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1兆ドル企業史を開示資料で紐解く#4:研究開発投資

何がIPO前のマイクロソフトの快進撃を支えたのかを開示資料から考えていきます。

今日は研究開発投資に関する考察をします。

AppleのIPO直前期の1980年の倍ぐらいの金額の研究開発費をマイクロソフトは直前期の1985年に投下しました。
Nvidiaは純利益で赤字にも関わらず研究開発費投資を継続したことも成長の礎を作ったと言えそうです。

1兆ドル企業3社の株式公開前の研究開発費と純利益額の関係性

Microsoftは売上高研究開発費率が常に10%を超えています。
Appleは、10%未満で7.5%周辺です。
両社ともに、投下した売上高研究開発費率以上の売上高純利益率を出している点もすごい。

売上高研究開発比率と売上高純利益率の関係

勇気を持って研究開発に経営資源を突っ込む決断力、そして、それをしっかりと収益に結びつける実行力、この決断力x実行力=1兆ドル経営力なのではないかという仮説を持ちました。

次回は、開示資料からマイクロソフトの決断力と実行力を抽出します。

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