!!
ただし、部活動がない(私は中学校教員で、ソフトテニス部の顧問をしています。)ので、放課後の時間を使うことなく、勤務時間終了とともに帰宅することができています。こんな経験は、教員になって10年になりますが、初めてのことです。
このような状況で考えたことがありますので、いくつか共有したいと思います。
行事の縮小から思うこと
このような状況なので、行事がことごとく縮小されていきます。例えば、卒業式。卒業生と、保護者、そして在校生の代表1名の出席で行われました。なんだか少しさみしいような気もしますが、厳粛な雰囲気の中で卒業式を挙行することができました。式自体も1時間程度に収まり、コンパクトな式となりました。
これはこれで、無駄がなくいいものかと思います。練習も最小限でしたが特に問題もないように思いました。
普段我々が行なっていたことは、無駄なことだったのかという気さえ起こってきます。。。
行事は、効率よく、コンパクトに行えば、時間と労力を大幅に削減できそうです。
ただ、在校生が出席し、卒業生の立派な姿を見ることに、教育的な意味があるのかもしれません。本当にあるのかは検証できないことなので、疑問に思いますが、、、
学校の先生は、感情で発言する人が多いので、私のようなことを書くと、怒られるかもしれません。
部活動がなく帰宅できることから感じたこと
部活動がなく、勤務時間の終了とともに学童保育に預けている息子を迎えに行くことができています。また、夜ご飯も一緒に食べることができています。
部活動があるときは、このような生活はできません。
私達が、自分の子供と一緒に過ごす時間は部活動によって奪われています。
部活動があれば、勤務時間以降も2時間程度、生徒の面倒を見なければいけません。
それを覚悟して、教員になったのだろ?と言われれば、返す言葉はありませんが、子供と過ごせる日常にこの上ない幸せを感じています。このような状況にならなければ気づかなかったことです。
我々教員は、自分の子供を世話するより、圧倒的に他人の子供を世話する時間が多いのです。
悲しい現実です。
急に休校と言われ、子供の世話をどうするか迷った人たちへ考えてほしいこと
普段、いかに学校に頼りっきりになっているか考えてほしいと思います。
全てを学校に任せるのはどうなのでしょうか?
家庭と学校が連携して子供を育てるべきなのでしょうが、学校任せになってしまっているのが現状ではないでしょうか?
実際、掃除の指導など、家庭で行なっているところがどれほどあるでしょうか?ほとんど、親が掃除をしているのではないでしょうか?掃除をできない子が多すぎます。教師が一人で教えるには限界があります。
家庭で教えるべきこと、学校で教えるべきこと、これらの双方を通して子供を育てていくべきだと思います。
学校に、任せっきりではなく、家庭でも教育をしましょう。
最後に
色々と書きましたが、このような教師の意見もあるのだと広い心を持っていただけたらと思います。
ただ根底にあるのは、子供にとって良い教育を行いたいということ。そのために、先生たちの心にゆとりを持たせてほしいということです。
将来何になりたい?と聞いて、先生は嫌だという声をよく聞きます。
なぜ嫌なのか?
それは、大変そうだから。と、、、、
子供たちにとって、憧れの存在でない教師から、教わることはあるのでしょうか?
子供にとって、憧れの存在が教師であるような国になれば、この国はいつまでも存在し続けるのではないかと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございましたm(._.)m
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