マタニティリープの核心に触れる:本に込めた大切なメッセージ
こんにちは、マタニティリープの渡辺有貴です。今日は、私たちが大切にしている二つのキーフレーズについてお話しさせてください。これらのフレーズは、私たちの出版する書籍「ママの人生が変わるマジックワード#マタニティーリープ〜コーチと歩むライフデザインブック〜」に込められたメッセージの中心でもあります。読んでいただき、マタニティリープに触れてもらい、お力になれたら嬉しく思います。
1:「安心して悩んでいい」
「安心して悩んでいい」と聞いてどう思いますか?日常生活では、悩みやうまくいかないことに不安を感じることが多いのではないでしょうか。悩んでいること、困っていることはなんとか解決したいものですよね。しかし、正解を見出さなければならないというモードに入ると、焦りを感じたり、うまくいかないことにがっかりしたり、一人で悩みを抱え込んでしまうことがあります。
「安心して悩んでいい」というメッセージには、「大丈夫だよ」というほっとした気持ちを持ってほしいという思いが込められています。妊娠や子育て中は常にカオスで、悩みや大変なことが次々に起こります。でも、それが次の自分を生み出す、つまりリープ(飛躍)するきっかけになると考えることで、安心して悩めるようになるんです。
一方で、リスキリングや常に何かしなければならないようなステップアップを求められると、プレッシャーを感じることもあります。でも、私たちがお伝えしようとしている「マタニティリープ」のリープは、すでに起きていることに気づき、それを受け入れることで自然と変化していく、そういうものだと捉えています。頑張ろうとしても頑張れない自分を責めるのではなく、今の状況を肯定したり丸ごと受け止めていいと、気持ちが楽になります。
例えば、子供が成長するにつれて悩みも変わります。永遠に続く不安や心配に、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。でも、「今、リープしているんだ」「子供も頑張っているんだ」と気づくだけで、ふと楽になります。問題解決を目指すのではなく、自分の気持ちに正直になることで、自然とリープが起こるのです。
あるインタビューでは、パパさんご自身が経験した二回の大きなリープ(変化)経験について語ってくれました。彼が言っていたのは、問題解決を目指すとはまってしまうけれど、起きていることに心を開いて、自分の在り方も含めて見つめ直していくことでリープが起きたということ。マタニティリープは、漢方薬のようにじっくりと体質改善していくような、自分が大丈夫だと感じられるお守りのようなものなのかもしれません。
2:「選択肢と可能性を広げる」
もう一つ大切にしているのは、「選択肢と可能性を広げる」ということです。出産や育児の中では、ありとあらゆることの選択肢が狭まっていることに気づく前に、選択をしたり、選択することを押し付けられたりすると、苦しくなってしまうことがあります。でも、実はもっと多くの選択肢と可能性があり、選ぶことができます。
妊娠や出産、子育てに関してはセンシティブなテーマも多く、なかなか突っ込んだ話を話さない、話せないことも多いです。年齢的に上の世代や下の世代と話す機会がなかったり、同じ世代間でも配慮が必要だったり、利害関係があるために話す機会が限られたりすることもあります。だから、他の人がどんな選択肢の中からどう選んだかを知る機会は結構少ないんです。
マタニティリープの活動では、インタビューを通じて、選択肢をどのように捉え、どう選んだのか、可能性がどう現れたのかを深く聞かせてもらって記事にしています。それにより、狭い選択肢から無意識に選ばざるを得なかった状況から、いろんな選択肢や基準から選べるんだということを感じてもらえたらと思っています。本の中でも、私たちの選択肢と可能性を広げていくお手伝いをしています。
例えば、執筆メンバーの一人は子育てでいろんな国に住んだ経験が、選択肢と可能性を広げる感覚に繋がっていると話しています。子育てに一生懸命だと、「こうやらなければならない」とか「できていない」と思い込んでしまうことがあります。しかし、アメリカでは日本では当たり前のことが違ったりします。離乳食や寝る場所、出産の仕方など、国ごとに異なる常識に触れると、「日本の当たり前でなくてもいいんだ」と気づけます。これまでの当たり前が当たり前でなくなり、自由さを感じることができたそうです。もしそれしか情報がなかったら知らなかったことが、多様な経験から「自分で選べるんだな」と思えるようになったのです。
また、ベトナムでは一人で子育てをしない文化があります。おばあちゃん世代と一緒に暮らし、ナニーさん(乳母)がいる家庭も多いようです。日本のように核家族で必死に働いてワンオペ育児をする暮らしではないんです。このような他の選択肢もありえるのだとわかると、自分自身の心の負担を軽減できると感じます。実際にそういう方法を選ぶこともできますし、選ばなかったとしてもその可能性があることは安心感や自由さにもつながるのではないかと思うのです。
つまり、出産や子育てにまつわる形は様々で、自分たちが大事にしたいことを見つけ、選択肢の発想を広げることで選択が楽になります。ただ、誰に押し付けられたわけではなくても、無意識にこの選択肢しかない、と縛られてしまうことがあります。マタニティリープという考え方をきっかけに、自覚的に選択肢と可能性が広げていくことで、具体的な場面で、自分にとって最も力が湧く選択をすることが可能になります。自分で選べる、選んでいる感覚、それがパワフルなんです。それがマタニティリープで大事にしている夢/希望につながっていきます。それが「選択肢と可能性を広げる」というキャッチフレーズに込めた思いです。
インスタライブのお知らせ
最後に、インスタライブのお知らせです。今回お話しした「安心して悩んでいい」と「選択肢と可能性を広げる」というコンセプトについて、さらに深く掘り下げていきたいと思います。ライブでは、皆さんからの質問やコメントもお待ちしています。
日時:2024年6月20日(火)12:15〜
テーマ:マタニティリープの大事なコンセプトを語る
ぜひご参加ください。皆さんとお話しできるのを楽しみにしています!
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