ジムキャリーとミッキーマウス、あとP!ATDとBeastie Boysのチャンポン
押忍。
新しいシングル W.W.W./LIVING NOWとそのMVを発表したので、曲解説やっちゃいますわな。
毎度の事ながら、僕が作る曲にメッセージなんてものは全然ありませんので、強いて言えばこんな事考えながら作ったかなーくらいのテンションで書いておりますので悪しからず。
あ、でも意味とかパッションはぎちぎちに詰め込んだよ。
今回ちょっと長めやから、寝る前とか電車とかで読んでね。
それでは、、、
W.W.W.
まーーーーーーーーーーじで最高!!!!!!!!!
なにこの映像。こんなん1っっっっっっっっっっっっ番好き!!!!
撮影、監督は毎度お馴染み大好き天才ヤマネェ
もうマジで信頼しきっているので、
「次のMV、最初UFOがまず出てきて、地球に来た宇宙人とメンバーが戦って、そんで最終的に俺ら力合わせて勝ちたいんすよねぇ〜」
とだけ伝えてあとは全てお任せしました。
で、
こう。
あと、
こう。
技術的な事は全くわかりませんが、素人目に見てもこれはマジでエグい。
こんなMV見たことない。
もはや自分の作った曲やのに、この映像に携われたことが誇らしいもんね。
完成したMVをブースでメンバーとエンジニアのきょーちゃんと一緒に見て大爆笑して拍手したのは良い思い出。
今回もネキ本当にありがとうございました。
ではここからは曲の解説を、、、
皆さんはMASKって映画見たことありますか?
僕ジムキャリーが大好きでして、マスクはライアーライアーに次いで好きな映画でちいちゃい時から何回も見てるんですけど、
このスタンリーとティナがクラブで踊るシーンがずっと好きで、これだけを見るためにYouTube開いたりするくらいでした。
遡ること1年程前、前作Chemical Love が完成して次はどんな曲を作ろうかなと考えていた時、丁度MASKのこの曲を聴きたい波がまた来まして、聴いていると、
「これだっっ!!!!!!」
となり、曲冒頭のドラムのパートがまず頭の中で完成しました。
そして同じ時期くらいにたまたまディズニーランドへ行く機会があったわけなんですが、運良くとあるショーの抽選が当たり、そこでW.W.W.の製作に着手する大きな出会いがありました。
それがこちら、、、
BBBことBig Band Beatです。
もうめちゃくちゃ感動しまして私、
「こんなカッケーこと、俺たちもやるっきゃねえ」
と思い立ち、Sing Sing Sing をサンプリングしたあのブレイクダウンが誕生しました。
そこからは割とすんなり形になっていったかな。
曲全体のイメージとしてはケミカルの派生みたいなニュアンスで作っていき、ケミカルで使わなかったもう少し怪しげな、ゴスっぽさのあるハロウィンソングみたいロックを目指して作っていたと思います。
あとライブ定番曲のNANANAみたいな簡単で盛り上がる曲が欲しいとバンド内で声が上がっていたので、その二つの中間みたいなところを目指して作りました。
制作中に参考にしたのは、
主にこれですね。
P!ATD大好き。また活動してほしいねぇ。
あとブレイクダウンのギターリフで影響受けたのはSuperloveとかです。
今1番ライブ見たいバンドかも。
早く来日して欲しいね。
ただ、それだけではDISTRESSの曲として不十分だと思いまして、2Aにはラップパートをねじ込んだ訳なんですが、あれは完全に、
ですねー。
ギターとかちょっと寄せすぎた気もしたんですが、メンバー誰にも言われなかったんでオッケーてことで。
サビはNANANAみたいな勢いが欲しかったので、メインと合いの手が交互にきてライブで楽しめる曲になるように考えました。
まぁ、もちろん、
聞いて研究したわよねぇ〜。本当に好き。愛してる。
ちなみにシンプルに自慢なんですけど、去年zebraheadと一緒のステージ立ちました。
てか一緒に歌いました。
😏
あとはこれまでやってなかったキーボードソロを入れてみたり、ライブバージョンではハーモニカソロがあったりと、何でもありのおもちゃ箱みたいな今のDISTRESSを象徴する一曲になったのでめちゃくちゃ満足です。
もう何もなかったかな、参考にしたやつ。。。。
あー。。。。まあ、強いて言えば。。。。。
これ?とか、、、、?
