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#0 スペードのAをさがして

はじめましての方は、はじめまして。そうでない方は、おはこんばんにちは(普段挨拶から始めないので勝手がわからない)。私、抹茶ソルトは、アロマンティック・アセクシュアル(※1)を自認している大学生です。

※1 セクシュアル・マイノリティの一種。他者に対して恋愛感情を抱かず(アロマンティック)、性的欲求も抱かない(アセクシュアル)セクシュアリティ。アセクシュアルは、人口の約1%を占めると言われている。

就職活動に、卒業論文執筆……。今年は私にとって、今後の人生を左右する勝負の1年です。勝負ついでに、新しくnoteでやってみたいことを見つけました。やってみたいなぁ、だけで終わらせないために、今回のnoteでは私がどんなことをやりたいのか記していこうと思います。

私がやりたいこと、それは……
アセクシュアルやノンセクシュアル(ロマンティック・アセクシュアル)の人物が登場する小説、漫画、映画などの作品を紹介するnote記事を書くことです。

セクシュアル・マイノリティやLGBTQという単語が人口に膾炙しつつある昨今、同性愛者を描いた作品や、異性装を主題とした作品、トランスジェンダーの方々が登場する作品も多く見かけるようになりました。セクシュアル・マイノリティを取り上げる創作物が増えたことによって、自分の理想的なあり方を発見した方や、心の拠り所を見出した方も多いのではないでしょうか。

しかし、アセクシュアルやノンセクシュアル(ロマンティック・アセクシュアル)という概念が日本でも知られるようになったのは、ここ10年ほどの出来事だと思われます。

相手が異性であれ、同性であれ、恋愛するのが普通、愛の証として性行為に及ぶのが当然、という風潮が強い現代社会において、恋愛感情を持たない、あるいは性的欲求を他者に向けない人々の存在は透明なものとして扱われがちです。どの映画を見ても、どの漫画や小説を読んでも、その中に自分の姿を見つけられず、忸怩たる思いを抱えている方がいるかもしれません(私もそう思って落ち込んだ時期がありました)。

最近では、少しずつではありますが、アセクシュアルやノンセクシュアル(ロマンティック・アセクシュアル)を取り上げた作品が、日本でも生まれてきています。これらの作品を探し出し、私自身が読んで感想をまとめ、note記事にしたいと考えています。

マガジンの題名は、今回の表題である「スペードのAをさがして」。これは、アセクシュアル(特にアロマンティック・アセクシュアル)を示すマークとして、スペードマークが用いる人がいることから来ています。

note記事の構成として、現在考えているのは、一つの作品について、あらすじをまとめた前編と、私の個人的な感想をまとめた後編に分けて書いていく方式です。いきなりネタバレをしてしまうのはもったいないので、前編はあくまでアセクシュアルが登場する作品を探している方への情報提供のつもりで書いていこうと思っています。

また、紹介の対象とするのは、主役脇役問わず、アセクシュアルやノンセクシュアル(ロマンティック・アセクシュアル)の人物が登場する作品、アセクシュアルなどについて言及がある作品にする予定です。

現在、Twitterなどで情報収集をして、いくつかの作品には目星をつけ、さっそく記事作成に取り掛かっています。
アセクシュアルやノンセクシュアルが取り上げられている作品をご存知の方がいましたら、ぜひコメント等で教えていただけると幸いです!

私がこの記事を書く動機の大部分は、自分のためです。アセクシュアルが描かれている作品を見つけることで、私はこのままでもいいのだと安心したいのです。自分がアセクシュアルかもしれないと悩んでいる人の助けになれたら、と思う部分も多少はあります。ただ、誰かのために…!だけでは続けられない気がするので、ひとまずは、私のために書いていこうと思います。その結果、誰かの心が少しでも楽になったら、それはとても嬉しいことです。

長くなってしまいましたが、以上が私の所信表明です。無理のない範囲で、やるべきことをやりながら、やりたいことをやっていきます!

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