【読書録】13歳からのアート思考(末次幸歩)
こんにちは。文系脳の数学教員です。
今回の読書録は、
『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』
です。
2020年2月にダイヤモンド社より発行されています。
【紹介文】
こんな考え方…あったのか!! 論理もデータもあてにならない時代…【マティス/ピカソ/カンディンスキー/デュシャン/ポロック/ウォーホル】20世紀アートを代表する6作品だけで「アーティストのように考える方法」が手に入る! 700人超の中高生たちを熱狂させた人気授業が書籍化!!
(ダイヤモンド社HPより)
著者は、美術教師の末次幸歩さん。
昨年、話題なったと1冊ということもあり、手に取ってみました。
この本は「6つのCLASS」に分かれていています。
1つのCLASSには「問い」と、その問いを考えるための『作品』が1点だけ与えられます。
PROLOGUE 「あなただけのかえる」の見つけ方
作品『睡蓮』クロード・モネ
CLASS1 「すばらしい作品」ってどんなもの?
作品『緑のすじのあるマティス夫人の肖像』アンリ・マティス
CLASS2 「リアルさ」ってなんだ?
作品『アビニヨンの娘たち』パブロ・ピカソ
CLASS3 アート作品の「見方」とは?
作品『コンポジションⅦ』ワシリー・カンディンスキー
CLASS4 アートの「常識」ってどんなもの?
作品『泉』マルセル・デュシャン
CLASS5 私たちの目には「なに」が見えている?
作品『ナンバー1A』ジャクソン・ポロック
CLASS6 「アートってなんだ?」
作品『ブリロ・ボックス』アンディー・ウォーホル
私たちは1点のアート作品をどれだけ「見る」ことができているでしょうか。私は、美術館へ行くと解説文のようなものを読んで分かった気になってしまします。
しかし、それではアート思考は身につかない。
この本では、そういった人にもアートの見方を丁寧に教えてくれます。
詳しくは是非ご一読を。
アートの定義というのは人によって議論が分かれるところです。
しかし、それがアートというもので、この本の著者が言うように「自分のものの見方」「自分なりの答え」を生み出すということがアート思考なのだと思いました。
普通。常識。あたりまえ。
そんな正解(のようなもの)が溢れた現代だからこそ、アート思考を持って、自由で縛られない考えを持つことが大切なのかもしれません。
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#13歳からのアート思考 #末次幸歩
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