どことは言わんけど。。。。
W.W.W.の歌詞
W.W.W.の作詞背景には大きく2つのお話があります。
ざっくり言えば、働きすぎな現代社会人を揶揄する内容になっているんですけど、モデルとなった特定の人物がいるわけでは全然なくて、半分空想、半分現実みたいな歌詞になりました。
1つ目は、これを製作している時、タイミングで言えば同級生が社会人になって1年が過ぎたあたりで、大学時代毎週、毎日のように顔を合わせていた数少ない友達がみんな遠くへ行ってしまい全然会えなくなった寂しさをひしひしと感じていた頃でした。
それで、
「みんな頑張りすぎんと、たまには帰っておいでやぁ」
みたいなテンションになり作詞に至ったところがあります。
2つ目は割と自分自身の内面的な話で、、、
二十数年生きてきて、自分は割と何でもそれなりに(それっぽく)出来る人間であることを自負しています。
恐らく大学の時にバンドを続けない決断をしていれば友達と同じように今働いていたと思います。
決して今の選択を間違っているとは1ミリも思ってないし、バンドの将来が楽しみで仕方ないのですが、如何せん物事を考えすぎてしまう性分でして、ふと音楽をやっていない世界線の自分を想像しては現状と比較して答えの出ない議題に頭を抱えてしまう時が度々あります。
(どっちの方が良い・悪いって話じゃなくてね)
ただもうそんな考えても仕方のないことに時間を費やしていてもしゃーないので、そんなもしもの自分像を真っ向から否定し、現在の自分の背中を力強く押してくれる全力自己肯定ソングを書いてやろうと思い、作詞に取り掛かりました。
ちなみにW.W.W.とはWork Work Work の頭文字を取ったもので、社会に出て仕事三昧で趣味の音楽にも手が付けられない世界線の自分を皮肉ったタイトルになっております。
MVの宇宙人がスーツを着ているのもここからだね。
で、MVでは物語の終盤、
今の世界線のバンドをしている僕とメンバーが力を合わせて、もしもの世界線の自分の化身である宇宙人を倒すという裏設定が一応あります。
すげーだろ、ちゃんと考えてんだゼ☆
ああ、ちなみに読み方について明言してなかったと思うんですが、
正式名称は、
「トリプルダブリュー」
です。
我々はサンダブって呼んでます。
お好きなようなお呼びくださいませ。
LIVING NOW
2年前に発表したepに収録されている同タイトル曲の2023ver.
製作当時、参考にした楽曲についてはここに書いてあるので割愛します。
サビのメロディーが大きく変更されたバージョンになっているんですが、これはライブで元のバージョンを演奏していく中でサビのメロがシンセと被ってるのが勿体無いという声が上がり、スタジオで作り直したという経緯があります。
ちなみに曲冒頭でメロディーを口ずさんでいる部分は、そのスタジオで新しいメロを思いついた直後、家に帰るまでに忘れないようにiPhoneのボイスメモに録音していたファイルをそのまま貼っつけたものになっています。
いつかやってみたかったこのポップパンクバンドがやりがちな直撮りの音から急に音源に繋がるやつができたので結構満足しています。
あとこのアレンジバージョンで気に入ってるのはもっちーのバカ上手いハイハットの刻みですね。
あれクオンタイズ(録音した後に手動で音の波形を前後させる処理、みたいな感じ)とか一切してなくて撮ったままの音なんすよ。
怖いよね。上手すぎて。。。
あのタイミングで32とオープン入れれる普通?
ドラマーの皆さん、いい練習になると思いますんで是非。
あんま普段言わんすけど、彼が加入してから少々無茶な曲作って提出してもそれを超えてくる無茶なアレンジで返ってくるので、それを楽しみにデモ音源でドラム打ち込み無双してる部分も確かにあります。
ごめんねもっちー。次も楽しみにしてるよ❤️
あとはラスサビ前のドラムとボーカルだけになった直後に出てくるチャカチャカ系のギターね。
僕はあれを達郎パートって呼んでるんですが、あれがあるおかげで曲の印象がぐっと明るいものになり、突然のラブストーリーを感じることが出来るようになります。
DISTRESSのギターRecではメインの歪みをESPのE-ⅡとDiezelのHERBERT MK3というゴリッゴリの脳筋メタラーセットで作っているんですが、達郎パートに関しては流石にFender ストラトキャスターに持ち替えて撮りました。
(ちなみに只今制作中の次回作ではこのセットで演歌を撮っています。)
(お楽しみに。)
歌詞に関してはそんな思い入れとかはないんですが、サビで
メリーゴーランドみたいに良いことは巡ってくる
それをいかに発見出来るか、どう感じとれるか次第だ
みたいなこと言ってるんですけど、
スタジオでパパッと語感いい感じで考えたわりには結構良いこと言えてんなーて気に入っております。
タイミングよく出来上がっただけでカップリングとして出したこの曲ですが、実際考えてみると図らずもW.W.W.で主張したかった事の補足みたいなニュアンスで繋がったのでラッキーって感じです。
(ブレイク前のスクリームのディレイにコズミックも感じれるしネ)
てな感じでございます。
長々と語ってしまいましたが、今作はそれだけ想いを詰め込んだって事です。
最後まで読んでくれてありがとねー。
次は演歌が完成したら書こうかしら。
終わりかたが分からなくなったので、あたくしが今年1番聞いた曲トップ3を下においておきます。