おもしろFLASHについて振り返る

どうも抹茶です。

 みなさんご存知でしょうか?
Adobe FLASH Playerのサポートが2020年12月を最後に終了してしまいましたね。
思えば僕にとってインターネットに触れたきっかけだったのがおもしろFLASHでした。
2004年くらいだったかな?当時小学生だった僕にとっては画期的で、そして刺激的なコンテンツがFLASHでした。
友達の家で見たFLASHはドラえもんのパロディだったりアンパンマンのパロディだったりするものが大半を占めていたのを覚えています。

 2005年この辺りで空耳系のFLASHが流行ったのを覚えています。もしかしたらもう少し前から流行っていたのかもしれませんが。
これは歳の離れた従姉の姉ちゃんがケータイで見せてくれました。
「恋のマイアヒ」にはじまり、「もすかう」「原田ニラ」「B4U」その他たくさん。
「のまねこ問題」なんかもありましたね。あの時のネット住民が守ったモナーのAAは今じゃ全く見かけなりました。悲しいね。
そういえばこの辺りからだんだんとインターネットにのめりこみ始めた気がします。

​「とにかくFLASHゲームが面白かった」

 FLASHを使って作られたゲームがとにかく面白くて、子供ながら何時間も没頭していました。海外のゲームサイトなんかも巡ってましたね。特に面白かったのは「THING THING」というシリーズ。
どういったゲームだったかというと、自分の操作するキャラクターのヘアスタイルや、服装、所持してる武器を自分で選んでアバターを作り、敵と戦うシューティングゲームです。調べてみてね。
他に流行っていたと言えば「脱出ゲーム」でした。
「Crimson Room」を筆頭に様々な脱出ゲームがありふれていて、同級生と一緒に謎解きを考えながら頭を悩ませてました。結局いまだにクリアしてないんですけどね。

それでもって年頃の子供はだんだんとグロテスクなゲームが気になり始めてくる時期に差し掛かります。もちろん僕も例外なくその一人でした。
ゾンビを倒すゲームはもちろんのこと、人の顔面にパンチを食らわせるようなタイプのストレス発散ゲーム(青あざができたり、鼻血が飛び出たりするやつ)テロリストを倒すスナイパーのゲーム等々....。
そうしてるうちにだんだんと度胸が付いてきた気持ちになって、最終的にたどり着いたのが、

ホラーFLASHです。

当時トラウマになったホラーFLASH

 ホラーFLASHといえば皆さん大体「赤い部屋」なんかが思いつくと思います。ブラウザのポップアップ広告が開いて「あなたは/好きですか?」とテキストトゥスピーチの無機質な機械音声で不気味に流れるアレです。
僕はあんまりあのFLASHはトラウマになってないんですけれど、「完全版」と謳った「実際にポップアップが出現する」派生型がありまして。
終了すると画面にでかでかと映画「エクソシスト」の怖い画像が表示されるようなやつ。ああいったいわゆる「ビックリ系」のFLASHを初めて見たときは叫びました。「ウォーリーを探さないで」「ジングルベル逆再生」人に対してこんなに悪意あるものを作れるんだなと正直引きました。今となってはいい思い出ですけどね。

 個人的にはジメっとしたJホラー系が好きだったのでお気に入りだったのが「怪×談」というサイト。現在は閉鎖してしまい閲覧は不可。「着信トーク」というタイトルのFLASHがめちゃくちゃ怖かったのを覚えています。ニコニコ動画の方にアップロードしてるお方がいらっしゃるので是非調べてみてください。

個人的なFLASHの顛末

 2008年ごろ、大手動画サイトの台頭(YouTubeやニコニコ動画)などもあり、FLASHコンテンツからは遠ざかってしまいました(ニコ動もFLASHだっただろ!っていうツッコミは勘弁してね)
理由としてはそっちの方がより刺激的で、面白いコンテンツが増えていったからですね。単純明快。
かといって、全く見なくなった訳ではなくて、時々閲覧しては「あ~懐かしいなぁ」なんて、たかだか数年しか経っていないのに妙にノスタルジックな気持ちになってみたり、PSPでFLASHコンテンツが見れるのを知ってからPSPで閲覧してみたりも。

ただ、これは間違いなく言えるのはスマートフォンの普及と共にFLASHコンテンツから離れていきました。

 2011年スマートフォンがだんだんと普及しはじめた頃、僕は初めてiPhone4を手にします。そうするとふとした時に「これでもFLASHって見れるのかな」なんて思い始めるんですが、残念ながら標準ブラウザのsafariには非対応。

 当時はスマートフォン出始めで、インターネットサイトでは普通にFLASHを使用したコンテンツや広告なんかもあったんですけど、だんだんとスマートフォン用ページが作られていき、もはやスマートフォンありきのサイト構成になっていきます。

 そんな中でも「Puffin」というブラウザアプリなんかはFLASHに対応してましたが、当時のPuffinは本当に使い物にならなかった。

 スマートフォンのスペック的に仕方がないとは思ったんですけど、ろくに読み込まずアニメーションにラグがあったり見るに堪えない状態でした(現在ではそれなりに動くので大分改善されてますけどね!)
そうしているうちにスマートフォン用のアプリケーションに夢中になっていいき、FLASHのことなんて頭からなくなってしまいました。


そして今

 インターネットに入り込んでから早いもので15年、古参の方からすれば鼻で笑われるのも承知ですが、小学生が中学生になり、中学生が高校生になり、そして社会人になってもう7年目。
時の流れは本当に速いなと日々感じます。2020年12月、FLASH PLAYERのサポートが終了すると聞き、心のどこかにしまっていたあの頃の「思い出」が一気に頭を駆け巡りました。僕にとってのインターネットの原点ですからね。いてもたってもいられなくなり、あの頃見ていたサイトを1つずつ調べていきました。
「おもしろムービーズ」閉鎖「スーパームービーズ」は途中でアダルトサイトに変わり果ててショックを受けました。これも閉鎖「おもしろフラッシュ.JP」閉鎖「笑いシーク」閉鎖。どれもこれも全部閉鎖

サイト自体が残っていてもFLASHがデッドリンクだったりするものばかり。

そんな中、未だに生きていたのが「おもしろフラッシュ総合サイト」
感無量です。
デッドリンクもそれなりにあるものの、やまほどのFLASH作品が生きていました。そして、あの当時心を躍らせた作品を1つ、また1つ見ていくのです。
たかだか数分、それでもあのころの作品を見ている僕は確かに「当時の僕」へと戻っていました。

「たくさんの思い出をありがとう。そしてまたどこかで。」

Thanks all FLASH creator and FLASH product.





っていう記事を、2020年末に書き上げる予定でした。許し亭。

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