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【2023年度版】神戸高校総合理学科 合格のための勉強法Part.2(数学)
2023年度入試,数学の問題分析はこちらからご覧いただけます。
数学で高得点を取るために必要なこと
神戸高校総合理学の入試問題は、公立高校の一般入試と比較すると難易度はかなり高いことはpart.1でも紹介しています。
それでは、神戸高校の数学で高得点を取るために何が必要であるかを一緒に考え、合格のための勉強法を紹介しましょう。
【結論】
神戸高校総理の数学の問題では、以下の3つのことを求められていると私は考えています。
素早く処理する能力
難易度の高い頻出問題の解法を素早くアウトプットできる
出題傾向の強い問題を重点的に学習をしておく
素早く処理する能力
神戸高校総理の入試問題の最大の特徴は、難易度が高い上に問題数が多いことです。
具体的にいうと、令和4年度入試では、大問数が5つ、小問数は○題です。それを試験時間(65分)で解かなければなりません。
ということは、問題を素早く処理する能力が必要となります。
素早く処理する能力とはどういうことか?
では、素早く処理する能力はどういうことでしょうか。私は2つの力だと考えています。
1つ目は計算力です。
計算力には2つの要素があると思っています。1つ目は、+・-・×・÷の四則を素早く計算する力(暗算力)が必要です。おそらく、多くの人は計算力といえばこの力と認識しているのではないでしょうか。
これは、小学校1年生から中学3年生に至るまでずっと学習し続けています。訓練で鍛えられる力ですが、日常の学習の時点で時間を意識して計算をしないと実際には身に付きづらいものです。
2つめは、数式を変形する力です。これは中学1年生で学習する等式・方程式から学習が始まるといえます。例えば、以下のような問題です。
数式を変形する力の具体例
方程式$${3x+5=4x-1}$$を解きなさい。
ふつうは、
$$
\begin{aligned}
3x-4x&=-1-5 \\
-x&=-6 \\
x&=6
\end{aligned}
$$
のように解きますが、意外に以下のように解く力が必要です。
$$
\begin{aligned}
5+1&=4x-3x \\
6&=x \\
x&=6
\end{aligned}
$$
どちらの解法も同じことをやっているのですが、後ろの解き方の方が、わずかではありますが時間を短縮できます。
これは最も単純な例ですが、このように数式を工夫して変形でき、そして素早くできることが合格にとって大切です。
私は高校1年生の数学も指導していますが、結果としてこの数式変形能力が高い人ほど高校1年生の数学を早くマスターできるように感じています。
難易度の高い頻出問題の解法を素早くアウトプットできる
神戸高校総合理学科の入試問題では、難関国私立高校でよく出題されるような問題が出題されることがあります。
part.1でも示した以下の問題について、素早く解法が思い浮かぶでしょうか?
【問題例】
$${\sqrt{m^2+100}}$$が整数になるための自然数$${m}$$を求めなさい。
part.1はこちらからご覧ください。
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このように難易度は高いがよく出題される問題については、すぐに解法を思いつくことができ、数式を正確に動かし正答を導き出させるかがポイントとなります。
この問題でしたら、せいぜい2~3分で正答を導きだす必要があるでしょう。
では、どのような問題集に取り組むのがいいでしょうか?市販教材は公立の一般入試を扱う場合が多く、難関国私立の入試問題を扱っている教材は少ないです。その中でも例えば、「東京出版」の「高校への数学」シリーズがお勧めです。
出題傾向の強い問題を重点的に学習をしておく
近10年の入試問題の傾向を見ると、それほど大きな変化はありません。
具体的には、
「場合の数・確率」の問題を地道に書き上げる力
「空間図形」の難問を最後まで解ききる力
が要求されているように思います。
そして、この問題傾向にそった学習をしているかで、高校の先生たちは神戸高校へ入学したいという強い気持ちをはかっているように思います。
神戸高校総合理学科合格のためのWeb講座
兵庫県の学習塾「開進館」は11年連続塾別No.1の合格実績を出しており、2022年度入試においては、定員40名中(合格者も40名)27名の合格者を輩出しています。
開進館では、神戸高校総合理学科の入試問題の傾向に沿ったWebによるオンデマンド講座「神戸総理Web」を開講しています。
この記事の筆者がテキストを作成し、授業動画も収録しています。
普段塾に通っているが上記のような対策が難しかったり、遠方で塾に通えない方には最適の講座ですので、一度ご検討ください。
「神戸総理Web」の詳細は以下のアイコンからご覧いただけます。
また、近5年の過去問解説を動画で全問解説している「過去問ライブラリー」もWeb講座に含まれています。ぜひとも、この機会にWeb講座を受講して、合格するための勉強を進めてください。
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