だって私の子ですもの。
こんにちは。
『またよみ協会』 なばたです。
明日は十五夜ですね。
十五夜といえば『またよみ協会』代表 さなえさんの有名なエピソードがあります。
私はこの話を聞いた時のことをとてもよく覚えています。
「あ、そうか。そうだった。そうだよね!」と目から鱗状態。
大笑いしながら肩の力が抜けていくような気持ちになりました。
十五夜をはじめ、今まで人生で何度も経験してきたことなのに、
×子育て(かける子育て)になった瞬間に
完璧を求めたり、周りと足並み揃えたり、「〇〇でなければ!」
と今までの自分をほっぽり投げてまるで違うもののように見えていることがよくあります。
「学び」や「経験」という視点でつい選択してしまうこともある。
私は自分に自信がないので、特にこの傾向がありました。
私の判断はあてにならない、私の考える子育てなんてたかが知れている。
だから答えを常に外に求めていました。
なので自分らしさ(我が家らしさ)0パーセントにしてきたつもりだったんですが。
最近とてもよく感じるのは
「よくも悪くもやっぱり私の子だな。」
3歳ともなるとゾッとするほど感じます 笑
そして周りからもよく言われます。
「やっぱり貴方の子(夫の子)だね。」
ガーーーーーーン。。。。 笑
残念。子育てってそんなもんです。
子どもの方が何枚も上手。
どんなに繕っても、必死にひた隠しても子どもはよく見て気づいている。
親を信頼してくれている証でもあり、親のことが大好きだからこそなんでしょうね。
その上で、大切なのはそこから先。
我が子は似ているように見えて、よくよく見ていると、全くの別人格。
親の好きな景色を同じように喜んで見ていても、
感覚や見ているポイントは違うことがよくあります。
それを親の思い込みで軽視したり、見逃さないよう見守っていられたら
きっと親の生き写しのような人生にならないのではと思います。
トップの写真は木の遊具で遊んでいる娘。
私を見ていたからおっかなびっくり慎重に渡っています。
でもね、私と違って彼女は苦手と思ってはいないんです。
入り口は親の影響かもしれないけれど、
どんなものもその子色に染められる力を持っています。
貴方はそのままで素敵な親になれるということ。
そして子どもは大人が思うよりちゃんと自分で生きています。
これから出産・子育てする皆さんには
そんな気持ちを持ってスタートしてもらえたら嬉しいです。
さて、いろんなことを言っておきながら、
娘が生まれてからなーんにもしてこなかった十五夜。
お月さまとたまにいく夜お散歩が大好きな娘なので、
明日はお月見がてら夜散歩でもしようかと考え中です。
料理は好きでもお団子は作りません。きっと。
寝る前に私が選ぶ1冊はこの絵本を。
『つきのぼうや』
イブ・スパング・オルセン 作・絵
やまのうち きよこ 訳
福音館書店
読む時々でいろんな感じ方をする絵本。
子どもの純粋さ、柔軟性や強さと
ふたりのお母さんが口にする言葉がなんとも対照的で
でもちょっとドキッとしたりもして
読むたびに少し背筋がピッとなります。
2021.9.20
またよみ協会 名畑 奈津江