とある会社員のアート日記〜石を読み解く清澄庭園〜
こんにちは。大谷 真宙です。
東京で会社員(シティコンピュータ株式会社勤務)をしつつ、個人事業主として、ふるさと信州東御(とうみ)市のPRをする和屋-Canaux-(カノウヤカナウ)の活動をしています。
和屋-Canaux-の大まかなことはこちらからご覧ください。
さて、日曜日は基本、最近はミニミニとうみフェアがない日はオフに当てるようにしています。
以前は日曜日も仕事を多く入れていたのですが、気分転換ができず、精神的に単調なってきて、疲れが出てきてしまったことがあり、週1日と予定のない祝日はオフにすることにしています。
出かけることで刺激を受けることで、リフレッシュする性格かつ時間がある限り、乗り物よりも歩くことが好きで、行ったところへよりも行かないところへいくのがさらに好き。
そういう性格なもので、今回は初めて清澄庭園に行ってきました。
今回のブログは
①清澄庭園のご紹介
②清澄庭園の特徴と我流で名石鑑賞のススメ
③家族連れにも向いている庭園
おまけ
の流れで清澄庭園の魅力をお伝えできたらと思います。
写真 : 山燈籠付近から松島越しに数寄屋造の涼亭、雪見燈籠、人工の「富士山」を眺める。遠近が効いていて庭園の世界観に没入しやすいです。
【清澄庭園のご紹介】
清澄庭園はご存知の方も多い、三菱の創始者、岩崎弥太郎から4代にわたって、江戸時代の大名庭園を基にして造り続けられた庭園です。
今でも広大な庭園ですが、関東大震災前はさらにこの倍以上の広さだったとのことです。
それがわかるのが下の写真↓↓↓
関東大震災前は日本館・西洋館と大きい館もあった壮大な三菱・岩崎家の賓客をもてなす場所だったとのことです。
しかし、この倍の面積の庭園かつ2つの館まで持つ、明治の実業家の勢いは想像を絶しますね、、、、
【清澄庭園の特徴と我流で名石鑑賞のススメ】
さて、この清澄庭園は「石の庭」とも言われています。
由縁は岩崎弥太郎が大の名石コレクターで、全国各地から名石を集めたのだとか。
廻ってみると、あちらにもこちらにも、そして足元にも後ろにも、変わった形をした石や、珍しい模様の石が配置されています。
さて、パンフレットや庭に立て札があるので、多くの方々が石に近寄っては眺めたり、写真に納めたりしていました。
私もパシャリ、、、。でも何か違います。
そうただ形が珍しいから置いてあるわけでもないようですし、一番上の石のような形だったら、地元の東御市にもゴロゴロ転がっているような気がしてなりません。
そこで思いついたのが、「近寄ってピンとこないのなら離れて見る。」
これがビンゴでした。
瀬戸内もしくは、西伊豆の駿河湾越しの富士山の風景でしょうか。
芝生が海、石が島を表現していたり、庭園の池「大泉水」越しに見える涼亭の遠景に、こちら側に石を配置することで景色にアクセントをつけ、間延びさせず見る人の気を引き締め、庭園が創る空間に浸らせるような効果があります。
しかもどの石も風景の組み合わせに意識されて配置されていて、この石はどこから見た風景のために置かれているのだろうと、考えその場所を見つけようと庭園を巡っていました。
紅葉の根元に置かれた苔むしたある石は30mくらい離れたところにある門の外から庭を見た時ように置かれていたと推察できた時は、自分だけにしかわからないビューポイントを見つけたようで嬉しく思ってしまいました。(残念ながらスマートフォンの電池がなくなってしまい、写真に撮れず。)
とても見応えがあり、また来たい庭園になりました。
もし、このブログをお読みなられている方が清澄庭園に来られたら、自分だけの石と風景の組み合わせを探されて、秘密のビューポイントを見つけられて見てください。
【家族連れにも向いている庭園】
一人や大人での来訪もいいですが、鯉や亀や鳥の鷺も日向ぼっこしていて、小さいお子さんたちが喜んでいる場面を多く観る庭園ですので、家族連れにも持ってこいの場所です。
(料金も大人1人150円、都内在住・在学の中学生以下無料、小学生以下は都外でも無料と大変良心的な価格です。)
おまけ。
鶴島に鷺がいたので、写真を撮ろうスマートフォンのボタンを押したら、まさかのあくびの瞬間を撮影!
この写真の通り、今日一日は大変穏やか日でした。
明日も良い日が続きますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。