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産後パンをトーストしたかった話、ではないです。

こんにちは。
『またよみ協会』の「なばた」です。

前回出産時のお話を書きましたが、今回は産後の産院生活を書きたいと思います。
産後身体の回復や、初めての育児、ホルモンバランスの乱高下など、
みんながこぞって大変だったと口を揃えていう入院生活。
コロナ禍で出産された方は、どんなに心細く奮闘された日々かと思います。

私はナースステーションから1番近い病室でも(心配性ゆえあてがわれたと思われます)、毎日夫が面会時間めいっぱいに来れる状況でも、
とにかく不安で、心細くって、絶対にミスしちゃいけない!と常に思っていました。

『授乳間隔2時間30分ね。』という助産師さんから指示。
逆算して、
→前回から2時間10分経ったら搾乳して(娘は直飲みできなかったので)
→2時間25分のタイミングで娘を起こして、
→授乳が終わったら寝かせて、
→娘が寝ている間に搾乳機を洗って消毒して、
→私も休む。

私が作ったスケジュール。
そもそも間隔2時間30分て、授乳始まった時間から?
それとも授乳が終わった時間から2時間30分?

そんな一挙手一投足に迷いが出てくる。
助産師さんに質問したら、「へ?」って顔されて
「んー。その時々で。やればわかるよ。」と返ってきました。
反対に「ちゃんと頻繁に授乳しないと母乳がでないよ。」とも言われました。

結局どっちなんだい⁉︎
今だからそんな反応とれますが、
こんなに不安なのに誰も教えてくれない。
でもこれ以上いちいち確認したらダメな母親って思われちゃう。
母親になったんだからちゃんとしなきゃ!

と、決意をして挑んでいましたが、
さっきの授乳スケジュール、一度も計画通りに進みませんでした。
15分じゃ搾乳できないほど全然母乳は全然出ないし、
無理やり起こしたからなのか、飲み足りないのか娘は泣き叫んで寝ないし、
そんなことしている間に次の授乳時間まで1時間を切っている!
消毒につけ置き1時間必要なのに!!
娘に何かあったらどうしよう!!
毎回そんな感じ。

で冒頭の写真です。
入院した時の朝食。(なかなかすごいメニューですよね 笑)
私は、パンをトーストに行くことすらできませんでした。
私の部屋の真横にある談話室にあるトースターで焼く数分、
なんなら隣だからトースター入れて戻ってくるなら数十秒、

そんな時間すら娘から目を離すのが怖かったし、
母親として何ひとつちゃんとできていないのにパンをトーストするなんて、
看護師さんたちにそんな姿見たら「母乳も出てないのに」って思われそうで、
(そんなこと絶対思わないと今ならわかるんですが)できませんでした。
たかがパンをトーストするだけなのに。

で、この話『またよみ』に関係あるの?って思いますよね。

すっっっっっっっっっっっごく、あるんです!!!!


あの時の私が『またよみ』を知っていたら、
もっと自分で決められていたはずだし、
周りの反応に一喜一憂しなかったはずだし、
娘を見張るような「見る」でなくて、
ちゃんと娘を見て感じようとしたと思うんです。

『またよみ』を知ったら、
親が我が子を見て、自分でちゃんと決めたくなるんです。
(もちろん、正しい情報はあった上で)

あの時どうしたらいいんだろう、、、と
娘を眺めていた時間に、
一冊でもマタニティ期から読んでいた絵本があって、
読みきかせをして娘の顔を見れていたら
全ての自信がなくなる程の状況にはならなかったはずです。
思ったほどできなかったとしても、ちゃんとできてることもある。
それも一番大切な愛情を伝えることができている、と思たはず。
『またよみ』にはそんな力があります。

『またよみ』は、絵本の選び方も、読みきかせの方法も学べます。
そして我が子に愛情を届けることや子育てについても学べます。
両方あって『またよみ』です。

『またよみ』について、協会代表のさなえさんが基本の「き」について書いた記事があります。ぜひそれを読んでみてください。

これから出産される皆さんの産院のご飯、
至れり尽くせりでパンはトーストされてるかもしれませんが
(いーなー!羨ましい!!!)
ママが最初のスタートをきる怒涛の産院生活も
『またよみ』がサポートできたらいいなと思っています。


2021.6.15
またよみ協会 
名畑 奈津江



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