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はじめまして

社会保険労務士法人マッチアップの代表を務めます松田修と申します。

私は、制御機器メーカーの人事部門を経て1999年に社会保険労務士として独立、2016年に法人化し現在に至ります。7名のスタッフと共に120社余りの顧問先企業様の人事・労務管理のご支援をさせていただいております。

開業22年余りの間に500社を超す企業様のご相談受けてきました。また、小さい会社の経営者として拙いながらも何とかかんとかやって参りました。

そんな中で感じたこと、思ったこと、学んだこと、沢山あります。還暦を迎え、新たな出発、素直な気持ちで今、信じていることを綴っていきます。

今、ここに在ることを大切に

独立する前も後も、遠い先のことばかり考えてきました。遠い目標を設定して走り始める、夢中というやつです。目標と現状のギャップに燃え上がって、怒りという感情を使ってエネルギーを絞り出します。怒りのエネルギーは強大ですが、副作用も大きく周りを破壊していきます。回り回って自分を壊します。

夢中というのは上の空でもあるんです。足下を注意深く見ないので転けますよね。しなくて良い失敗もしましたし。自分は気になりませんが、周囲は巻き込まれて大迷惑です。

今、ここでゴキゲンな自分であること、を心がけています。今、ここを仲間と共に楽しく過ごすことで悔いなく明日が迎えられるように願っています。

人は変わりたい、でも変われない

私は自分の思考と行動を結びつけるとき怒りの感情を使う癖に気づきました。もう、十年以上前のことです。封印したと思っていたのですが、ことある毎に出てきます。人は変わりたいけど変われない、悲しい現実です。長い人生、それぞれの文脈の中で培ったものを急に変えることはできません。

他方、傍目には劇的に変化する方もいるのも事実で、顧客企業においても何度も眼の当たりにしてきました。

脳には可塑性といって少しずつなら変化を受け容れる性質があるそうです。他者の成長は結果から見ますから急激に変わったように思いますが、長い雌伏の時季、小さいことから始めて心身にすり込んで行く時間があったのでしょう。

焦らず自分を教育しながら、他者を操作せず支援に徹することで、私の変わりたい、でも変われない問題は解決していくと思います。脱・怒り発電。

そんな道程をご一緒できれば、嬉しいです。

仕事は楽しい、でも苦しい

僕は仕事が好きです。生来、怠惰なのんき者なので仕事という容器がないと形を為さないような気がしています。仕事している最中は、とても充実しています。

仕事を続けているとスランプがやってきます。停滞感だったり大きな失敗が切っ掛けであったり症状は様々だと思いますが、次のステップに進む成長のための痛みなのだと思います。

仕事は楽しい、でも苦しい、成長の歓びと壁を越える苦しみが表裏一体で仕事なのだと思います。仕事が嫌い、勤労意欲が湧かない方もいらっしゃると思いますが、仕事の裏表を一緒に楽しめたらと思います。

中小企業にも組織開発

私には「中小企業にこそ組織開発でゴキゲンな職場にしたい」という夢があります。

ある勉強会で組織人事の大家にその思いをぶつけてみました。

先生曰く「中小企業はビジネスモデルで決まる、組織開発はムリ」と完全否定でした。

中小企業の現場で格闘するものにとっては残念な真実なのかなぁ、とは思ったものの、諦めきれずにいます。日本で大企業といえるのは会社数にして0.3%、社員数にすると30%弱でしかありません。ということは、組織開発はほとんどの人には役に立たないということ?そんな馬鹿な、と思います。

採用が難しい中小企業ほど、今いるメンバーをベストメンバーにしなければなりません。そこは能力開発より実力発揮できる土壌をつくる組織開発が求められていると思います。

当社では、職場の基礎代謝(R)を高めることでゴキゲンな職場をつくることに挑戦しています。その過程をご一緒できれば、と思います。

リーダーには言葉が必要

古来、名だたるリーダーは危機に際して名言を発し人を動かし乗り越えて行きます。

中小企業でも名経営者は、人の心にしみる言葉を発し社員を魅了します。そんな場面を何度となく共有させていただきました。

ところが、私自身は言葉がうわすべるし、違和感が出てしまいます。器の差なのかもしれませんが、学びの差、教養の差なのだろうと思います。

洋の東西を問わず古典に親しみ、家系の文脈を自覚することで大きな背景を得られるのでは、という仮説を持っています。

この仮説検証のプロセスを共有できれば嬉しいです。

引き続きよろしくお願いいたします。