快適な未来への移行
今現在が不快で未来が快適なら、未来へ移行したい。
そこで過去に不快から快適に移行した場合を考えると、第二次世界大戦後の高度経済成長がある。電気という新たな動力で三種の神器と呼ばれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機が生活を一変させて家庭内の単純労働から開放され、人々は快適な新生活へと移行した。
このような快適な新生活への移行が可能かどうか考えたい。前回の移行の鍵が新しい動力電気による機械化だとすると、今回の移行の鍵はまだ顕在化していない。その鍵の存在と移行は相関があり因果である。
快適な未来への移行の鍵は知能である。その十分な知能が存在するときに、快適になっているであろう。ここで知能、それは点と点をつなぎ報酬を得ることであり、そのための制御能力を持っていることとする。
いつの時代も、相対的に快適に過ごしている少数の集団はあるが、より多くの人が快適に過ごす平和な時代は歴史的に継続しないことが証明されていると言っても過言ではない。しかし、過去には快適な社会を存続する十分な知能がなかった。
Kaggle https://www.kaggle.com/c/abstraction-and-reasoning-challenge という知能競技に触れて、認識はパターン(型)であり、パターンの操作はデザイン(意匠)であり、両者を融合したデザインパターン(意匠型)には、快適な未来への移行の鍵があると感じられた。未来への扉が存在していると思えた。