コツ DE 数的判断9 うさぎよ、集まれ!
数的判断の世界にようこそ!
勉強たいへんお疲れさまです。
公務員試験の数的判断には、「またこのパターンだ!」と思える作業に何回も出会ったりします。そんな作業パターンをご紹介するシリーズ記事です。
ぜひ、勉強の参考になさってください。
今回のテーマはこちらです!
計算力よりも、理解力
これも「判断推理」で特に大切なことです。
ちょっとしたことでも、理解力が不足すると、解けない場合があります。日々きたえていきましょう!
今回は、おとぎ話みたいな問題をご用意しました。ただ、内容は、過去問で見たことがあるもの「そのまま」です。
本来は、とても簡単な問題です。
きっと、すんなり解けると思います!
思い違いさえしなければ・・・
【例題】
ある島には、無数のうさぎが暮らしている。この島の、たくさんのうさぎに同時に餌をやれる餌場で、毎日うさぎに餌をやる。ここで餌を食べたうさぎは、次の日には、初めて餌場に来る うさぎを2羽ずつ連れて戻って来るという。このとき、1日目に1羽に餌をやって放した場合、餌を食べに来るうさぎがはじめて200羽を超えるのは何日目か。
① 6日目
② 7日目
③ 8日目
④ 9日目
⑤ 10日目
いかがでしたか??
簡単ですよね!
思い違いをしなければ、ですが・・・
数学が得意な人が「わな」に落ちやすい問題です
ひっかからずに解けるでしょうか?
正解発表の前に・・・
判断推理で恐いもの
判断推理では、恐れるべきポイントがいくつかあります。
登山家が山を恐れるのと同じく、危険を知ることは試験で大切です。
ここに、適切に恐がるべきものをいくつか挙げましょう。
●「そこ、読んでなかった」
これは、ルールや条件を読み飛ばす恐さ
●「そのタイプ、考えてなかった」
これは、場合分けでの数え忘れの恐さ
●「そういう意味だったの?」
これは、読解力不足と、問題文が微妙な場合の恐さ
そして、今回は、これです。
● 思い違い
シンプルに、思い違い、恐いです・・・
それでは、動画解説です。「動く参考書」と呼んでいます。どうぞご覧ください!
いかがでしたか?
素直に、答え、出ますよね、6日目ですよね?
しかし、数学が得意な方ほど、「8日目」とか「9日目」と思われたかもしれません。
残念ながら、どちらも、思い違いです!
「8日目」とか「9日目」と思ったなら、それはきっと、2の累乗を考えたからでしょう。
アイディアは悪くないのですが、思い違いなので、訂正しましょう!
まずは、1日目に餌を食べたのは「1羽」ということです。それで、2の8乗が256だからといって、8に飛びつくのは間違いです!
では、9日目なのか、というと
それも思い違いです!
よく考えてみましょう。2日目に餌を食べに来たのは、うさぎ2羽でしょうか??
いいえ、とんでもありません。3羽でございます。
最初の1羽が他のうさぎを2羽連れて戻って来たのですから、3羽です!
で、3日目は、3羽が2羽ずつ連れてきたので、9羽です!
そうです、2の累乗ではなく、3の累乗で話が進むのです。
数学が得意な方なら、これでもうOKですね。
思い違いの恐さを感じた方は
判断推理マスターに1歩近づきましたので
それを喜びましょう。
素直に「6日目」と正解したあなたは
うさぎに1歩近づきましたので
それを喜びましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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