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青春って何者なんだ〜

よく,「〇〇生のときは青春を謳歌したな〜」とか「あーもう一度,学生時代に戻って青春味わいてぇな〜」という声を聞きます。その気持ちはわからなくはないです。私もそう思う時が時々ありますのでね。
ところで,そもそも青春って何者なのよ?って思うんですよ。本当に唐突なのですがね。また同時に,青春の意味ってなんなんだ?と思うのです。

というわけで,実際に意味を辞書で調べてみますと,

(夢・野心に満ち,疲れを知らぬ)若い時代。(主として,10代の後半から20代までの時期を指すことが多い)

新明解国語辞典[第七版]

人生の春にたとえられる若い時代。年のわかいこと。青年。青年時代。

精選版 日本国語大辞典

夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代。「青春を謳歌おうかする」「青春時代」

デジタル大辞泉

などとあります。
私たちのよく言う青春って言葉の意味とは,少し違う気がしたんですね。
というのは,今あげた辞書がいう青春というものは,

夢とか希望に満ちていて,疲れをものともしない若い時代

のことを言っていますが,我々がよくいう青春というものは,

楽しかった思い出とか,甘酸っぱい恋とか悔しい経験など

のことを言っていると思うんですね。
辞書に掲載された意味に従うなら,後者の方を青春と呼んでもいいんですかね?
別の言葉で表すべきなんですかね?どうなんでしょう。
いつの間にか,私たちは後者の意味で青春という言葉を使っているように思います。この意味の発生の起源は,辞書の意味の「若い時代」という部分を切り抜いて,青春という言葉の表面から色々感じ取って,学生時代の思い出を結びつけた。こんな感じだと思います。

青春ってなんなんだよ!って思ってたけど,実際に意味を調べたことはなかったので,はえ〜そんな意味だったんだと思いました。
青春,というよりも,学生時代にするべきこと,全然しなかったなぁという後悔の念が込み上げてきて,ちょっと悲しさが泣き出しそうでした。

では,またまた〜


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