#3 「住まい」に対する価値観② 新婚初めての家探し
前回、独身時代の「与えられて当然」と思っていた住まいに対する価値観について書かせていただきました。今回は結婚時のカミさんと二人で住まい探しをした時の経験を振り返ります。価値観の変化や、相手の価値観を受け入れる難しさ、等書いていきます。
甘すぎた想定
結婚を機に独身寮を出るにあたり、新居に求める条件は、以下の感じでした。
・通勤時間:カミさんの通勤時間優先(できれば徒歩圏内)
・駅迄の距離:10分
・家賃:10万円以内
・間取り:1LDKor2LDK
・築年数:約5年以内
・その他:1F以外、保育園入れる見込みの地区
基本的には、子供が出来て保育園送迎をカミさんがする想定をして、カミさんの通勤時間を最優先。世田谷区にカミさんの職場があったので、まずは徒歩で通えるところは無いかと探し始めました。この頃は、カミさんと二人で、バラ色(!?)の新婚生活を思い描いていた記憶があります。
ところが...
ご想像の通り、希望予算内に収まる物件は皆無の状況。
それならば、隣の駅はどうだろうかと探してみたら...
ここにも無い
次の駅...また次の駅...駅から徒歩10分以上で...自分の通勤乗換2回でも...
とどんどん希望の条件から離れていきました。
結婚に浮かれすぎていたのかな??
住まい探しは条件の取捨選択
現実が見えて来ると、自分の通勤時間は少し長くなっても問題ないと割り切るようになりました。しかし、独身寮時代はdoor-to-doorで30分だった通勤が1時間を超えると考えると、考えるだけでフラストレーションが溜まります。
時折、カミさんの通勤時間を優先するから自分が犠牲になっていると、被害妄想モードになっていました。
とても残念な思考ですね
カミさんもカミさんで同じよなストレスを抱えていた事は想像に難くなく、住まい探しは険悪なムードになってきます。このままでは埒が明かないので、カミさんと何度も話し合いました。
この時に初めて、住まい探しは条件の取捨選択だと気づいたのです。そして、異なる価値観を持つ二人の条件を取捨選択する難しさにも気づきました。また取捨選択といっても白黒付けれる条件はありません。すべての不動産は「時間」、「環境」、「家賃」のバランスで成り立っている事を認識することができました。
そして、カミさんと二人で再考して下記の条件をベースとする事にしました。これまでは通勤時間・家賃・広さ等の計測可能な情報のみで条件定義をしていましたが。改めて二人で考えた結果、「大きい公園が近くにある」住まいが、子育て・(当時の)自分たちの趣味のランニングをするのにコスパが良いと考えて、条件に追加しました。
・通勤時間:カミさんの通勤時間40分
・駅迄の距離:10分
・家賃:10万円以内
・間取り:1LDKor2LDK
・築年数:約15年以内
・その他:1F以外、保育園入れる見込みの地区、大きい公園が近くにある
「条件の取捨選択」当たり前ですが、ここまで気づいていなかったのです。前回も書いた通り、住まいは「与えられて当然」だったのです。
見つかった新婚の楽しい住まい
ようやくまともな住まい探しをはじめた我々は、条件に合致し楽しい住まいを見つけることができました。
カミさんの通勤時間も駅までの距離も良い感じで、1LDK+ロフトの間取りでした。ロフトというと梯子のイメージが強いですが、この物件のロフトは普通の階段、広さも15畳程あり、天井が低い箇所ありましたが、立派な部屋でした。個人的には2LDK表記でも良いのでは?と思ってしまいました。この物件が付近の1LDK相場+1万円程度で借りることができました。
また、大きい公園ではないですが、河川敷まで歩いて行ける場所だったので、その点も住まいを決める大きなポイントとなりました。
保育園の入りやすさに関しても、東京都内で待機児童数が少ないエリアに選ばれていたため、安心していましたが、ここには落とし穴がありました...
↓ LINEのアルバムに残っていた内覧時の写真 ↓
住まいは「与えられて当然」の環境から、「取捨選択」を迫られ、住まいに対する意識も人並みになってきたのかなと思います。次回は、子供が生まれて直面した保育園問題と分譲マンション購入の経緯を書きたいと思います。
#自己居住用不動産を真剣に考える
#投資用不動産じゃないよ!
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