世田谷美術館「グランマ・モーゼス展」に行ってきました。100歳で描いた「虹」に感涙。
「グランマ・モーゼス展」に行ってきました。
気がつけば平日最終日💦慌てて駆け込みました〜
グランマは(なんと!)70歳から絵を描き始め、80歳でニューヨークで初個展。年齢とともに気力、体力などが衰えていくはずなのに、感性や情熱は歳を取らないのか「私は歳を取ったと思ったことはない」というグランマの考えがそうさせるのか、80歳から90歳代の絵が全盛期でノリに乗っててとても若々しい。
ずっと農婦として暮らしてきて、描くものも自然の風景とそこでの何気ない暮らしなのですが、グランマがそこでの暮らしや自然を愛して丁寧に暮らしているのが伝わってくるような優しい絵でした。
人はどこでどんなことをしていても自分の暮らしや生き方を大切にしていればこんなに豊かな心でいられる、と教えられているような気さえしました。
101歳で亡くなる直前の100歳で描いた最後の作品のタイトルが「虹」。
いつもの風景にいままでの作品では登場してこなかった虹がきれいにかかっていて、ああ幸せな人生だったんだなと感じられて泣きそうになりました。
いろいろあっても最後に良かったな、と思える生き方、きっと全ての人の憧れだと思うのですが、最後の作品でそれを描ききったようなグランマに最後の最後で改めて凄さを感じました🍀