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インドに行って本当に良かった。(day4-9&まとめ)
こんにちは!まっちーです!
インド旅後半のnoteになります。
アグラ編
寝台列車で降り立ったのはアグラという都市。
📍アグラ
インド北部、ウッタル・プラデーシュ州にある歴史的な都市。
ムガル帝国の旧首都として知られ、世界遺産のタージマハルがあることで有名。他にもアグラ城やファテープル・シークリーなどの歴史的建造物があり、インドの文化と建築の中心地の一つで人口は約180万人。
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駅でSDGsを発見?
アグラ駅を降りて駅舎をみるとSDGsを感じる場面が。
それは、太陽光パネル。
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オートリキシャのキャッチで人だかりできるのは日常茶飯事
地方に行けば行くほど、以下のようなオートリキシャが交通手段の要を担う。スマホスタンドがあってスマホを差している車はUber登録をしているから、安心!それ以外はキャッチのように声をかけて乗車させて高額請求を行うことが多い。逆に言うと値段交渉できるともいえるけど、Uberの提示値段は安いのでUberに頼った方が良いかなと思う。
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世界遺産「アグラ城」
📍アグラ城
16世紀にムガル帝国が建造した赤砂岩の要塞です。タージマハルと共に世界遺産に登録され、ムガル建築の傑作として知られている。
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4つ星ホテルに泊まってみた
アグラ城から車で15分の位置にあるホテルで2人で5,000円ほど。
浴槽完備、ドライヤー完備、冷蔵庫完備という最強サービスなのに、お風呂は35度くらいのお湯しか出ないという謎仕様。
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I‘m hungry.
アグラ城から出てUberの乗車ポイントに着いてすぐ誰かが歩いてきた。近づいて立ち止まった。袖を優しく引っ張られる。
そちらを見ると、円らな眼の5歳ほどの男の子。お腹をさすりながら「I‘m hungry.」とだけ言い続ける。お金が欲しいとも言わず。
インドに来て数日で物乞いには何人にも会ってきた。しかし、これまでは何かを売ってその対価を求めようとするビジネス形式だった。
今回は違った。売るものすらない、本当の絶対貧困層。
今でも鮮明にあの時の光景が思い出されて、あの時どうするのが最適だったのか考える。正直、そのとき何もできなかった。
お金を渡すのが良かったのか、大勢いる物乞いの一人だと無視をするのか。
お金を渡したところで根本的な解決には全くならないけど、「今を生きる」ことに精一杯なのだとすると(大袈裟かもしれないけど)それが命を救うのかもしれない。
少し足を進めれば、4つ星ホテルがあって快適に寝られて冷たい飲み物が飲める。日本では考えられないほどの「差」を感じたときにインドの光と影を同時に見た気がした。これがインドなんだ、と言われたらそれまでかもしれいけれど。それにしても・・・
語り合ったその夜
さきほどの出来事があって、気持ちが整理できていなかったから一緒に来ている友達(以下、ひゅーが)とインド前半を振り返った。
ひゅーがは5か国目がインドだという。フィリピンやカンボジアなどのアジア圏に主には行っていてそこで見て感じた景色との違いを中心に教えてくれた。やはり、その話を経て結論になったのはアジアの中でもインドは異質な国ということ。そして、2度3度来てようやく国のことが理解でき始めるカオスな土地ということ。だから、また行くことになりそう。
世界遺産「タージ・マハル」
📍タージ・マハル
17世紀にシャー・ジャハーン帝が亡き妻のために建てた白大理石の霊廟です。世界遺産であり、インド建築の至宝として世界中から観光客を集めています。
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やっぱり列車は遅延するよね
次の都市までは4時間ほどの列車旅の予定だった。
寝台列車の時はon timeだったので時間に余裕を持って駅舎に着いた。しかし、運行状況を見ると・・・2時間50分遅れで到着しますとのこと。
おぉ!!やっぱりインドだ!!遅延か!!
14:40(出発予定時間)
↓ 2h50m
17:30(遅延)
↓ 1h30m
19:00(再遅延)
まさかのトータル4h20m遅延!?
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インド政府の官僚と出会い
日も暮れて、ここまで駅構内で待つこともないので疲れ切っていた。
隣に座った男性が話しかけてくれたので色々と話していて、ふと何の仕事しているのか気になったので聞いてみると政府関係者であることが判明し、正確に理解するためにGoogle翻訳で和訳してみると「インド政府繊維省」とありまさかの官僚だった。
そこからFacebookを交換したりして会話が続いて。大きな学びがあった。
なぜここまで人口が増えているのか、という疑問。
もちろん、インドの医療レベルが向上してきていることももちろんだが、彼が言うには「男の子が生まれるまで子どもを産むスタンスだから」
女性が男性の家(姓)に嫁ぐという形で婚姻が成立することがインドでは慣習になっていて(日本もそれがマジョリティな気がする)家(姓)を絶やさないためには男の子を産むことが必要!!ということで、男の子が生まれるまで子どもを産むスタンスになっているそう。これは最近になってそういう考え方になったらしく、経済的な余裕の有無は問わず産む選択を取るようだ。
▼男性が女性を上回ったことが取り上げられているweb記事
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ジャイプール編
4都市目はジャイプールという都市。
📍ジャイプール
インド北西部ラジャスターン州の州都で、「ピンクシティ」の愛称で知られています。城塞や宮殿群が多く、カラフルな文化と伝統工芸品で観光客を魅了する歴史都市
風の宮殿「ハワー・マハル」
このハワー・マハルは、1799年に建てられたジャイプールのランドマークです。ピンク砂岩で造られた5階建ての建物で、953個の小窓を持つ特徴的な外観が特徴的らしいです。
建設理由が興味深い。
ジャイプールの王族の女性たちが、厳格なパルダー(女性隔離)制度の下でも外の世界を観察できるようにするため。
ムガル建築とラジプート建築を融合させた美しいデザインは、マハラジャの富と美的センスを示すもの
街の祭りやパレードを王族の女性たちが安全に、そして人目につかずに見物できるよう
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国際学割が効いた⁉
世界遺産「アンベール城」に行こうとして10分くらいの徒歩で着くと看板が立ってあった。
ずっと上り坂で、地図など見ずにひたすら登り続けた。その道中、中学生くらいの男子グループにつかまり、ずーーーーーーっと日本のことを話しかけられながら登っていく。気づいたら1時間くらい経って入口に着いた。1日券を買っていたので入ろうと思って受付に行く。
受付「この券は使えません」
我ら「いやいや、どうして?」
受付「この遺跡はジャイガル城です、このチケットには対応していません」
我ら「え、アンベール城どこ?」
受付「だいぶ下ですね、入るのであれば入場料500ルピーです」
我ら「高すぎ・・無理やろ」
――受付前で休憩しながらウルウルさせながら値段交渉
受付「どこから来たんだ?学生か?」
我ら「日本から来て学生です、インドに初めて来ました」
受付「仕方ない、2人で500ルピーしてやる」
我ら「え、国際学割やん。マジかよ!ありがとう!!」
想いは伝えてみるもんですね笑
さすがに結構すごい遺跡だったので割引できるとは思いもしていなかったですが。
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世界遺産「アンベール城」
ジャイガル城から下るタイミングでミスったと思われる分かれ道があった。
ここだったかぁぁ!!となりながら入るとマジ綺麗なライトアップが。
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スタバだぁぁ!!!
