ダメじゃないからやっていいの?
最近私の息子の発言もそうですし、
世間的なニュースなどでも考えちゃうんですが、
「ダメって言われてないでしょ」
と言って、やる方、
気になります。
明文化されていないだけで、
空気的には、
「それよくないよね」
と思っていることでも、
誰も、ダメと言えないから言わないだけで、
よくないと思うのですが、
やった方は、口をそろえて、
「ダメって書いてないじゃん!」
「ダメって決まってないじゃん!」
というのです。
だからといって、「禁止」とかルール決めちゃうと、
本質自体が見えなくなってしまいます。
なぜその行為はよくないのか、
そこを考えられれば、
ほかの方々が、
「よくないよねぁ~」
と感じている部分が読み取れると思います。
私も教育の現場にいたので、
禁止にするのは簡単、だが禁止にはしない、
という姿勢の大切さはよくわかります。
でも、それは、本質を考えさせたいだけなので、
本質を別なものにすり替えて行動されている方もいるみたいですので、
ここではその件は、これ以上書きません。
私も現場に立っていた時に問題になっていた例としては、
授業中・校内での携帯の使用。
携帯自体は非常時に連絡取れたり、いいものなのですが、
生徒たちは、授業中も隠して使っていたり、
実際に盗撮事件もありました。
「持ち込み禁止」「校舎内では電源を切る」
といった、ルール改変もしてきたのですが、
よくある言い訳が
「携帯は非常時に重要だから電源入れてます」
「授業受けるより携帯で調べたほうが早いから使った」
でした。
なぜ注意しているかの本質がわかっていない、受け答えです。
かといって頭ごなしに「ダメ」「禁止」にしてしまえば、
本質を考えるチャンスすら学校が奪うことにもなるし、
必要時に使った子を”自称いい子”がチクりやいじめのネタに使うのです。
それに、携帯自体が悪いものではないのに、「禁止」にした途端、
携帯が悪いものになってしまうのです。
悪いのは、使い方、なのに。
話がそれましたが、
明文化されていない、
禁止されていない、
だからやっていい、
は、頭がいい人なら、違和感ととらえているのではないでしょうか。
わたしは「違和感」しかありません。
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