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マタニティリープマガジン vol.28 夫婦ともに子連れの再婚、子供と二人三脚で歩んできたシングルマザーが模索するstepファミリーの形 3回/全3回

みなさん、こんにちは。「マタニティを飛躍の機会に」。マタニティリープです。このマガジンでは毎週木曜日にメインコンテンツとして、マタニティ期、子育て期の経験とリープについて伺ったインタビュー記事を連載しています。山本千佳さん(仮名)のインタビュー(全3回)がこの号で完結します。読んでいただいて、共感したり、元気になったり、癒されたりと、みなさんの力となる記事になれたら嬉しいです。


▪️マタニティリープインタビュー 山本千佳さん

〜山本千佳さん(仮名)のマタニティリープジャーニー〜(第3回/全3回)

千佳さんのご家族は夫婦ともに子連れの再婚のいわゆるstepファミリーです。現在は千佳さん、旦那さん、千佳さんの小学4年生の息子さんとご夫婦の1歳の息子さんの4人で暮らしています。シングルマザーで子供と二人三脚しながら母の最期を24時間介護で看取るなど、波瀾万丈な出来事もママ友のサポートを受けながら乗り越えてきました。前回は移住した山梨から東京に戻ってきたところまでの話をお伝えしました。今回の記事ではご夫婦の初めてのお子さんとなる下のお子さんの出産と仕事に対する夫婦のスタンスの違い、千佳さんのこれからの展望についてお話を伺っています。

1回目のインタビュー記事はこちら
2回目のインタビュー記事はこちら

下の子を妊娠、そして出産

ーー東京に戻ったあとは?

夫と前妻とのゴタゴタがあって、私は離婚しようとも考えました。でも子供に血のつながった兄弟を作ってあげたかった。それまでも子供は欲しかったのですが、なかなか授かりませんでした。そして、思いがけず妊娠し、男の子を出産しました。仕事にも少し戻っていたのですが、切迫流産になりかけて妊娠4、5ヶ月には仕事もやめて、安静にしていました。この時もお友達のサポートに支えられました。夫は毎週山梨に実子に会いに行かなければならないけど私は切迫早産で動けない。そんな時も、上の子を遊びに連れて出掛けてくれたりしました。
また、下の子が産まれる時も夫は山梨で不在だったので、お友達の旦那さんが入院の荷物を持って病院まで送ってくれました。産後も母乳が出る様にとおこわを炊いてくれたり、ビーツでボルシチを作って届けてくれたり、食事の作り置きを作りに来てくれたりと感謝に溢れる方々です。

仕事復帰に意見が合わず

出産して6ヶ月ぐらいして仕事を再度スタートさせました。スポーツ関係の仕事です。でも、旦那は仕事をやめてほしいと言う。まだ子供が小さいから子供と一緒でいいじゃないか、と。働くことについてもサポートしてくれません。何度頼んでも、就業証明書や保育園に申し込むのに必要な書類を持ってきてくれないんです。働く時間も週2回3時間までと。

ーー週2回、しかも3時間?
そうです。それで週2日6時間にしたんですが、長い長いと言われました。そのあと夫の前妻や子供たちへの養育費がかさんでしまって、白金から東京の他の地域に引っ越しすることになってしまったんです。そこでも子供を保育園に入れて、働きたいと思っているのですが、夫がしぶり、結局港区の以前の保育園のままなんです。通勤時間の混んでいる電車に1時間かけて乗って連れて行きます。だから子供もぐずります。大変ですが、今の仕事が好きなんです。
「収入が少なくても好きなことができるといいな」って昔は夫とそう言い合っていました。でも今は子供のことをメインにしてほしい、仕事もそんなことって言われるのが辛いです。お金持ちの専業主婦ママにも、子育てだけでいいんじゃない?そんな仕事をしなくても、って言われてしまう。正直それは辛い。

好きなところで好きな仕事をさせて


ーー好きなところで好きなこと、させてくれよ。って思いますね。

そうなんです。好きなところで好きな仕事させてよって。

ーーところで旦那さんのご両親はどんなスタンスなんですか?

義理のお母さんは去年に亡くなりました。週に3回、義理のお父さんから電話がかかってきます。その電話の内容は夫の前妻とその子供の話がメインです。
旦那は別居も離婚もしたくないといいます。自分は離婚も視野に入れているのですが、2人目の子供が生まれたことで、子供にとっての家庭を大事にしたい思いもあります。
自分らしく生きるなら離婚もありだと思いますが、新しい子供も生まれて、絆も大切にしてあげたい。そして働くことも。どっちにしても大事にしたいことを持ち続けたい。仕事は私にとって大事なことなんですね。

これから


ーーこれからについては、いかがですか?
新しいことをやってみようかなと思ったりします。何か新しいことを勉強したり。今後の目標や夢については正直まだ未知ですが、自分もこれから生きていく上で健康でいたいし、子供の運動会の親子競技では一番になってあげたいから、身体にまつわる仕事をしたいなと。身体をつくる、鍛える、整えるどれかは分からないけど。今の現場の仕事も今後に活かせていけたらと思います。

ーーこれまでも多様な分野の興味を活かして仕事をされ、自分らしく生きることを諦めていない千佳さんがいます。血縁や家族の枠を超えて、友人や仲間と歩んでいく千佳さん。お会いしてとても素敵だなあと思いました。

(完)


▪️編集後記

現在、秋に出版予定の「ママの人生が変わるマジックワード#マタニティーリープ〜プロのコーチがガイドするライフデザインブック〜(仮題)」の編集、デザインのプロセスが進んでいます。私たち執筆チームはこの本を応援してもらうためのクラウドファンディングのサイトを作成したり、SNSで広く知ってもらえるように、XやFacebook、インスタグラムなどで広く発信をしています。6月からクラウドファンディングがスタートする予定です。読んでいただいている読者の方にもぜひこれらSNSをフォローしていただけると、皆さんのマタニティリープにお役に立てるかなと思っています。こちらでもつながることができると嬉しいです!

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<編集>
マタニティリープ合同会社
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