とあるコンビニでの気付き

仕事の帰りにセブンイレブンに寄った。

入口の横で、ペコペコお辞儀をしながら電話をしている、
スーツ姿の女性が一人。

何の気なしに入店し、商品をカゴに入れ、レジへ並ぶ。

すると、前には先ほどの女性。

次の瞬間、その女性はカゴをレジの台へ、

ガンッッッ！

と、放り投げる。

店員さんが喋り出す前に、

「袋頂戴」

と、無愛想に言葉を投げかける。

そして女性は、バーコード決済で素早く会計を済ませて、
僕の目の前を通り過ぎる。その際に見えた「あるモノ」。

それは胸元に光るピンバッジ。
某外国車メーカーの形をしたものだった。

僕も会計を済ませ店を出ると、
ピンバッジと同じエンブレムの車に乗る、
さっきの女性が駐車場を出ようとしていた。

凄まじいアクセル音と、凄まじい勢いで。

一時停止もないまま、僕の目の前を通り過ぎていった。

どこで誰が見ているのか分からない。
どこで働いているのか、何をしているのか、
今回はたまたま自動車メーカーの人で、
若干なりともその自動車メーカーのイメージは悪くなった。
その女性の何気ない行動一つで。

僕も会社勤めだが、周りから見れば僕が何をしている人かは分からない。
でも、「僕」という人間がどういう人かは、僕の行動、言動、所作でイメージされる。

日頃から気を付けなきゃな、と思った瞬間でした。

MATAZO