進相コンデンサに直列リアクトルを接続する理由
1.進相コンデンサ投入時の突入電流を抑制するため。
2.高調波電流によるコンデンサの過負荷を抑制するため。
そもそも(高調波とは無関係に)、コイルには電流が流れ込もうとすると、電磁誘導により、逆起電力が発生し、電流の増加を抑制する性質がある。
さらに、高調波電流となると、コイルのリアクタンスは大きくなり(第5調波だと5倍)、コンデンサのリアクタンスは小さくなる(第5調波だと1/5倍)ため、コンデンサに流れ込みやすくなる高調波電流をコイルで抑制することができる。