4都市目にしてスタバを見つけて安心感を求めてスタバがあったので直行!
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バスを乗り損ねると絶望しかない
次の都市までバスで移動することにしていて、バス停には時間に余裕を持って到着していたけれど、時間になってもバスが来ない。列車にあるような運行状況が分かるわけではない。
1時間経ってもバスが来ない、深夜26時。野宿がほぼ確定してしまい、軽く絶望。
ひゅーがと話して「定期的にやってくるデリー行きのバスに飛び乗るしかなくね?」となり、エアコンなんてないローカルバスみたいやつに飛び乗った。
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グルガオン編
みんな靴履いてる!?
インド人のほとんどの人はサンダル生活でグルガオンに着いた途端、靴履いてる人が多くて都会感を感じた。
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マックだぁぁ!!!
グルガオンの中心地・サイバーシティにあったマクドナルド。
11時OPENで11時に行ったらようやくバンズが到着。
おいおい!開いてないやないか!
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インドに地下鉄!?
📍インドの地下鉄プロジェクト
2000年代以降、デリーを中心に主要都市で急速に展開され、日本の円借款による資金・技術支援を受けながら、都市の交通問題解決と環境改善に大きく貢献する最新の公共交通システムとして発展しています。
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オフィスビルが立ち並ぶグルガオン
都市のイメージは東京・渋谷。
カードキーがないとオフィスに入れない、ガチガチな荷物検査もセット。
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デリー編
インドの怖さを最終日にして思い知らされる
都市間移動!
空港からホテルまで車で15分、距離にして4.5km、Uberが想像の4倍したので歩くことに決定。
歩くこと10分....
車通りしか無い道に出てきたので慎重に歩いていたら突然止まった一台のタクシー、そこから降りてきたのは身長180センチの強面男性。
「200ルピーでホテルまで乗せるよ」という甘い言葉に連れられて乗ってしまった。めちゃくちゃ早いヒンドウ一語で捲し立てるように「君が行きたいホテルの道は時間によって規制がされているから私のボスのホテルに泊まりなさい」と言われ、一向にこちらの言うことを聞いてくれない。
このままでは連れて行かれる...と判断して降りることに。無事に降りられたものの、同時に降りてきて「お前たちは2人で800ルピー払え!」と要求され「最初の話と違うだろ!」と言い合いになりながらIOOルピーだけ投げるように渡して逃げた。
まとめ
文字に起こしていて感じたのは、「もう1度インドに行きたい」
何度も騙されそうになったし、シャワーは水しか出ないし、衛生環境は劣悪だけど、出会ったインド人みんな前を向いて生きていた。言い方は良くないかもしれないけど、日常に忙殺されて目が死んでいる人が多い日本人とは真逆だった。
意味が分からないくらいに自信家で、周囲との関係性を理由に自分の可能性・選択を狭くする人がいなかった。ある種、自己中心的にみんなが動いていて、それは無秩序なんだけど、みんなそうだから、流動的な秩序すら感じるみたいなめっちゃ面白い国。
そして、インドだけでなく色んな民族や文化に触れたいと心から感じた。同質性の高い日本からずっと出ずに生活するのも、1つの選択だし否定するつもりはない。だけど、アジアの極めて東に位置する島国で独自の文化も多い日本の特殊性を知る機会を作ることは悪いことじゃないと思った。
グルガオンに行ったとき、乗り継ぎのバンコクの町中を見たとき、日本が勝ち残っていく方法を本気で考えて行動に移さないとマジで終わると危機感を覚えた。世界経済は毎年3%前後は成長していて、日本を見れば人的資本は減少していくから生産性を上げないといけない。現状維持は衰退。
今後の環境選択に大きく影響しそうな経験だと確実に言える。
この経験が20歳最後に挑戦できて、インドに行って本当に良かった。
これからも色々な挑戦を重ねていこうと思います!
21歳のまっち―もよろしくお願いいたします。
Thanks!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
改めて、9/17-9/25にインドに行って起きたハプニングや感じたことを長々と書いてきました!
2本のnoteを通して、少しでも私たちの旅の内容が伝わっていたら嬉しいです。