#9「住まい」に対する価値観 ⑧注文住宅を建てようと思うまで
長女の小規模保育園卒園とその後の保育園探しに難航し、マンションを売却した我々家族。
第二子が産まれる事もあり、子育てに振り回されない住まい探しをする事となりました。
マンション売却益控除の関係で、住宅ローン控除が組めない為、一旦借家を探す事となりました。
引越し先エリアの条件
売却が決定した後、本格的に引越し先を探し始めました。売却が決まってから引き渡し迄6ヶ月程の期間があったので、焦る事もなく引越し先を探す事ができました。
引越し先は次の条件で探す事となりました。
・駅近の保育園に入園できるエリア
・カミさんの実家に近いエリア
・私の通勤時間が1時間強以内
・駅近の賃貸
・クオリティよりも家賃重視
・広さは75㎡以上
エリアに関しては、やはり保育園の入りやすさが最重要でした。保育園に関しては、これまで多々苦労してきたので、カミさんの保育園事前リサーチ力がレベルアップしていたこともあり、複数候補が見つかりました。
また、2人目が産まれることもあり、カミさんの両親に助けをもとめやすくしたい、という思惑がありました。
そして、これまでは私とカミさん双方の通勤時間を考慮してエリアを検討していましたが、今回は私の通勤時間のみ考慮する事としました。引越し後にカミさんの産休・育休が始まる事、復帰時にカミさんが転職を検討していた為です。
物件に関しては、住宅ローン控除を組めないので、とりあえず賃貸。ただし家賃=大家さんの資産形成という価値観があり、極力家賃を抑えて、将来的な住宅購入に向けて貯金をしたいと考えました。そして、これまで駅近に住んでいたので、駅徒歩5分程度の物件にしたいと感じていました。また、物件の広さもマンション同等の75㎡以上と条件を決めました。
URであーる
カミさん保育園リサーチの結果、エリアが絞り込まれ、物件探しを始めました。すると駅徒歩5分の立地にあるURの団地が見つかりました。
築35年、約30棟が建つ大規模な団地でした。都心のURはタワーマンションタイプでマンションと変わらない佇まいの物件も多いですが、埼玉郊外のこのURは正に団地。
一番惹かれたのは家賃でした。URは世帯状況に応じて各種割引があり、我々は「U35割」の対象住居に入居できました。詳しい割引内容は忘れてしまいましたが、3年の定期借家を条件に家賃から20%程度の割引だったはずです。
また、CMの通り礼金、仲介手数料、更新手数料0円というのも大きなメリットでした。
築35年でしたが、キッチン、風呂、洗面は改装されていて、築古感が薄く感じました。駐車料金もこれまでの半額となり、我々の条件を満たしつつ割安感がとてもある物件だったので、他の物件を見る事もなく、このURへの引越しを即決しました。
これだけ割安感があると、同じ地域の他の賃貸オーナーは苦労しないのかな?と感じてしまいます。
URの生活
引越し先も決まり、想定通り駅近の保育園に長女の入園が決定しました。そして3月に引越し、令和に変わった5月に長男が産まれました。引越しはカミさんが身重だったので、荷造り、開梱まで引越し屋さんにやってもらうプランで実施しました。
家賃が安くなった分、引越しにお金をかける事ができました。高かったけど楽だった!
いざURでの暮らしが始まると、想像以上に快適でした。売却したマンションはコンシェルジュがいて、ゲストルーム、キッズルーム、パーティルーム等の共用サービス・設備があり、UR団地生活に馴染むまで大変かな?と想像していましたが、全く違和感なく団地生活に馴染む事ができました。
よく考えたらマンションのコンシェルジュさんは毎日挨拶するくらいで、ランドリーサービス等も使った事が無く、ゲストルームも3回程度しか使っていませんでした。パーティルームも使用した事はありませんでした。
ランドリーサービスよりも、近所のクリーニング屋に持って行った方が断然安かった...
身の丈にあって無かったんですね...
