シンガポールのカジノ事情
はじめに
2024/8/14~2024/8/16の3日間、シンガポールでポーカーをプレイしてきました。
コロナ以降シンガポールでポーカーをプレイすることは出来なかったようですが、2024/8/10くらいから再開したらしく、たまたま再開直後にプレイすることができたので、参考になればと思いレポートします。
場所
シンガポールにはマリーナベイ・サンズ(MBS)とリゾートワールド・セントーサ(RWS)の2つのカジノがありますが、MBSにはポーカールームが無いため、ポーカーをプレイしたいならば必然的にRWSに行くことになります。
RWSは名前の通りセントーサ島にあるカジノであり、市内からモノレールやバスでも行けるようですが、私は市内のホテルからタクシーで向かってました。
シンガポールはタクシーが安く、市内から大体15S$(シンガポールドル)くらいで行けたので、おすすめです。
ポーカールーム
カジノに入って左手を進んだ奥に、ポーカーテーブルが4卓設置してある、ロープで区切られた空間があります。そこがポーカーをプレイする場所です。(以下、この場所をルームと記載します。)
ルーム内ではたとえ席を立っていたとしても、プレイ中でなくとも、スマホ禁止です。そのためスマホを触りたい方はルームの外に出る必要があります。席が出入口から遠い場合は、ロープをくぐって外に出るプレイヤーも多く見られました。
席を選べる場合は出入り口に近いところに座るのがGTOだと思います。
なおタバコも同様に禁止なのでルームの外で吸う必要があります。
またコロナ前はベットサイズをピッタリ出す必要がある等の特殊ルールがあったようですが、私がプレイしたときは発声優先、ワンチップドロップはコールといった一般的なルールであり、特に不自由を感じる場面はなかったです。
その他としては9max、ブラインドチョップ無し、トゥワイス無し、でした。
チップを渡すプレイヤーもほとんどいなかったです。
なおShow one, Show allが徹底されていました。
食事
テーブルで食事したい場合は、簡単な食べ物(カップヌードル的なものやサンドイッチなど)であれば近くのスタッフに声をかけると購入することができます。ドリンクはスタッフに声をかければ無料で持ってきてもらえます。
もし美味しいものが食べたい場合は、カジノ内のレストランで食べると良いと思います。BBを3回払えないと強制退場になりますが、それまでは自由に離席可能でした。
なおコンプは少しあるらしいですが、レストランでご飯を食べるほどに貯めるのは難しいようです。
ステークス、レーキ
ルーム近くの電子掲示板には10-20、25-50、50-100、100-200の4レート(いずれもS$単位)が表示されており、そこからプレイしたいレートを選ぶようになっていました。10-20が最低レートということで少し高めの設定です。
私が行ったときは10-20しか立ちませんでしたが、25-50も立つ気配はあったので、今後カジノの知名度が上がれば立つかもしれません。
私が行った時はルームの受付開始が12時で、14時頃に1テーブルが開始、18時頃に2テーブル目が開始、6時頃に卓割れ、といったような人の集まり方でした。
卓が立たない時間があることと、運が悪いとプレイまで数時間かかることもあり、ガッツリプレイしたい方にとっては物足りないかもしれません。
なおウェイティング時に電話番号を伝える形になっており、離れていても人が集まれば電話で呼び出してくれます。
rakeについて、10-20では5%、3bbcap、S$2.5単位で計算し端数は切り捨て、でした。ただしプリフロップからrakeが発生するため、スチールでもrakeが取られます。(例えばBUのスチールで終わった場合、レーキ対象のpot=S$50、rake=S$2.5です。)
ほぼ毎回rakeが発生することに加え、rake計算に慣れていないディーラーが多くテンポが少し悪い気がしましたが、将来的に改善される気もします。
なお25-50では2bbcapになるそうです。
プレイヤー
プレイヤーは観光に来ている日本人と中国人がほとんどで、ポーカールームが再開した直後ということもあり、プロや専業の人はほぼいなかったです。
テーブル上の会話については英語で行うよう指示がありましたが、中国語や日本語の会話もある程度は許されてました。
皆さんが一番気にしているであろうプレイヤーのレベルについてですが、プロや専業がいないこともあり、現時点ではかなりソフトなテーブルでした。
比較できるほどライブでプレイしたことが無いので推測にはなりますが、今のところ10-20というレートの中では最も優しいフィールドかもしれません。話を聞きつけたプレイヤーが増えてきていたので今後どうなるかはわかりませんが。
プレイの傾向としては、プリフロップがルース、3betが狭い、ポストフロップでパッシブ、ハンドの強さ認識が甘い等、一般的なライブのリークを持つ人が多かったと思います。
強いハンドでしっかりポットを膨らませる、そして相手のレイズはリスペクトする。これを軸にしつつ個々のプレイヤーにアジャストしていけば問題ないかと思います。
最後に
現時点ではまだまだ小規模なポーカールームですが、アクセスも雰囲気も良いので、すぐに人が増えそうだなと思いました。ガッツリプレイしたい方には物足りないかもしれませんが、観光も兼ねてなら本当にオススメできるポーカールームです。
レートが多少高いことに抵抗が無い方は、是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。