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算数授業をする前に考えていること

授業の準備段階で考えるべきこと、本当にいろいろなことが言われます。

そちらは算数が私なんかより詳しい方に任せます…。

さて、私はというと、シンプルに1つのことだけをとにかく考えています。それは、授業の中に『子どもたちの感情が動く部分があるのか?』ということです。1時間の中で子どもたちが「え?」「なんでそうなるの?」「あれ?」「予想と違う!」「答えが分かれた!」「うわ、実はこんな簡単にいけちゃうんだ!」「面白い。」「美しい。」「スゲー!」みたいな部分をとにかく創りたい。 私はバラエティ番組が好きなのですが、授業は漫才に似ていると最近考えるようになりました。つまり、芸人さんがお客さんが笑うようにネタを考えるのと同じように、教員も子どもたちが愉しいと思えるように授業を考える。持ち時間45分の授業の中でどこに掴みがあって、どこにクライマックスを持ってくるのかを考えている感じです。

伝えたいのは、教員自身が「愉しい!」と感じる授業をしましょうということです。そうじゃない授業は、自分であまり面白いと思わない漫才を客前で披露しているようなものです。それでは、きっとお客も笑わないでしょう。もちろん、自分がウケると思っていてもお客さんから反応が予想通りに返ってくることばかりではないでしょう。同じように、子どもたちも教員が事前に思ったように反応してくれないこともあるでしょう。

でも、少なくとも計画段階で教員自身が、『きっとここで子どもたちが感情が動くだろうなあ』とニヤニヤ笑ってしまうような授業をしませんか?

※最近、キーワードの影響なのか堅苦しい話が多く、予想外の驚きとか感動のような「子どもたちの感情を動かしたい」みたいなシンプルな部分が抜け落ちているのではないでしょうか。

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