URは大規模な団地なので、敷地内に複数広場もあり、子供を遊ばせる事もでき伸び伸びと子育てできる印象です。
URのデメリットを挙げるとしたら、夏場の蝉です。敷地内に緑が多いせいか、夏になると大量の蝉が共用階段に居座ります。元来虫嫌いの私にとって、蝉もゴキ同等の脅威です。
夜帰宅すると、3Fの自宅迄の階段に4-5匹の蝉が転がっています。階段に転がった蝉はいきなり飛びかかってきます。運の悪い日は自宅の扉に蝉が止まっていて、大の大人が20分位扉の前で右往左往していた日もありました。
泣きそうになります...
しかし、夏場の蝉以外、大きなデメリットはありませんでした。
そして持家再び
そしてUR暮らしが1年半経ち、次の4月から長男も長女と同じ保育園への入園が決まりました。長男の保育園が無事決まった事もあり、保育園の悩みが無くなった我が家は、改めて持家を考えるようになりました。
3000万円と特別控除の禊明けで、2021年から住宅ローン控除を改めて組める事も大きな動機になりました。
今住んでいる市で快適に生活でき、子供2人の保育園の見通しも立ったので、同じ市内での持家を前提に検討をする事にしました。
市内という条件で持家を検討すると、候補は次の通りとなります。
・中古マンション
・中古戸建
・建売分譲戸建
・注文住宅
元々将来的な売却のし易さを前提に、駅近マンションを第一候補にしていました。我々の住んでいる市内で新築のマンション計画はない為、必然的に中古マンションから見て回りました。
しかし、中古マンションは築15年以上の物件しかなく、価格も高止まりしている状況でした。物件のクオリティも正直ビミョー。
という事で、戸建も検討する事にしました。中古物件を見つつ、建売分譲、注文住宅も見に行く事にしました。
注文住宅にする
中古物件、建売を見つつ、住宅展示場に遊びに行き情報収集を進める中で、我々は注文住宅を建てる決心をします。
注文住宅に決めた最大の理由が、安心感でした。中古物件、建売、注文住宅それぞれメリットとデメリットがありますが、我々が譲れなかったのが、安心して住めるという点です。
持家を買ったは良いけど、想像以上にメンテナンス費用が発生する、不具合が多発してしまう状況にはなりたくありませんでした。
住宅展示場のハウスメーカーの営業トークで、戸建の抱えるリスクを沢山聞かされました。
・基礎
・断熱材
・屋根、外壁メンテナンス
・地震被害
・アフターサポート
etc
どれもハウスメーカー営業トークあるあるで、ハウスメーカーに洗脳されてしまったのかもしれませんが、理にかなった説明だと感じました。
結論、既に建っている戸建は不安を払拭できないので、注文住宅で一から建てよう、という結論に至りました。
資産価値重視から安心感重視に
もともと住まいに資産価値を求めていた私が、今回は家族が安心して過ごせる環境を重視するようになっていました。以前の私なら、住むエリアを変えてでも資産価値を重視した住まい選びをしていたと思います。
価値観が変わった理由は次の3点だと思います。
・子供にとって最適な住まいを意識するようになった
・他の方法で資産形成するようになった
・新型コロナで家にいる時間が増えた
子供が大きくなるに連れて、子供が心理的に落ち着ける環境の大切さに気付きました。特にコロナで家から出れない時期、親も子供もストレスが溜まり気味でギスギスした時期もありました。両親がリラックスしていないと、子供も安心できないと強く感じました。
また、3年程前から資産運用を始めました。住まいを資産形成のツールにする必要性が薄れてきた事も、価値観の変化に大きな影響を与えたと思います。
こうして、出来るだけ家族が安心・リラックスして過ごせる環境を住まいに求めるようになり注文住宅を建てる決断を下しました。
ようやく現在に追いつきました!
今後は、現在進行中の戸建計画の進捗を投稿したいと思います。因みに今日土地の決済を行いました!
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