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少しずつ確実に学びとる: 1%読書術 1日15分の知識貯金

「何冊読んでも全く成長している気がしない、、」

本を読んだあと

「なにも得られた気がしない、、」
「で、どうすればいいんだっけ?」

あなたもこのように感じている、もしくは感じた経験があるのではないでしょうか?

最近までまさに自分が感じていたことです。

もしあなたもこのように感じているのであれば、こちらの本をぜひ読んでみてください。

年間700冊の本を読む読書家で、読書により人生を変えたという文学系インフルエンサーのマグさんの書籍です。

読書を最大限学びにつなげるためのノウハウが詰まっている内容となっています。

■1%の時間で1%だけ学びとる

この本では1%の意味を2つの意味で定義しています。

◎1日のうち15分だけ

1つ目は、
"1日の1%だけ読書に当てて毎日積み上げる"という考え方

1日は24時間=1440分で、1440分の1%=約15分

1日の中の15分だけを読書に当てることで、毎日ちょっとずつでも成長していくということです。

◎本から1%だけ学びとる

2つ目は、
"1冊の本から1%だけ学びとる"という考え方

私はこの1%だけ確実に学びとる、という考え方がシンプルで好きです。

1%だけと決めるから、その1%に力を注ぐことができて、確実に血肉にすることができるのです。

いくら本を読んでも、全く学びを得られない人の多くは、1冊の本からあれこれといろいろなことを学ぼうとして結局なにも得られないというパターンだと思います。

1冊の本に書かれている文字数はビジネス書でだいたい10万文字程度 だそう。

膨大な情報が載っている本から簡単にすべてを学ぼうとするのは不可能に近いです。

■確実に学び取るための具体的なアクション

この本では下記の手順を基本的な読書方法として紹介しています。

  1. 目的を定義する:なぜこの本を読むのかを設定する

  2. 目次を開き予測する:設定した目的を満たすために全体像を把握する

  3. 気になるページをスキミング(飛ばし読み)する:目的を満たせそうなページを飛ばし読みする

  4. 目的の箇所を読み込む:目に留まった場所をじっくり読む

  5. 言葉を置き換える:「要するに、〇〇ってことだ」と説明できるようにする

  6. 想起し、考えながら休憩する:思い出しながら休憩して記憶に定着させる


ここからは本の中で自分が良いと感じた部分を3つだけ説明していきます。

◎なんのために読むのかを決める

読書することは心地よいので、ついつい「面白そう」というだけで、なんとなく本を読み始めてしまいます。

しかし、その本を手に取ったのは「なにか課題意識」や「得たいなにか」があるはずです。

目的を定めると自分にとって重要な情報とそうでない情報を判断できるので、重要なところにだけ学びを得ようと力を注ぐことができます。

紙の書籍であればボールペンで、Kindle であればメモ機能で最初のページに「なぜこの本を読むのか」を書きこむのがおすすめです。

◎最初から順に読まない

この本ではこのような順番で本を読むことをおすすめしています。

①はじめに → ②おわりに → ③目次 → ④本文を好きなように読む

マグ. 1%読書術 1日15分の知識貯金 (p.96). 株式会社KADOKAWA. Kindle 版.

皆さんも本を読んでいて、最初の方の章はやや退屈に感じて
「早く結論を教えてくれよ!」と思うことはいないでしょうか

その場合は、飛ばしてしまって結論が書いてありそうなところから読んでしまって良いということです。

目的を定義してその目的を達成してくれそうな、最も興味が惹かれたところから読む。
そして、そこを読んで気になったところをしっかり時間を書けて読んだり、次に気になったところを順に読んでいくというスタイルです。

私も最近このスタイルで本を読んでいます。
このやり方の良いところは、興味を惹かれたところから読み進めることができるので、単純に本を読むことが楽しくなることです。

そして自分が求めていた内容が「すっ」と入ってくるような感覚があります。

◎自分の言葉に置き換える

最近では アウトプット大全 をはじめ、自分の言葉に再構築しアウトプットすることの重要性を説いている本が多くあります。

1%読書術 でも自分の言葉に置き換えることを推奨しています。

本に書いてあることは基本的に抽象的な内容が多いです。

自分の言葉に置き換えて、文章にしたり、人に話したりすることではじめて自分事化されて記憶に残ります。

そして、具体的な生活シーンや行動に生かされていくのです。

この note の記事もまさに自分の言葉に置き換える行為です。

いいなと思った本は積極的に note など自分の言葉に置き換えてみるのはいかがでしょうか?

■さいごに

この note だけでは紹介しきれていない、集中力を上げて読書するなどの細かい読書に対するノウハウが多く載っています。

気になった方はぜひ本書を手に取ってみてください。

読書術に関してこちらの note もよかったら読んでください。

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