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【2023年度版】市西GS 合格のための勉強法Part.1(数学)

市立西宮高校グローバル・サイエンス科にむけた勉強法(数学)

 市立西宮高校グローバル・サイエンス科(これからは市西GSと記載します)の入試問題は、公立高校の一般入試と比較すると難易度はやや高く、特徴があります。
 だから、一般的に市販されている教材を学習したり、公立高校の普通科入試の合格を目標にして学習している学習塾の指導では不十分なことがあると言えます。

 では、どのように数学を学習していけば合格できるでしょうか。

結論)以下の3ステップで対策はOK!

① 中学3年の内容を9~10月までには終える。
② 公立高校の入試問題の中でも難易度の高い問題に挑戦する。
③ 過去問から傾向をつかみ、特に思考力や試行力を試す問題にあたる。

 それぞれの内容について、紹介していきます。


中学生内容をできるだけ早く終える

 数学の入試問題は、中学3年間でならった事項をすべて駆使して解く問題が多いです。図形の単元はもっともその傾向が強く、その中でも重要な単元である「相似」「円」「三平方の定理」を学ばないと入試問題を解くことができません。ところが、それらの単元はすべて中学3年の2学期に学校で学習することが多いので、入試演習が入試間近になってしまいます。
 したがって、できるだけ教科書に沿った問題集や参考書などを活用して、中3内容を先取りすることをお勧めします。


 できれば、9~10月が始まる前までに、中3内容を一通り終えておくのがいいでしょう。そのためにも中3の夏休みの間に、相似、円、三平方の定理を学習しておくのがよいでしょう。


市西GSの数学の入試問題の傾向

 市西GSの入試問題には以下のような特徴があります。
 実際に手を動かして地道に書き上げる場合の数や確率
② 数学の高度な解法より、関数等で計算を積み上げる計算力
③ 初見の問題でも対応できる力を要する問題(論理力、空間認識能力)

 具体的に一つの問題例を示します。


【問題例】
 下図のような立方体をABCD-EFGHがあります。2点C、Eが重なるように視点を置いてみたとき、立方体はどのように見えるか書きなさい。(過去問を改題)


 この問題は今から15年ほど前に市西GSで出題された問題を改題したものです。大阪教育大付属池田等の国立高校において近年類似問題が出題されたことがありますが、いわゆる難関私立で頻出というわけではなく、当時の中3生にとっては初見の問題に驚いたことでしょう。


難易度の高い公立高校の入試問題に取り組む

 前述通り市西GSにおいては、難関私立で頻出の高度な解法よりも、地道に考え、計算や試行を積み上げていく問題が出題される傾向にあります。
 したがって、その傾向に比較的近い国立、公立高校の入試問題で難易度の高い問題を解くことをお勧めします。
 ただし、書店で市販されている入試問題集は、市西GSレベルの難易度の高い公立高校の入試問題を扱っていることは少なく、難易度の高いものは難関私立の典型問題を扱っていることが多いので、現実的には市販の問題集では対応が難しいでしょう。


過去問から傾向をつかみ、苦手単元を克服

 市西GSは、問題の出題傾向が変わることがあります。しかし、大まかな傾向や対策法がありますので、今後紹介していきたいと思います。


市西GS合格のためのWeb講座

 兵庫県の学習塾「開進館」は18年連続塾別No.1の合格実績を出しており、2022年度入試においては、定員40名中(合格者も40名)24名の合格者を輩出しています。

 開進館では、市立西宮高校グローバル・サイエンス科の入試問題の傾向に沿ったWebによるオンデマンド講座「市西GSWeb」を開講しています。

 市西GSとは問題傾向がはっきりと違う神戸総理のWebによるオンデマンド講座「神戸総理Web」も開講しています。

 この記事の筆者がテキストを作成し、授業動画も収録しています。
 普段塾に通っているが上記のような対策が難しかったり、遠方で塾に通えない方には最適の講座ですので、一度ご検討ください。
 「市西GSWeb」の詳細は以下のアイコンからご覧いただけます。